~集会浴場(本日、定休日)....
ゴッゴッゴッゴッゴッゴッ・・
(誰もいない集会浴場の中、ユアミシリーズを纏ったUBUがただ一人、クエスト受付カウンターの上であぐらをかき、あやしげな色のドリンクジョッキを一気飲みしている)
UBU「ぶはぁ~~~~」(口元はジュースでぺちょぺちょ)
六本木「ウマイカ?」(カウンター後ろの巨大なアイルーダルマの上に乗ってる)
UBU「なかなかの味よ。ちょっとぬるいけど」うきゃきゃきゃきゃ
六本木「ヒョウケツミートボールデモ、イレタラドウダ?」
UBU「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!なかなか「ウケる」こと言うじゃない!!はぁ~あ・・・一度でいいから、ドリンク屋さんの飲み物を「勝手に」調合してみたかったのよね」ゴッゴッゴッゴッゴッ(再びあやしげな色のジュースを浴びるように喰らう)
びちょり(こぼれたジュースがカウンター内の紙切れにかかる)
UBU「あっ、やべぇ」
六本木「ソコ、ササユノセキ。ムツカシイショルイ、オマエノセイデ、ビショビショ。オマエノセイデ、ササユ、マネージャーカラオコラレル。ゼンブ、オマエノセイデ」
UBU「そんなに言わないでよ・・・あ、大丈夫♪ただのパンフレットだよ、これ」ひらり
六本木「ナンノ?ヨメ」
UBU「え~とねぇ~・・・あら。ギルガ(ギルドガール)募集のパンフよ、これ。バルバレ、タンジア、そいからメゼポルタのギルドガール、人手不足の為、急募!ですって」
六本木「ササユ、トバサレル。ゼンブ、オマエノセイデ」
UBU「なんでよ大丈夫。ここも「一応」ロックラック支部の集会場だからね。お仲間ってことで、単に通知が来ただけよ」ぽいっ(人様の仕事場の大事なパンフを投げ捨てる)
タッタッタッタッタッタッ・・
(集会浴場の裏口(今朝、カーブーが蹴り破ったまま)より足音が聞こえる)
UBU「ほえ・・アホのロージーが忘れ物でも取りに帰ってきたのかな」アホだから・・
六本木「ストア。カクレロ」バサバサバサバサ(ストアの方へ飛んでいく)
UBU「ひょっひょっひょっひょ。あんたも「ワル」ねぇ~。飼い主に似て奸智に長けている」コソコソコソ(ストアの中に隠れる)
六本木「クセェ~。キタネェ~」(ストアの畳の上はお菓子の食べかすやら広げられた雑誌がそこら中に散乱しており、チラホラとにが虫などが彷徨い歩いている)
UBU「ヨッコの野郎・・ほんとにだらしないわねちょっと引くわ」よいしょよいしょ(なんだかんだで片付けてやってる)
タッタッタッタッタッタッタッ
(足音が近づいてくる)
六本木「クルゾ」こそ(小タル(売り物)の中に隠れる)
UBU「了解」ごそっ(大タル(売り物)の中に隠れる)
タッタッタッタッタッタッタッ
(裏口より「イン」してくるロックラック装備のナイスミドルハンター)
ポール「なんでドアが壊れているんだ・・・」う~む(真面目に考察してる)
AWAWAWAWAWAWAWAWA~♪
(と、ストア内の小樽と大樽が揺れ動く)
ポール「・・・・・・・・」(呆れ顔でそれを見つめている)
UBU「アワワワワ~!!我はネイティブの大タル魔神!!セクメーアの魔界よりお前らの邪念をタルの中に封印しに来たのだぞよぉ~!!」カタカタカタカタ(すんごい揺れてる大タル)
六本木「アワワワワワ~!!ワレハ、ソノコブン!!」カタカタカタカタ(同じく揺れる小タル)
ポール「何をしてるんだ?UBU、六本木」ぱかん(両手で大タルと小タルの蓋を開ける)
UBU「ありゃ・・。なんだ・・バレてたのか・・」しょんげり(小タルの中のインコもがっくししてる)
ポール「退屈しのぎにちょうどいい情報を手に入れてきた」フフン
UBU「ほえ・・なになに!?」(タルの中から興味津々に聞く)
ポール「カーブー君の依頼したクエストを追っている途中にな。興味深い話しを聞けた」よっ(ストアのカウンターに座る)
UBU「カーブーのクエスト・・?」ほえ・・
ポール「まったく・・。クエのターゲットである泥棒猫の情報をな、山賊に聞いてきたんだよ。そしたらどうもその獣人は、山賊のねぐらからも盗みを働いていたらしい」
UBU「何を盜んだの?」
ポール「新品のハンターシリーズ一式・・・。見覚えがないか?」
UBU「・・・・・・バベンコ・・・・・じゃあ、彼はその泥棒猫から防具を買ったとか?」
ポール「可能性はあるな」がさりごそり(ストアの売り物を勝手に吟味している)
UBU「ねぇ、その悪い猫ちゃんの特徴は?」
ポール「灰トラ。目撃者のゴンザレス狩猟団によれば、品がない後ろ姿をしていたそうだ」(双眼鏡を手にとって覗いている)
UBU「品のない灰トラ・・・・・」
ポール「そらからもうひとつ。こっちの情報はもっとすごいぞ」
UBU「なになに!?」
ポール「山賊の目撃談。渓流非狩猟区内で・・炎妃龍を見たそうだ」
UBU「・・・・・・・・・・・・」(死んだような顔をしている)
ポール「??(ん・・おかしいな。予想ではもっとオーバーリアクションでくると思ったが・・・どういう感情だ・・?まさかその炎妃龍もまた、クルセイダーズの仲間だなんて言うんじゃないだろうな・・)」
UBU「灰トラ猫に炎妃龍・・・・凍土の刺客・・・・・バベンコ・・・・」ブツブツブツブツ
ポール「??」
バッ(勢い良く大タルから飛び出るUBU)
UBU「六本木!!家に帰ってビーに指令!!非常警戒レベル2!!発令解除まで何ぴとたりとも村の出入りを禁じる!!」バサバサバサバサ!!(命を受け、颯爽と飛び立つインコ)
ポール「おいおい、何がどうなって・・」
ガイン
(受付カウンターの中に隠してあった煌黒大剣を背負うUBU )
UBU「ごめん、ポールさん!少しの間だけ、村のことを頼む!!」
ダッダッダッダッダッダッダッダッ・・
(裏口より集会浴場を後にするUBU)
ポール「う~~~~~~~ん」(訝しげな顔して両腕を組んでいる)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~同時刻、バベル中学....
~三年B組(通称「デスクラス」)....
ジュニャーナ「皆さぁ~ん、おはようございまぁ~す」(でっかい教卓の後ろに立つ風牙竜。その外見とは裏腹に、実に澄み切ったよく通る優しい声である)
おはようございまぁ~す♪
(元気よく挨拶をする様々な種族からなる生徒達。個々により机のサイズ感が異なるのもバベル中学の醍醐味のひとつである)
ガイウス「・・・・・・・・・」
ヴラドレン「♪♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・
(最後尾の人間用の椅子に、ぴったりと並んで座っているガイウスとヴラドレン。目の前には相変わらず巨体の体育会系な白兎獣が座っており、全然前が見えない)
コーネリアス「ふふ」(それを横目に見て微笑む)
夜叉亥「朝礼が始まるぞ」(コーネリアスを膝に乗せて着席している)
ジュニャーナ「それではぁ~、朝の会をはじめまぁ~す」
ヴラドレン「そんなのあるんだ・・。すげぇ~♪」(目をキラキラさせる横で、実に迷惑そうな顔をしているおじさん)
ジュニャーナ「今日はぁ~、最近、渓流地区に出没している悪い猫さんに関するお話をしまぁ~す」ざわざわざわ
トンコ「カーブーの家(借家)にも入ったっていう奴ニャ?」(隣のザンコに話しかける)
ザンコ「ですわ。灰トラの賊猫ですわね。同族としてはつかしい限りですわ」フン
ジュニャーナ「今朝~、C組の生徒が登校途中に~、その悪い猫さんに襲われ、お弁当箱を盗まれてしまいましたぁ~」え~~~~~(教室にどよめきが走る)
ヴラドレン「まったく世の中にはとんでもないクソ猫もいるもんすね」ぷんすか
夜叉亥「つまらない賊の輩だろう」
リカ「アイルーのキメコちゃんが襲われたみたい。ほら、手芸部の」こそこそ(トンコの後ろから情報をリークする)
トンコ「同族を襲うなんて、ますます許せない奴ニャ・・!」グッ(机の下でベリオSネコ包丁を強く握りしめる)
ジュニャーナ「幸いにも~、その生徒に怪我はなく~、今もお隣のクラスで~、みんなと一緒に朝礼を受けていま~す。ですがぁ~、今日の下校時もいつ襲われるか分かりませ~ん。そこで皆さんにお願いがありま~す。今日はぁ~、なるべく二人一組で帰るようにしましょう~」はぁ~~い
ウルコフ「先生~、質問でぇ~す」
ジュニャーナ「はい、ウルコフ君」
ウルコフ「自分みたいに、他のフィールドから通ってる生徒は、一人で遠距離を帰宅するパターンが多いと思うのですが、そういう場合はどう対処すればいいですかぁ~?」
ジュニャーナ「他のクラスの同郷者と共に帰宅するのはどうですか~?」
ブナハブラの真島「そうだよ!A組の氷砕竜ボル香ちゃんがいるじゃんか!これを機に告ったらいいんじゃん!?」ざわざわざわ(目を輝かせる女生徒達)
オオナナホシの七瀬「嘘!?ウルコフって、氷砕竜ボル香ちゃんのこと好きだったのぉ~!?」きゃああああああ♪(どよめく女生徒達)
ウルコフ「違うよぉ~そんなんじゃないよぉ~」こ~くれぇ~♪こ~くれぇ~♪(場内「告れチャント」が飛び交う)
ヴラドレン「みんな!静かに!!」ガタン(真剣な面持ちで席を立つ。隣で腕を組みながらそれを見上げるガイウス)
真島「はぁ?」
ヴラドレン「冷やかしてる場合じゃないぞ!帰路を失えば、帰る場所をも失うということだ!!渓流に住んでいる者は学園から近いからいいが、遠くのフィールドから来ているものにとっては死活問題!!ウルコフ君と言ったね!?」
ウルコフ「は、はい・・」
ヴラドレン「ここから凍土へ行くなら、後で俺が最短距離で行ける地図を書いてやろう!その道はギルドのハンターや行商人も知らない裏道なんだ!そこなら盗賊の猫とて知らないはず!安心しろ!」ガシッ(無理やり白兎獣と肩を組む)
ウルコフ「は、はぁ・・・」
真里ノス「誰、あの人間」(ふんぞり返って座っている狗竜系女子。今日は目の周りにパンキッシュなアイシャドウを塗っている)
サカナスキー「村のハンターみたいだよ。今日一日、見学するんだって」(ジュニア用ガノスZシリーズ(全身に鱗模様の暗緑色のウェットスーツを、頭部はスポック船長みたいなヘアスタイルをした緑銀マスク(白目タイプ))を着用した華奢な男子生徒)
トーマス「ガイウスさんのアシスタントかな」ブクブクブク(サカナスキーの机の上に置いてある水槽の中から呟くアジソン系男子)
ジュニャーナ「はいはぁ~い。皆さん、落ち着いてぇ~」ぱんぱん(両翼を叩いて注目させる)
ざわざわざわざわ・・
ジュニャーナ「もしも~、帰路に不安な子がいたら~、遠慮なく先生に相談してくださ~い。その時は~、先生が一緒に帰ってあげますよぉ~」え~~いいなぁ~~~(と生徒達の声)
ウルコフ「自分もそうしてもらおうかな・・」
ヴラドレン「大丈夫。君は立派な凍土の白兎獣じゃないか。自信を持て。相手はたかがこそ泥の獣人だ。いざとなったら君ら特有の「必殺☆雪ボール」で、相手の顔面を叩き割ってやれ!」バァ~~~ン(背中を叩く)
ウルコフ「・・・・・・オッス!!」
夜叉亥「・・・・・・(熱いな・・。だが嫌いではない・・)」ブホッ
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
(珍妙な銅鑼の音が響き渡る天廊並に巨大な回廊を並んで歩くササユとカーブー)
ササユ「懐かしいわねぇ。銅鑼の余韻もあの頃のまま・・」クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
カーブー「昼休みになったら先生達に会っていくか?アオアシラ×2の先生(熊田と権堂)も、きっとササユと会ったら喜ぶぞ」
ササユ「ええ、是非♪」
カツカツカツカツカツ・・
(燦燦(さんさん)と降り注ぐ太陽光を受けながら歩いて行く二人)
ササユ「こうしてこの大きな廊下を歩いていると・・なんだか学生時代に帰ったみたい」
カーブー「そうだな」
ササユ「変わってるとしたら、川村君が素顔じゃないってことくらいかしら♪」
カーブー「フフ・・・そうだな・・」
ぴた(立ち止まり、回廊から見える高原エリアを眺めだすササユ)
カーブー「どうしたんだ?」
ササユ「うん・・・よくこのあたりから、アンジェリカとお庭を見てたっけ・・・」
カーブー「そうなのか?」(ドボルヘルムの顔が実に朴念仁っぽい表情を浮かべてる)
ササユ「いつも川村君のことを心配していたの。あの頃の川村君はすぐに喧嘩ばかりしてばかりいたから」ふふ
カーブー「すんません」へこり
ササユ「川村君が喧嘩をすると、アンジェリカがここから飛び出していっては仲裁に入って・・・川村君が怪我をすれば、真っ先に手当をしていたのもまた彼女・・」
カーブー「本当に迷惑を掛けっぱなしだったな・・アンジェリカには・・。勿論、ササユもな。いつもアンジェリカのそばにいてくれた」
ササユ「違うわ。私はいつも・・先を越されていただけ・・・」(笑顔に降り注ぐ眩い光が、彼女の発言を朧気にさせる)
カーブー「え・・・」
ちゅんちゅんちゅちゅんちゅん
ササユ「バベンコさん、真面目に授業をうけているかしら」ふふ
カーブー「ん・・大丈夫じゃないか?ガイウスさんも一緒だし。流石に暴れたりはしないだろう。あの人、俺らより年上っぽいしな。UBUさんと同じくらいかな・・」あんまんで数えるなら、ひぃ~ふぅ~みぃ~・・・
ササユ「前にロージーちゃんにも言ったんだけど、バベンコさんて、川村君と少し雰囲気が似ていると思わない?」くすっ
カーブー「そうかな・・。あの人はヘルム被ってないからな・・比べ物にならないなぁ・・」
ササユ「うふふふふ。ロージーちゃんとまったく同じこと言ってる」
カーブー「ほぉ・・あの押しかけ妹がねぇ・・。なかなかやるじゃないか」
ササユ「川村君の周りには、昔から素敵な人ばかりが集まるわね」にこ
カーブー「・・・・・ウッス」(どこか誇らしげに見えるドボルヘルムの表情)
もぉ~、やめぇ~やぁ~~~
(廊下の向こう側から珍妙な関西弁が聞こえる)
ササユ「あら、この声は・・」
カーブー「すあまちゃんだ。理科室から聴こえたが・・行ってみよう」ダッ
すあま「あかんて!そんなに入れたら爆発するで」(なんか割烹着みたいの着てる)
ヴラドレン「大丈夫だって!ハンターの俺を信じろ」(こちらも割烹着みたいのを着て、片手にはなんだかグツグツと煮えたぎる試験管を持っている)
トーマス「僕の計算だと九分九厘、爆発しますね。温めたホットドリンクに火薬草とニトロダケ、それにトウガラシを煎じたものを入れるなんて自殺行為にしか思えません」
ヴラドレン「科学ってのは常に危険がつきものだ。新しい発見をしたければ、多少の怪我など恐れるな。成功すればうちの班が褒められるぞ♪」グツグツグツグツ
サカナスキー「そりゃそうですけど、そんな「危ない組み合わせ」で、一体何を調合しようって言うんですか」
ヴラドレン「超爆発的爽快な炭酸飲料だ!!それじゃあ・・・いくぜ!!」(試験管の中に「真っ赤な粉末」が乗ったスプーンを傾ける)
すあま「あかぁ~~~~~ん」ガバッ(伏せる)
ヴラドレン「調合は爆発だぁ~~~!!」ササササ・・(試験管の中にあやしげな粉が落ちていく)
サカナスキー「ひいいいいいいいい」ガバッ(トーマスの入った水槽を庇うように抱く)
ぼう~~~~~~ん
(試験管を持つヴラドレンの顔面前で爆発が起こる)
すあま「ほらみぃ。言わんこっちゃない」あははははは(他の生徒達もそれを見てわろうている)
リカ「こっちは順調よねぇ~♪何と言っても、ガイウスさんが一緒なんだもん♪」(リカは割烹着がよく似合っている。その後ろではビーカーを片手に持っているウルコフ(勿論割烹着を着用)に厳しい指示出しをしているガイウス(おばさんみたいな割烹着姿)が見える。その横では虫系の生徒達に素材のいろはを教えている様子の夜叉亥(こちらも不似合いな割烹着を着用)の姿も)
トンコ「負けてにゃれるか。コーネリアス。こっちも頑張るニャ!」きゅっ(頭巾の紐をより締める)
コーネリアス「はい。ではザンコさん、古代鮫の体液にこのハチミツを」(同じく頭巾を着用)
ザンコ「どこ産のですの?」(お嬢様だから付け慣れていないのか、頭巾のさきっぽがよれている)
コーネリアス「UBUさんのハチミツ工房から頂いたものです。とても上質なものですよ」
真里ノス「それで本当に活力剤が作れるわけ?」(割烹着を羽織り、頭巾を被ってる。少し可愛い)
コーネリアス「古代鮫の体液自体が活力剤同等のものだと聞きます。それに増強剤の元となるハチミツを混ぜれば、よりよい回復剤が作れると思いますよ」にこり
カーブー「おお、やってるな。調合の授業か」ガラガラガラ(でかい開きドアを開けながらササユと共に「イン」してくる)
ササユ「あら、バベンコさん・・真っ黒」(すあまにどなられているヴラドレンの顔面はすす汚れている)
ヴラドレン「やぁ・・ササユさん」ゴホッ
調合の先生(年老いた奇面族。典型的な博士ステレオタイプ(U型禿頭+白髭+丸メガネ)のお面を被っている)「あチャ~、ササユ君じゃないっチャ~。懐かしいっチャね~」
ササユ「ご無沙汰しています。アイパッチャ先生」
アイパッチャ「チャハハハハ。どうだね、「やって」いくっチャ?」
カーブー「ササユは調合の授業が大好きだったもんな。よし、久々に「やって」いくか」お~~~(と、OBの参戦にどよめく教室エリア)
ヴラドレン「負けるもんか。今度は火薬を直に・・」パァ~~ン(言ってるそばからすあまに頭を叩かれる)
ササユ「あらあら。他のみんなはどうかしら?」きょろきょろ
真島「でぇ~きたぁ~♪」ぽへん(オレンジ色の煙を吐くビーカーを掲げる飛甲虫)
七瀬「なによそれ。オレンジジュースみたい色してるけど」
真島「飲んでみろ」グッ(オオナナホシの口にあやしげな液体が入ったビーカーを当てる)
七瀬「ちょっよしなさいよ!真島公平~」ゴッゴッゴッゴッ(あやしげな液体を飲まされる)
真島「どうだ?うめぇだろ。雷光虫とサボテンの花を「適当」に調合したんだ」
七瀬「・・・・・・・・・。なになに!?大型モンスターの気配をやたらと感じるんですけど~!!」わきゃあああああ
ササユ「あらあら。きっと千里眼の薬を飲んでしまったのね。旧大陸では錬金術を用いて千里眼の薬を調合するって、前に授業で習ったけど・・偶然出来てしまったのね♪」(褒められて嬉しそうな顔する真島)
七瀬「こら!真島公平~!!なに先輩に色目使って・・・・・・えっ・・なにこれ・・・」
カーブー「どうした?ゲロするならトイレに行って・・」パカァ~ん(食い気味に七瀬にどつかれる)
七瀬「すごく強い龍族の気配・・・・学校の外!!」きょろきょろ
真島「はぁ?外で体育やってる連中だろ?」
カーブー「大型モンスターの生徒はたくさんいるからな。千里眼の薬の効果はすぐに切れる。直に何も感じなくなるさ」あっはっはっはっはっ(ブナハブラの真島と肩を組んで笑うドボル)
七瀬「他人事だと思って、あんた達(先輩であるカーブーも含めて)~~!!って、あ・・・・ほんとだ・・。何も感じなくなっちゃった・・」きょとん
ササユ「さ、実験を続けましょ♪」ぼぉ~~~ん(その後ろで第二波を繰り返すヴラドレン)
~バ中が位置する丘の森....
こそこそ(と、木陰に隠れ、どんぐり型の弁当箱を「早弁スタイル」で食べながら丘上の校舎を眺めている灰トラ猫)
ゼット「う~ん・・こんな所にあんな目立つ建造物があるとはな・・。書士隊のおやじは間違いなくあの建物の中に入っていったと思うが・・さて・・・」(口元にご飯粒をつけながら考察している。弁当箱には「三年C組 奇魔異羅キメ子」と書いてある)
「やはりターゲットがいるのね」
ゼット「・・・・・・・・・・」おそるおそる(と、後ろに感じた強大な気配の方を見る)
ルナストラ「ご機嫌如何かしら?灰トラの獣人さん。古塔の攻略より簡単そうだけど・・私にお任せあれ」くすっ
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・
12/23(金)0時更新 「慌てなくても・・・」の巻
をお送り致します♪ほいだらさ!次回も冷蔵庫にあるもの混ぜながら読も見よう