~オークション特設キャンプ内....
MCアイルー「ゴクゴクゴク・・・」(給水タイム。テントの外からは微かに波が防波堤にぶつかる音が聴こえる)
スラッシュ「勿体つけやがって。早く話を進めろっチャ」あむあむあむ(モスの生ハムをラオシャンメロンの切り身に乗せて食べている)
MCアイルー「さて、シュレイドの竜人狩りを話す前に・・そこのユクモ装備の若者」
カーブー「俺っすか?」
ハロルド「良かったね、選ばれなくて」(隣でホッとするポール)
MCアイルー「君は何故、デーモン・ロザリーが竜人族を目の敵にし、虐殺を繰り広げたか知っているかね?」
カーブー「さぁ・・・歴史の授業はほとんど寝ていたので・・・」ハッハッハッハッハッ
MCアイルー「ご安心なさい。その理由は教科書にも載っていないのだよ」
カーブー「そうなんすか・・じゃあ、何故、デーモンは竜人だけを狙ったんすか?」
MCアイルー「その理由が不明確なんだよ。確か、君の村の村長さんは、若い竜人族の女性だったよね?」
カーブー「ウッス。聡明で思いやりのある、身も心もとても美しい女性です」
ハロルド「今の言葉に嘘はないみたいだよ。ユクモの民はみんなお人好しで良かったね、おじさん」(隣で深々頷くポール)
MCアイルー「この青年が住む、ユクモの村長殿をはじめ、ギルドには多くの竜人族が在籍し、その類まれな才能を活かしています。ワイベリアンズとも呼ばれるこの種族は、非常に温厚な気質で、大陸中の人々から愛され、また、非常に長寿な種族としても有名で、歴史の語り部、生きる証人としても、大陸の文化向上へ貢献しています。残念ながら、その出生やルーツこそ知ることは出来ないのですが、昨今の優れた学術をもってすれば、それもきっと時間の問題でしょう」(深く頷くバイヤーの紳士淑女達)
カーブー「そんな心優しい竜人族を・・・どうして・・・」
MCアイルー「シュレイドの竜人狩りは、全大陸で知られている歴史的悲劇です。デーモン・ロザリーが国中に勧告した、この大虐殺の号令は、シュレイド地方から瞬く間にワイベリアンズを追放していきました。国中にエクスキューションと呼ばれる大剣を持たせた死刑執行人(エクスキューショナー)を派遣し、次々となんの罪もない竜人族を殺害していったのです。無論、それが赤子であれ、エクスキューショナー達は容赦なく凶斧を振り下ろし、その小さな命までをも奪っていったのです・・・」
カーブー「酷い話だ・・・」
MCアイルー「これを受け、シュレイドの竜人族はこぞって亡命を図ります。ミナガルデを除き、シュレイド地方において竜人族がみられないのは、この無差別な大虐殺があったからなのです。そして今でもシュレイドの悲劇を逃れてきたという竜人族は、大陸中に散らばっているほどです」
ポール「確か、ウィンターナイツの棟梁・・オクサーヌ・ヴァレノフの母親も、竜人狩りを逃れてアクラ大陸に渡ったと、彼女の資料で読んだことがあるな・・」
ハロルド「オクサーヌは母親が竜人、父親が人間のハーフさ。メサイア計画が行われていた頃、教官から教わった。頭の悪いウルでも知ってるぜ」
ポール「・・・・・・・・・・・・」
MCアイルー「この大虐殺の理由には諸説ありますが、最も有力のは、欺瞞と傲慢の塊であったデーモン・ロザリーは、大陸の叡智たる象徴でもある、竜人族の頭の良さを怖れたのではないかという説です」
フレッカー「人型らしい嫉妬という大罪かね?」ハッハッハッハッハッ
MCアイルー「まさしくデーモン・ロザリーは強欲の化身であり、その浅ましい野心から世界を我が手にしたいがあまり、種の根絶を図ったのでしょう。現在においてもシュレイド地方の一部にモンスターが生息していないのは、かの暴君が自然の理を無視した節度のない排除を行ったからだといわれています。知人から聞いた話では、シュレイド地方に住むあるご婦人は、なんと最近までモンスターハンターの存在を只の伝承と認識していたといいます。うちの家内など、裏の納屋に狗竜が荒らしにくるたびに、ホウキを太刀の様に扱い撃退しているというのに・・まったく羨ましい限りです」ハッハッハッハッハッ
カーブー「シュレイド地方に、三種共存という思想は通じそうにもないですね」(それを聞き、隣で不敵な笑みを浮かべるフレッカー)
MCアイルー「だが、そんな破廉恥極まりない専横者にも、ついにパニッシュメントが下さました。しかも人の手によるものではなく・・・巨大龍の手によってです」
ざわざわざわざわ・・・・
MCアイルー「これこそが歴史に名高い、大いなる竜の災厄・・・黒龍伝説です」
ざわざわざわざわざわざわざわ
エリオット「さっきの僕らの話に繋がったね・・・これって偶然だと思うかい?アシュリー」
クイーン「そうね・・。でも、これ以上の推論は素人には無用。話を先に進ませましょう。司会者さん!!歴史の受業もいいけれど、本題の鑑定結果はまだかしら!?もうお酒がないんだけど」ハッハッハッハッハッ・・
ポール「ずいぶん気の強い女性だな」
ハロルド「ブラックだよ。あのねえちゃん」(「えっ」って顔するポール)
MCアイルー「これは失礼致しました。少し講義が長くなってしまったようです。誰かあの素敵なレディに、至急ブレスワインを」パチりん(クイーンに向かってウィンクをする)
フレッカー「亡国最後の秘宝・・・その証拠をお見せ頂こうか」
MCアイルー「では今一度、大剣を皆様方の方へ」(演説台の後ろで大剣を掲げたまま待機している二人のアイルーに声をかける)
ピカピカピカピカピカ・・・
(再びバイヤー達の目の前でその輝きを見せる黄金大剣)
MCアイルー「デーモン・ロザリーは先程も申し上げた通り、強欲にのみ服従する男であったと聞きます。また、大の黄金好きと知られ、コレクターでもありました。この黄金石から鍛造された宝剣は、まさにロザリー家の富と権力の象徴でもあったのです。ここをよくご覧ください」ぴし(猫指が触れぬよう、掲げられた宝剣の刀身の真ん中辺りを指す)
紳士淑女達「ん~~~~~」じーーーー
てやてやてやてやてや・・ピカピカピカピカピカ・・
(眩い黄金の輝きを放つ刀身上に、フルール・ド・リスの紋章に近い三叉の矛を思い描く意匠が施されている)
MCアイルー「この意匠の意味をご説明致しましょう。まず三叉の真ん中は、デーモン・ロザリーがクーデターを起こした際、旧王の喉元を掻っ切った短剣を表しています。これはシュレイド・コンクエストの象徴であり、短剣=革命の暗喩を持つと云われています」
フレッカー「叛と裏切りのダガーがねぇ・・亡国に相応しいエンブレムだ」ハッハッハッハッハッ
MCアイルー「そしてこの三叉の両刃にあたる模様は、デーモン・ロザリーがクーデターを起こし夜の新月と、竜人狩りの象徴である凶斧(エクスキューション)の刃を示しているのです」
ポール「あの三日月の両刃は、旧体制に対する革命の意と、種の排斥を象徴しているというわけか・・」
MCアイルー「このエンブレムこそが、ロザリー家の紋章なのです。そして一代限りで国と共に滅亡した、ロザリー家が歴史に存在した証でもあり、故に希少価値が高い秘宝なのです」
おおおおおおおお・・・・
MCアイルー「残念ながらデーモン・ロザリーが世界中から集めた金銀財宝のほとんどは、国を滅亡させたという邪龍が奪っていってしまったと伝えられています。だとすればこの黄金大剣こそ、かの邪龍も取りこぼした、世界で唯一無二の真の秘宝なのです!!」
おおおおおおおおお・・!!
エリオット「君の仮説が正しければ、確かに幹部が欲しがるわけだね」
クイーン「古文書によれば、黒龍は倒した獲物の亡骸をねぐらに持ち帰る習性があるというけど・・もしかしたら人間達の業の深さを財宝にみたて、戦利品として持ち帰っているのかも・・」
スラッシュ「イカれた嗜好っチャ。自分を強欲の支配者だと思い込んでるっチャか?ま、ワガハイちゃま達のボスなら、それくらいでないと困るっチャけどね」ぶちん(生ハムを食いちぎる)
MCアイルー「さぁ!私からの説明は以上です!この邪龍も手に出来なかった、シュレイド最後の暴君が残した財宝を手にするのはどなたなのか!?オークション開始です!!」カァ~~ン(小槌を叩く)
「1000万!!」「1200!!」「1500!!」
ハロルド「うう・・頭いてぇ・・どいつもこいつも、頭ん中、ゼニーのことばかりだ・・。吐きそう・・」うぷっ
ポール「しっかりしろ。バイヤーの中に紛れている敵を見極めるのが、お前の仕事なんだからな」すりすり(背中をさすってやる)
ハロルド「大方、目星はついて・・・うぷっ・・競り落とした野郎の護衛はおじさんに任せるよ・・」げっそり
「2000!!」「2500!!」「3000!!」
クイーン「ちょっと待ってよカール、あたし達が本部からいい使った限度額は!?」
エリオット「3000万ゼニー。もう超えちゃったね」やれやれ
スラッシュ「参加する前に負けたっチャ。でもワガハイちゃまはそっちの方が都合いいっチャ。何故なら・・」
「5000万」
カーブー「え・・・」パカン・・(ヘルムの口元がだらしなく開く)
・・・・・・・・・・・・・・
(飛び交う紳士淑女の競り声は桁違いの金額に鎮圧され、テント内に沈黙が訪れる)
フレッカー「5000万ゼニー」ふぉんふぉんふぉん(ワイングラスを回すタキシードを着たデブ白黒猫)
スラッシュ「何故なら、競り落とした奴から奪う方が簡単だからっチャ」にやり
しーーーーーーーーん・・・
MCアイルー「・・・・・・・・・・」ほけぇ・・
フレッカー「聴こえなかったのかね?5000万ゼニー出すと言っている」ごくごくごくごく(ワインを一気に飲み干す)
カーブー「すげぇ・・・・」パカン・・パカン・・
MCアイルー「シュレイド最後の秘宝は・・トム・フレッカー氏の5000万ゼニーでハンマープライス!!」(小槌を振り上げる)
カーーーーーーーーン!!
(演説台に小槌を叩きつけるMCアイルー)
エリオット「決まりだね」
スラッシュ「あのデブ猫から奪って殺せばいいっチャ」PRRRRRRR
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
クイーン「問題はどうやって奪うかだけど・・・ん・・」ちら
貴婦人「・・・・・・・・・・」ガツガツガツガツ(と、一直線にクイーン一行が立つ出入り口付近に近づいてくる貴婦人二名)
ポール「やれやれ・・護衛の相手が闇社会で有名な獣人さんとはな」
ハロルド「金持ちなんてそんなもん・・・・・なんだ・・!?テントの外から無数の殺意を感じる!!」
貴婦人「・・・・・・・・・」ガツガツガツガツ
クイーン「お帰りかしら?どうやらお目当ての品が手に入らなかったようね」
貴婦人「いいえ。ほんとの競りは・・これからよ♪」
バサッ
(テントの幕を勢い良く開く貴婦人)
クイーン「!!」
ズチャッ!!
(アサルトボウガンを構えて並ぶ、デスギア女ハンター達の集団)
MCアイルー「ニャニャ!?」きゃああああああああ!!
カーブー「どうした?何が起きたんだ?」パカン・・パカン・・
デスギアハンター「・・・・・・・・・・」にや(中心に立つ女のフードからは、ルドロスUキャップ(ガンナー)のものと思われる奇抜なヘアカラーの前髪が飛び出ている)
クイーン「モーテルのアマゾネス・・!!」ざわざわざわざわ
貴婦人「・・・・・・・・」クイッ(仲間と思われるハンターからボウガンを受け取ると同時に、顎でテント内の誰かを指す)
フレッカー「ん・・?」(馬鹿な顔して自分を猫指で指す)
チャッ(アサルトボウガンを一斉に構える女ハンター達)
ポール「みんな伏せろぉおおおおおおおおおお!!」
ガガガガガガガガガガガ
(テント内に向けて一斉射撃を仕掛けるデスギア装備の女ハンター達)
きゃあああああああああああ!!
(バイヤー達が悲鳴を上げながら伏せる頭上を、幾つものカラ骨弾丸が突き抜けていく)
アイルー「ニャニャニャニャ」ひゅううううう(黄金大剣を持っていた二人の獣人は、秘宝を投げ捨て、一目散に演説台の裏に逃げ込む)
フレッカーのボディガードメラルー「フレッカー氏をお護り・・・」ズギョーーーーーーーン(眉間をカラ骨銃弾が貫通する)
バタン・・
フレッカー「あら・・」
パリーーーーーーン
(手に持つグラスが粉々になる)
フレッカー「飲み干しておいて正解だったかな」
ポール「しゃがんでろぉおおおおおおお!!」ズザアアアアアア(銃弾が飛び交う中、スライディングしながら突っ込んくるユクモ装備のハンター)
ズガガガガガガガガガ!!
(スライディングしながらデブ猫と床に落ちている黄金大剣を抱え、演説台の裏に逃げ込むポール)
フレッカー「これはこれは。秘宝共々、助かったよ」チュンチュンチュンチュン(ポールと共に台を背にして隠れている。隣では同じく台を盾に伏せているMCアイルーの姿も)
ポール「仕事なんでね」チャッチャッチャッ(銃撃音と悲鳴が轟く中、落ち着いて凶針にカラの実弾薬を詰め込んでいる)
フレッカー「ほぉ・・君をボディガードとして雇った覚えはないが・・・見る限りでは、クルセイダーズのメンバーかね?」きゃあああああああ
ポール「ユクモに滞在はしているが、所属は別だ」ズギューンズギューンズギューン(台から半身を出し、火炎弾速射で応戦する)
デスギアハンター「ぎゃあああああ」ダオーーーーーン(顔面に火炎弾を喰らい燃え上がる)
フレッカーのボディガードメラルー「撃て撃て撃て!!」ドーーンドーーン(散弾銃の様なボウガンで対抗する三人の黒服メラルー。だが早くも二人撃たれて倒れる)
カーブー「なんだなんだなんだぁ~~~!?」チュンチュンチュンチュン(よく分からずに音だけで判断し、地面に伏せているドボル。口元はまだパカンパカンしている)
エリオット「アシュリ~どうしようか!?」ガガガガガガガ(テントの布を掴み、隠れている)
クイーン「孤島の好きにはさせないわ」ビリッ(ドレスの裾を破る)
スラッシュ「付き合うっチャ♪」バッ(ジャケットを開くと、その両裏地にナイフサイズの「呪王剣チャチャブー」が付着している)
クイーン「ひとつ借りるわよ」シャイーーーン(ジャケットの中から呪王剣を素早く逆手に取る)
デスギアハンター「ターゲットは台の向こう側だ!!徹甲榴弾を貸せ!!」(照準を覗きながら手を差し出す)
「はい、どうぞ♪」
デスギアハンター「ん・・・?」ちら
ズシャアアアアアアアアア
(振り向きざまに呪王剣で喉元を掻っ切られるデスギアハンター)
クイーン「12、13・・スラッシュ?一人、半分こに出来ない数だけど、どうする?」
デスギアハンター「敵か!?」チャッ(一斉にアサルトボウガンをクイーンに向けるアマゾネス達)
しょるるるるるるるるる!!
(アマゾネスの軍勢に向かっていく小さな竜巻)
デスギアハンター「!?」
スラッシュ「早い者勝ちっチャーーーーーー!!」しょるるるるるるるるる(旋回しながら呪王剣を突き出している)
デスギアハンター「!?」
ブシャアアアアアアアアアア
(鋭利なミニハリケーンの刃により、次々と足元を斬られ、膝から崩れ落ちていくアマゾネス達)
クイーン「鮮血のプロムパーティは好みじゃないけど、仕方ないわね」ズガーーーーン(引き裂いたドレスの裾を大きく開き、崩れ落ちるアマゾネスにハイキックを喰らわす)
エリオット「ひいいいいいいい」バターーーン(目の前に両足を切断されたデスギアハンターの遺体が倒れてくる)
ポール「お、援軍じゃあないけど、なんとかなりそうだ」(演説台から顔を出し、前方の状況を確認している)
カーブー「む!?今の声はポール・ベインズ!?」きょろきょろ(演説台の前でうつ伏せになっているドボルヘルムの男)
ポール「君も早く逃げた方がいいぞ」ドウーーーンドウーーーンドウーーーン(ポールの放った火炎弾がドボルヘルムの真上を突き抜けていく)
カーブー「何故貴様が・・!?」わなわなわな
ドカドカドカドカ
(ドボルの背の上をハロルドが踏みつけていく)
カーブー「ぎゃああああああああ」
バッ
(演説台の裏に隠れるハロルド)
ハロルド「・・・・・・」すっすっ(カーブーに声を聞かれないよう、指をさす)
ポール「・・・・・・・・・」ちら
きゃあああああああああ・・・・
(テントの裏口から避難していく紳士淑女達)
ポール「・・・・・・・・・」こくり
フレッカー「??」きょろきょろ(二人のナイトを交互に見る。勿論、馬鹿な顔して)
フレッカーのボディガードメラルー「フレッカー様!今のうちにお逃げ下さい!」ドウーーーンドウーーーン(演説台に背を向けながら発砲している)
クイーン「ん・・?」ヒョーーンヒョーーン(振り向きざまにその銃弾をなんなく避けながら、演説台の方を見る)
こそりこそりこそりこそり・・
(裏口に向かって遁逃する紳士淑女達に紛れ、四つん這いでデブ猫をおんぶしながら進むポール。演説台の前ではまだ状況が分からず、頭を抱えてうつ伏せに倒れているドボルヘルムの姿も)
クイーン「あら。逃すと思って?」ズシャッ(鋭利な黒いネイルでアマゾネスの喉を掻っ切り、その手元からこぼれ落ちたアサルトボウガンを奪う。クイーンの背後ではドドブラの仮面を付けた奇面族がアマゾネスに覆いかぶさり、両手に持つナイフで滅多突きにしている)
フレッカーのボディガードメラルー「このぉ~~!!」ズチャッ(勇ましくリロードするも・・)
ズギューーーーーーーーン
(クイーンに顔面を撃ちぬかれる黒猫)
クイーン「カール。追うわよ」ザッザッザッザッ(逃げ惑う紳士淑女達を払いのけながらゆっくり歩いて行く。その後ろからへえこらとついてくる、ド派手なベネチアンマスクを付けたカール)
ハロルド「おねえちゃん、一緒にお母さんを探して」バッ(クイーンの前に立ちふさがる紺色のブレザーに同色の短パンを着た、モスフェイクを付けた少年)
クイーン「ごめんね、坊や。今そんな場合じゃ・・」
ハロルド「ねぇんだろ?」にやり(憎ったらしい笑顔でブレザーの中から何かを取り出す)
クイーン「!!」
ハロルド「汝、闇を恐れるな」ブーーーン(テントの上に向かって玉を投げる)
カッ
(テント内が閃光に包まれる)
エリオット「うげええええええええ」カーーーーーー(モロにフラッシュバンを喰らう)
カーブー「なんだ!?なんなんだ!?」カーーーーーー
しゅーーーーーーん・・・・・
クイーン「・・・・・・・・・・・」スッ・・(顔を覆う右手を下げる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(テント内は演説台の前でうつ伏せに倒れているユクモのハンター、そして遺体を除いて、既にもぬけの殻である)
クイーン「F××K」(前方を睨みつける美女の背後では、最後のデスギアハンターの首をジャンプ斬りで掻っ切る奇面族の姿も)
To Be Continued
ランキング参加中なんだ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
6/8(水)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART6」の巻
をお送りいたします♪じゃあさじゃあさ!次回も豪快にでんぐり返ししながら通学(通勤)しようよ!!勿論、夏のコンペティションを意識してさまだ間に合う!ならば転がり土となれ!!