ジュウウウウウウウウ・・・・・・・
(頭部を失った巨大な煌黒龍アルバトリオンの胴体が、煙をたて、氷海と化したエリアに転倒している。右腕を包む龍焔が次第に胴体へ燃え移り、更に焦げた煙をもくもくとあげている)


ソネル「終わった・・・・」(オクサーヌをお姫様抱っこしたまま亡骸を見つめているGXハンター装備の狩人)

オクサーヌ「まだよ。火の国のおにいさん」よっとはぁ(銀盤上に着地する。その背後からナックルウォークでゆっくり近づいて来る金獅子)


カイルス「心臓を止めない限り、奴は生き続ける・・だったな?」ザッザッザッザッ・・


オクサーヌ「そういうこと。回復力こそ高くはないけれど、放っておいたら、いつまた復活するか分からないでしょ?」

ソネル「だが、一体どうやって心臓を止める?」

オクサーヌ「あら。これが初狩猟のお兄さんは知らないのね?」もそもそ(スカートの中に手を突っ込む)

ソネル「な、なにしてるあせる」かぁ~~~(顔を赤らめ視線を逸らす初なハンター)

オクサーヌ「一流の狩人には、巧みなハンターナイフの捌きも要求されるのよ?」しょりーんキラーン(自慢気な顔して、スカートの中から見るからに切れ味抜群な光を放つナイフを取り出す)

あたちのモンハン日記
BBB「お~~~~い!!やったじゃねぇか!!」とっとっとっとっはぁ(主人と共に、ゆっくりと歩く大猪に跨がり近づいて来る。その背後からは霞龍も歩いてくる)


オクサーヌ「ちょうど良かったわ。これから解体ショーを始めようと思ってたの」


UBU「ほえ・・あのでかいのをバラすの?」


ジョー「心臓にとどめを刺すのか」

BBB「放っておいても平気じゃねぇ?あの調子じゃ、心臓も燃え尽きちまうだろ」ンボオオオオ・・・・(静かに煌黒龍の胴体を包み込んでいく炎を眺めている)

オクサーヌ「たぶんね。でも、心臓を一突きするのはお兄さんにやってもらいたいの」ちら

ソネル「・・・・・・・・。分かった。俺の手で終わらせよう」チャッ(半壊したドリルランスを抜く)

オクサーヌ「それからUBUちゃんも。見届けていなさい」ザッ

UBU「ほえ・・・」

BBB「まったく偉そうな奴だぜ。お前も気をつけろよな?あいつみたいに、血石ばっかり食べ過ぎると強くはなるかもしれねぇが、尊大になる可能性が・・」スコーーーーンドキッ(足下に突き刺さる麻痺投げナイフ)



メラメラメラメラメラ・・・・・
(煌黒龍の胴体を包み込む赤紫色の炎に照らされる一同。フィールドの空は暗くなり始めている)



BBB「あんだか気味わりぃ儀式でもおっ始めるみたいでゾクゾクするぜDASH!早いとこ心臓をやっちまえよ」パチパチパチパチ・・・(甲殻が燃えていく音がする中、主人の背中に隠れながら見ている)

ソネル「ああ・・・だが、どのあたりだか・・・」パチパチパチパチ・・・


ルー「げばげば」

UBU「うん・・ほんと、げばげばに燃えてるねぇ・・・」パチパチパチパチ・・

ジョー「オクサーヌ・ヴァレノフ。疑問がある」

オクサーヌ「なぁ~に?」パチパチパチパチ・・(燃え盛る炎の中を覗くように見ながら答える)

ジョー「バロンの仮説に基づけば、禁忌のモンスターと呼ばれるこの龍達が、自らの脅威になる龍使徒を探す為に、自らのレプリカを固定エリアに派遣していると言ったな?」

オクサーヌ「まぁね。このあたりかしら・・」パチパチパチパチ(ソネルと共に燃える胴体部を観察している)

ジョー「ならば連中は当然、このUBUの存在も知っているということだな?」

UBU「・・・・・・・・・・」パチパチパチパチ・・・(背中からはみ出る煌黒大剣アルレボの刃が、龍焔に照らされ神秘的な輝きを見せている)

BBB「この大剣が証明するように、こいつはゼブルのレプリカを相当討伐してるしな。でもよ、こいつの存在を知ったからって、なんだってんだ?龍使徒の資質を持つ者を、片っ端から根だやすつもりなら、なぜ生かしておく必要がある?」

オクサーヌ「う~ん・・・それはねぇ・・・」パチパチパチパチ・・



グオン!!
(燃え上がる胴体が一瞬にして反転し、起き上がる)



ゼブル「それは我が答えよう」メラメラメラメラメラ(燃え上がる両翼を開いた不気味な首なしの煌黒龍が、心象の声をエリアに響き渡らせる)


ソネル「!!」バッsss(ランスを構えたままバックステップする)

BBB「ほら見ろ!早くやっちまわねぇからだぞサーーッッ・・・」ささっ(主人の背中に隠れる)

オクサーヌ「あら。首なしのガーグァが、一年足らず生き延びたって話は聞いたことあるけど・・今度は腐食の煌黒龍として名を残すつもりかしら」(まったく動じず見上げている)


ゼブル「龍使徒などただの道標に過ぎん」メラメラメラメラメラ


UBU「道標・・・」


ゼブル「そうだ。龍使徒がその資質を開花させれば、やがて祖龍と共感し合い、奴の実体を降臨させることになる。我が契約を交わした奸邪は、その瞬間を大陸の終焉とみなし、祖なるものを殺すという」メラメラメラメラメラ


オクサーヌ「くっだらない。それが本当ならとっくにあたしが・・」ズイッ(言葉を遮るようにUBUが前に出る)

UBU「答えろ!!お前が契約を交わした者とは誰だ!!」


ゼブル「それを貴様が知り、世界がどう変わるという?今はまだ名も無き、たかが狩人風情の小娘よ」


UBU「そのちっぽけなハンターが、あんたを見切った老いぼれ邪龍を殺すと決めたからよ!!」


ゼブル「死滅を望む哀れな生命か・・。いいだろう、心して聞くがいい」


UBU「ペッ」(中指を立て、唾を吐くことで返答する)


ゼブル「我が契約を交わしたのは・・」メラメラメラメラメラ・・


UBU「・・・・・・・・・」パチパチパチパチ・・


ゼブル「絶望を喰らう者。黒龍マモーナスだ」


BBB「黒龍・・・」

ジョー「マモーナス・・・」

UBU「うふふふふ・・・・あははははははは!!」

ソネル「UBU・・?」

UBU「やっと辿り着いた」フッ(俯き、蒼い前髪で顔を伏したまま、不気味な笑みを浮かべている)

オクサーヌ「・・・・・・・・。それで?その黒龍の実体は何処にあるのかしら?」


ゼブル「その答えを求めたければ、貴様らが龍使徒としての資質を覚醒させ、祖龍を呼び起こせ。最も・・・その前に我が貴様らを根絶してやるがな!!」グワッ煙(燃え上がる左腕を振りかぶる)


オクサーヌ「だって。少しは怒っていいのよ?UBUちゃん」やれやれ

UBU「怒る・・?あたしはいつだって静かにそうしてるわ」ガインドキッ(下を向いたまま、紫洸を放つ煌黒大剣を抜く)


ゼブル「朽ちて消えろぉおおおおおおおおお!!!!」グオオオオオオオオン!!


UBU「どいつもこいつも・・・煩いってのよぉおおおおおおおおお!!!!」ガシッ(アルレボを構える)


ザショーーーーーーーーン!!
(UBUの全身を爆発的に包み上げる赤紫色のオーラ)


ゼブル「なっ・・・!!」ピタッ・・(左腕を振り下ろすのを止める)


ソネル「あれは・・オクサーヌと同じ・・!」

BBB「やったぜ!怒りでアルティメットモードを自己発動しやがった!!」

オクサーヌ「正確には、アルレボの持つ龍属性を借りただけふん

ジョー「だが、これで龍使徒は二人・・・」ちら

オクサーヌ「練習相手にはちょうどいいかもね」ふぅ~


ゼブル「虚仮威しを・・・朽ちて大陸の記憶から忘却されるがよい!!目障りな微生物め!!」ズオーーーーーン煙(再び火だるまの豪腕を振り下ろす)


UBU「お前だっつーのよ!!ヘッドレスホースメン!!」ガシッ(片膝をつき、低い姿勢でアルレボと青い番傘を両手に大きく広げる)


バショーーン・・バショーーーン!!
(翼の様に広げた二本の大剣に宿る溜めモーションのエネルギーオーラ)


オクサーヌ「ほほぉ~。珍妙なことを考えつくのね、あなたの隣人って」グワアアアアアア(迫り来る巨大な炎の豪腕)

ジョー「常軌を逸したハンター。それが俺の親友だ」

ルー「げおっ」

BBB「殺せぇええええええええ!!UBU~~~!!」



バオオオオオオオオオン!!
(二本の大剣から発せられる爆発音の様な溜め完了のサイン)



UBU「ちょえらぁあああああああああああ!!!!




ザシャアアアアアアアン!!
(クロスするように斬り上げられた二本の大剣から、龍属性を帯びた十字型の剣圧がゼブルの左腕を呆気無く削ぎ落とす)




ゼブル「なっ・・何故だ!?純真な龍属性エネルギーをなぜ吸収出来ない!!」ボオオオオオオオ(一段と胴体を包む龍焔が猛り狂う)


オクサーヌ「だから無能で馬鹿だっていうのよ。ぱっと見でも、メガジュール以上もの膨大な龍属性エネルギーを一気に吸収しようなんて、いくらあなたでも無理な話ってわけ。どうして邪龍共があたし達を恐れるか、これではっきりしたんじゃなくって?」やぁ~ねぇ~


ゼブル「おのれ龍使徒めぇええええええええええええ!!!!」グオン!!(三本になった脚で前傾姿勢になり、燃え盛る全身ごと突っ込んでくる)


UBU「ほんっと・・しつこい」暫煙(番傘を銀盤の大地に突き刺す)

ジョー「UBU!!」

UBU「決して復讐の怨嗟に身を汚すことのなく、その罪業を消し去り給え・・」スッ・・(アルレボの柄を両手で持ち、大きく頭上に掲げる)

オクサーヌ「なんの引用かしら?」はて

ソネル「火の国に古来より伝わる祈祷の一種だ。我が子を生贄に捧げてしまった自分自身を許せない親に、少しでも慈悲の心を与える為の・・・だが、どうして彼女が・・」


ゼブル「まとめ消えろぉおおおおおおおおおお!!!!」ズシャアアアアアアアsss(燃えたぎる煌黒龍の胴体が銀盤上を急滑走してくる)


UBU「次の斬撃で、火山の絶望を打ち砕く」キッ



ズオーーーーーーーーーン!!
(頭上に掲げたアルレボがより紫洸を放つ)



BBB「なんだ!?」

オクサーヌ「煌黒大剣が・・UBUちゃんを主だと認めた・・」

ジョー「どういうことだ」

オクサーヌ「つまり、ゼブルの潜在意識が・・・忠誠を誓った証拠・・!」

ルー「めおっ」


UBU「大陸を貪り喰らうものよ!!地に還るがよい!!

















BBB「・・・・・・・・・・・」

オクサーヌ「・・・・・・・・・・・」

ジョー「・・・・・・・・・・・・」





ザギャーーーーーーーン!!
(兜割りの如く、大きく振り下ろされたアルレボの強大な剣圧により、衝突寸での所で正面から一刀両断される業火の化身)






カイルス「やりたがった!!」




ボオオオオオオオオオオ!!
(絶望の悲鳴を上げ、一同の両脇を燃えながら豪快に滑走していく、二分された煌黒龍の胴体)




オクサーヌ「あそこ!!お兄さん!!」ゴオオオオオオオオ炎(横を通り過ぎていく半分になった胴体から何かを捉えた様子で叫ぶ)

ソネル「!!」




ンボオオオオオオオオオオオ!!
(通り過ぎていく胴体の側面部から、巨大な心臓が見える)



ドックン・・ドックン・・



ソネル「これでおしまいだ!!バアル・ゼブル!!」ガッドキッ(半壊だが槍先はまだ生きているドリルランスを槍投げの様に持つ)



ドシューーーーーーーーーン!!
(疾走していく心臓部目掛け、渾身の一振りでランスを投げるソネル)




ソネル「いけぇええええええええ!!!!」





ブシューーーーーーーーーン!!
(炎の壁を突き破り、未だ蠢く巨大な心臓に突き刺さるドリルランス)





オクサーヌ「!!」





ゴオオオオオオオオオオ!!
(そのまま一同の下を通り過ぎていく煌黒龍の左半身)





ソネル「頼む・・・・アルル・・!!」






ギャアアアアアアアアアア
(銀盤エリアに響き渡る断末魔の叫び)






オクサーヌ「やったわ!お兄さん!!これでゼブルもおしまいよ!!」

ソネル「ジャバルサマーンにぶつかるぞ!!」




ゴオオオオオオオオオオオ!!
(半壊になった氷山の壁に向かって、銀盤上に炎の軌跡を描きながら突っ込んでいく、生気を完全に喪失した2つの燃える肉の塊)




ダギャアアアアアアアン!!
(氷壁に衝突し、木っ端微塵に肉片が飛散する)




BBB「おえ・・・俺、しばらく肉食いたくねぇかも」

ルー「げおげおばー」(同感)

カイルス「山を見ろ!!」




ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
(氷山と化したジャバルサマーンが大きく揺らぎ始める)




ジョー「おい、この展開ってまさか・・」

UBU「ありゃりゃりゃ」パキョーーーーーンキラキラン(全身を包む紫洸が弾け散る)

カイルス「まただ。またこの展開だ。お前らといると、こんなのばっかりだ!!」むんず(文句を言いながら、ソネルの襟首を持ち上げ、背中に乗せる)

ソネル「俺は慣れてきたぜ?お前のあったかい、この毛皮のシートにな」にこ

ルー「げお」

オクサーヌ「ほんと。大陸って飽きないわね」バッ煙(霞龍の背中に乗る)

BBB「つべこべ言ってねぇで離脱するぞぉ~!!」バッ煙(主人と共に大猪の背中に跨る)



ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(絶望の銀盤エリアの俯瞰。下から崩落していく巨大な氷山を背中に、一直線に遁逃する三頭のモンスター)




「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~





カイルス「くそぉ~!!おめぇらとの遊びはこれで最後だからなぁ~!!」ゴゴゴゴゴゴゴsss(背後から迫り来る巨大な氷塊)

ジョー「ちょうどいいじゃないか。遊興を締めくくる最後の大イベントだ。なぁ、UBU」ズドドドドドドドsss

UBU「GOGO♪」げおっ(それに同調する様に、並走する霞龍が鳴く)


To Be Continued






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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?

3/10(木)0時更新 なぁ~も決まってねぇですむぅ

をお送りいたします♪そんだらば次回も鬼みたいな顔して読もうあぁっ?!見ようあぁん?巨大組織に潜り込もうはぁ