Name:??
Nickname:Volgatron(ヴォルガトロン)

Gender:Male?
溶岩竜自体、まだ謎の多い生物で生物学的な性別の分別があるか不明だが、ジェンダーの観点から見れば男であると言える。

Affiliation:MM(Monster Militia)
Location:Volcano

Eyesight:Bad(ド近眼)
Sense of smell:Bad(嗅覚障害)

Favorite phrase:種の矜恃があればこそ


■生態・特徴

今もドンドルマ、メゼポルタギルドのハンターから崇拝、神格化されている狂暴なヴォルガノス世代を更に遡ること数百年前、旧大陸ではインテリクチュアルモンスターが種族間でその獰猛かつ好戦的な生存競争を繰り広げ、食物連鎖のヒエラルキーを見極めていた頃、ラティオ活火山に棲息した第一世代の溶岩竜を「ヴォルガトロン」と呼んだという。これはギルドや書士隊が溶岩竜を認知した近年よりも遥かに前のことであり、火山(volcano)のマグマを悠々と泳ぐ彼らを見た現地の調査団員が、当時、大海に棲息していたというメガロドン(古代鮫の祖先)にその名前をもじらせたのではないかとディルク・エクスナーは推測している*。モンスターミリシアのヴォルガトロンは、自分がその唯一の生き証人であることを大陸に証明する為、自らを第一世代の呼称で名乗っているという。彼曰く、第一世代は皆、知的生命体種であったそうだ。ディルク・エクスナーの見解によれば、かつて旧大陸ラティオ活火山に巨大な隕石衝突があり、ヴォルガトロンはその暗黒物質が溶岩湖で化学反応を起こして生まれた、極限環境微生物が収斂進化を遂げ成長したモンスターであると推測している。これが本当であるならば、溶岩竜の生物学的常識を逸脱した生態機能も納得がいき、彼ら特有の縄張り意識も、大陸外生命体ならではの防衛本能が遺伝子によって継承されているとしてもおかしくはない。また溶岩竜が見せるスパイホッピング(頭部を海面に出し、辺りを見渡すためと言われる行動)や、外敵を捕食する為に必要不可欠な、優れた探知能力も、大陸外生命体であるならば容易なのかもしれない。こと第一世代の溶岩竜であるヴォルガトロンは、ミーオンパーセプションという感知能力をもっており、それにより視覚や嗅覚に頼らずとも、外敵を察知することが出来る様だ(この感知能力については後述記載)。このようにヴォルガトロンは第一世代の溶岩竜ということもあり、火山近郊のモンスターから、種を問わず、真の兄貴として親しまれ、敬愛されている。サイズはメゼポルタで現在確認されている最大金冠よりも上であるという記述から、少なくとも3500超えであると推測出来る(2015現在)。安易にひと狩りという一般的な狩猟戦術では、瞬く間に彼らのブリーチング(海面へ自らの体を打ちつけるジャンプ。クジラがよくやる)の餌食になることだろう。もしもフィールドで彼に遭遇したのならば、一瞥するだけで決して目は合わせず、「兄貴、今日も見回りご苦労様です」と畏敬の念だけを示し、すぐさまモドリ玉を使い、安全なBCに戻ることを勧める。余談だが、イメージ写真でも分かるように、通常の溶岩竜の歯は黒く、特異個体が白であるのに対し、ヴォルガトロンは全部歯が「金ピカ」である。これに関しては本人からの言及はないが、おそらく金、或いはそれに近い金属元素を含んだ鉱石がマグマの高温よって溶解(金Auの融点は1064℃。対しマグマの平均温度は1000℃前後)し、兄貴の歯に付着、または好んで塗りつけいるのかもしれない・・。*大陸世界でも犬は犬、馬は馬として存在しており、鮫もいるのであれば、きっとその先祖にメガロドンというまさに太古のロマンを象徴する存在がいてもおかしくはないという、夢と希望を込めてあたモン世界にも登場してもらいました。


■ミューオンパーセプション

溶岩湖(マグマ)の中からでも標的を探知できる感覚器官。ヴォルガトロンはμ粒子(素粒子標準模型における第二世代の荷電レプトンである。英語名でミューオン(時にはミュオン)と表記することもある。宇宙放射線が大気に衝突して生じる、物質を形づくる12種類の素粒子の一種。地表に達する宇宙線の約7割はこのミューオンなのである。このミューオンは地上では手のひらぐらいの面積あたり毎秒1個ほど、絶え間なく、あらゆる方向から地上に降り注いでいる。また岩盤も通り抜ける素粒子で、密度が低ければ貫通し、高密度なら衝突する)を検出することが出来る。これにより地形の高い火山領域内に存在する物体、物質を通りぬけた、または弾かれたミューオンの数と方向を探知、検出することで、ヴォルガトロンは頭の中に3次元密度分布イメージを投影し、標的を捉えることが出来るのだ。これを利用し、ヴォルガトロンは火山の中を通過するミューオンの量を比較し、ドロドロのマグマの量を検知することで、その火山の活動状態を知ることができる。また地上に絶え間なく降り注ぐミューオン強度を分別することで、隕石衝突をいち早く察知することも出来るという。また現在の溶岩竜がこの感覚機能を継承しているのかどうかは不明である。これに関する記述は次章にて述べよう。


■ヴォルガトロン消失の理由と溶岩竜の都市伝説

なぜ第一世代ヴォルガトロンが彼一人を残してロストしてしまったのか・・その答えはエルデ地方に残された古代文書にあるとディルク・エクスナーは言う。エルデの古文書によれば、現在の大陸西暦より100年ほど前、ラティオ活火山で巨大地震が発生し、その時起きたプレート断裂により、北部の火山区域及び溶岩湖に棲息していた第一世代は程なくしてマントル内に飲まれてしまったというのだ。またラティオ活火山を中心に南北に別れる火山地区が存在(北が旧火山、南が火山として、現在ギルド特定狩猟フィールドとして認知)するのは、その巨大地震が原因だという仮説もあるようだ。その第一世代の生き証人、ヴォルガトロンはその特異な生命力を活かし、マントル内を何年もかけて移動し、晴れて新大陸の火山地区へと移住してきたと本人は語る。このことから現在確認されている火山地区(ラティオ活火山。南エルデ地方*)に棲息する第二世代以降の溶岩竜は、第一世代よりも遅れて収斂進化を遂げた極限環境微生物の姿なのかもしれない。これが本当なら、ギルドに最初に認知され、ハンターへの討伐指令が出された「初期の溶岩竜」が狂暴であったとしてもおかしくはないかもしれない。なぜなら最も獰猛と種族間で謳われた第一世代同様、彼らもまた、別の異なる第一世代といえるからだ。一部の溶岩竜マニアの中には、現ラティオ活火山の第二世代こそ、大陸に元より棲息した「天然の溶岩竜」の第一世代であると主張し、巨大地震前のラティオ活火山に「着陸」した大陸外生命体が、生物学的に逸脱した溶岩竜の異形な姿を「擬態」し、やがて人間を捕食し言語を覚え、大陸を火山より観察していたのではないかと訴える者も多くいる。このように大陸モンスター史上、神秘的な生態を持つ溶岩竜は、その体表に纏っている鉱石から成る甲殻が剥げれば、金色の鱗で全身を覆われているというのは有名な話(公式設定においても同義)であり、黄金魚との関連説を訴える学者も多くいる。また黄金魚竜や白銀魚竜、そして紅溶岩竜もまた、大陸外生命体による収斂進化の成れの果ての姿なのかもしれない・・。公式においても、メゼポルタのガイド娘(ユニス)をはじめ、多くの狂信的なマニアに敬愛されている火山のカリスマ、それが溶岩竜なのである。

*旧大陸火山地方と狩猟ロケーションとしての呼び名
ラティオ活火山=火山
北エルデ地方の火山=旧火山



■その他、作者によるお勝手ながらな兄貴の豆知識

ヴォルガノス=極限環境モンスターの代表格といっても過言ではないでしょう。
生態樹形図にみられる分類によると

魚竜種、魚竜目、有脚魚竜亜目、溶岩竜上科、ヴォルガノス科

となっており、また英語での種族名は・・

Species:Piscine Wyvern

ピサイン:[英]piscine
(1)[形]魚の・魚類の。
(2)[形]魚に関する・魚類に関する。
(3)[形]魚に似た。

紅溶岩竜(こうようがんりゅう)と呼ばれる亜種も存在します(MHF)。その名の通り、まっちんちんです。足にかじりつきたい。

兄貴武具の名称によく使われる「ラヴァ」とは、lava=(流動体の、凝固した)溶岩から由来しているのではないでしょうか?兄貴(原種)の英語表記は、Lavasioth。同じPiscine Wyvernであるガノトトスの英語表記がPlesiothと、どこか太古の恐竜(海竜)や古代魚を彷彿させるネーミングとなっています。おそらくはプレシオサウルス(Plesiosaurus.脊索動物門、爬虫綱、首長竜目、プレシオサウルス科でおなじみの我らの世界を代表する首長竜。ネッシーじゃないですよ)から派生しているのかと思います。これにlavaをもじらせLavasiothとしたのでしょう。カタカナ読みだとそのまま「ラヴァシオス」でしょうか?


とこんな感じの我らが兄貴を、あたモン世界での兄貴として召喚したのがヴォルガトロンなのです。今後のミリシアの活動と共に、兄貴の活躍にも期待しましょう♪





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1/20(水)0時更新 「生命の煌星だよ」の巻

をお送りいたします♪それじゃあさ、次回も読みもこってみようよにこっ