ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(俯瞰図。Uの字に開かれた騎士団陣営に向かって一直線に進軍していくオステルマン隊)
騎士団兵「敵援軍、両翼内に入ります!!」
ベナッツォーリ「・・・・・・・・・・・・・」ぷるぷる(高く上げている右腕が緊張で震える)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(俯瞰図。完全にUの字内に入った丸い陣形の猫騎馬隊)
騎士団兵「小隊長!!今です!!」
ベナッツォーリ「Grazieぇええええ!!両翼閉じろぉおおおおおおおお!!」バッ(高く上げた腕を振り下ろす)
ウオオオオオオオオオオオオ!!
(押し潰す勢いで両翼の部隊が中央の猫騎馬隊に向かって一斉強襲をかける)
オステルマン「・・・・・・・・・・」にや
ベナッツォーリ「クソ猫共がぁ!!圧迫死で落ちろっての!!」
騎士団兵「敵軍の進軍速度・・・衰えずこちらに向かってきます!!」
ベナッツォーリ「!?」
WAAAAAAAAAAAA!!
(俯瞰図。Uの字の中央で左右、殿を重騎兵により包囲された丸型陣形の猫騎馬隊は時計回りに外周の騎兵を急速回転させる)
騎士団兵「なんだ・・!?」ヒヒ~ン
(突撃を仕掛けた騎兵は思わぬ敵陣の行動に思わず立ち止まる)キーン「今だ!!てぇええええええ!!!!」
ズガーン
ズガーン
ズガーン
(ボウガンを速射発砲させながら自陣の外周を駆け回る猫騎馬兵達)
ベナッツォーリ「!!」
ドガアアアアアアアアン

(油断した騎士団兵達に次々と砲弾が当たり、周囲に爆炎をもたらす)
騎士団兵「ぎゃあああああああああ!!」ゴオオオオオオオオオ
(瞬く間に炎に包まれていく騎士団兵)ベナッツォーリ「なっ・・」
騎士団兵「焼夷弾です!!はっ
」ヒョウウウウ・・・・・・・ン
(耳障りな飛翔音を立てながら湾曲に急降下してくる砲弾)
騎士団兵「危ない!!」ドン
(馬ごとベナッツォーリを強く押す)ベナッツォーリ「くっ・・!!」ズデェーーーーン
(落馬する)
ドゥオオオオオオオオオオン!!
(それと同時に目の前は一瞬にして爆炎に包まれる)
ベナッツォーリ「・・・・!!」ガシッ(盾を構え流れてくる炎を制御する)
ゴオオオオオオオ・・・・・・!!
ベナッツォーリ「・・・・・・・・」ちら(盾を静かに下げ、視界を確認する)
ボオオオオオオ・・・!!
(さっきまで見事な陣を形成していたはずの頼もしい騎士団達の姿はそこにはなく、視界に映るのは辺り一面に広がった灼熱の昇炎地獄であった)
ベナッツォーリ「・・・・嘘・・だろ・・・」ガクン(両膝をつく)
ぎゃああああああああああ・・・・・・
(全身を炎に包まれ千鳥足で散会していくのは、さっきまで志を共にした無数の部下達)
ベナッツォーリ「・・・思い出したよ・・・・こいつらの前身、ジャック・ルー隊が討伐軍を散々に打ち負かした挙句、皆殺しにしたってことをな・・・」
ゴオオオオオオ・・・・

(全身炎に包まれ、助けを求める様に手を広げて近づいてくる騎士団兵)
ベナッツォーリ「これが・・・誇り高き聖戦だって?」
ゴオオオオオオオ・・・・・・・・・・ズシャーーーーン・・
(一層猛る炎と共に地面に崩れ落ちる騎士団兵)
ベナッツォーリ「なんなんだ・・・・一体何だっていうんだ!!」ガシャーーーン
(盾を放り投げる)「これが我がフェイリンメイリン国と死活を争うという、最も現実的な姿だ」
ベナッツォーリ「!!」
ゴオオオオオオオ・・・・・・!!
(燃え上がる猛火の中からゆっくりと姿を見せる猫騎馬陣営。その中央先陣で腕を組みながら騎乗する巨漢の赤虎猫。身に纏う漆黒の武者ネコ装備が炎に照らされ神秘的にすら見える)
ぎゃあああああああああああ・・・・!!
(逃げることもままならない全身炎に包まれた重騎兵達を容赦なく追撃する猫騎馬兵達)
ベナッツォーリ「・・・・・・・・・・・・・」(猛る炎に照らされながら、その地獄絵図を黙って静観している)
オステルマン「受け止められぬのも無理はない。だが、これはお前の脆弱した思考力が齎した確たる戦果。相手が獣人種だからと見下したその傲慢な気質こそ、貴様等人型が生まれながらに有した絶対的な欠陥だ。恨むなら、その形で生まれたことを憎み、我ら猫族と偉大なる大陸を畏れながら死に絶えるといい」パカラッパカラッ・・・
ベナッツォーリ「・・・・・・殺せ・・・・」ガクッ・・(両膝をついたまま俯く)
オステルマン「甘い騎士道精神が打ち砕かれたか・・・いいだろう。誰か剣を与えよ!」
キーン「ハッ」
ぺっ
(片手に持っていた長剣を無造作にベナッツォーリの膝元に投げ捨てる)オステルマン「己の傲慢を悔やみ、我が猫騎馬隊の英姿を見ながら自害することを許す」
ベナッツォーリ「・・・・・・・・・・・」ボオオオ・・・・(炎に照らされながら虚ろな目で地面に落ちている長剣を見つめる)
ドドドドドドドド・・・・・・
オステルマン「む・・・」
ベナッツォーリ「・・・・・・騎馬隊・・・・行軍音・・・」ボオオオ・・

キーン「総司令官!!あれを!!」
ドドドドドドドド!!
(エリア一面を立ち込める硝煙の中、見えて来たのは後退をしてくる猫騎馬隊の姿であった。前衛にカレンの姿は見えず、見るからに品の悪そうなモヒカンのメラルーが軍を率いてくる)
ドラモンド「どけどけどけどけぇええええええええ!!!!」ドドドドドド

オステルマン「なにがあったぁあああああああ!!!!」(背景の炎に負けじと激憤する赤虎猫)
ドドドドドドドドドド!!
(オステルマン隊に接近してくるカレン猫騎馬隊)
ドラモンド「てめぇら援軍かぁ!?撤退しろぉおおおおおおお!!」ドドドッドドドッ
(騎馬隊の先陣をきりながらオステルマン隊に向かって叫ぶ)オステルマン「説明しろ!!」
ドラモンド「んだてめぇ!!偉そうな口を・・って・・・オステルマン最高司令
」ヒヒ~ン
(荒ぶる馬を急停止させる。背後の猫騎馬隊も急ブレーキをかけ立ち止まる)オステルマン「何故ゆえに撤退か教えろ!!カレン=アレンはどうした!!」
ドラモンド「ヘ、ヘイ
姐さんは俺たちを逃がす為、単騎で殿を努めて・・・・」ドドドドドドドドドド!!

カレン「あははははははっ!!総司令官じゃないか!!悪いが挨拶抜きで行かせてもらうよ!!」ダダダッダダダッ
(所々に矢が突き刺ささり、ボロボロに消耗しきったアグナネコ装備を纏いながらオステルマンの横を颯爽と満面の笑みを浮かべ通り過ぎて行く。慌ててその後ろをついていくドラモンド達)オステルマン「待てぇええええ!!カレン=アレン!!」バッ
(過ぎていくカレンの方を力強く振り向く)カレン「司令官同様、あちらさんにも援軍が到着した故、撤退の判断をしたまでです♪」パチりん(騎乗で振り向きざまにウィンクしてみせる)
オステルマン「援軍・・・・」
キーン「総司令官!!前方を!!」
オステルマン「・・・・・・・・」ちら(訝しげに前を見る)
バベーーーーーーーーン!!
(オステルマン隊の前にはいつの間にか隊列を組んで立ちはだかる騎士団陣営の姿が。その中には同じ白銀の甲冑とランスを装備した頼もしい猫達の姿もところどころに見える。更には陣の中央を挟んで左右に小隊長と思われる騎士の姿も確認出来る)
ベナッツォーリ「シェリーナ・・・カッツェ・・・・・二番隊・・・・」(依然とオステルマンの馬の足元で両膝をつきながら、自軍の方を虚ろに眺めている)
シェリーナ「・・・・・・・・・・」(敵を睨みつける凛とした顔つきの女性騎士。アーメットからはみ出るエメラルドグリーンの髪の毛が特徴的)
カッツェ「よぉ~ベナッツォーリ。懺悔するにはまだ早過ぎやしないか?」(スマートな印象を与える金髪の騎士)
猫騎士団「今助けてやるニャ~!!無事フォンロンに帰還して、また一緒にホピ酒をたらふく浴びようニャ~!!」
ベナッツォーリ「あいつら・・・・」
キーン「ギルドの飼猫になることを選択した恥知らず共が・・その愚行が全大陸の同族に、オトモなどという汚辱的なレッテルを貼らせていることに何故気づかん・・!」
ベナッツォーリ「その劣等感があんたらのレイシズムを生み出してるのさ」
キーン「・・・なんだと」スチャ(刀を向ける)
ベナッツォーリ「あいつらは俺たちと同じ、誇り高き神殿の騎士団なんだ。見ろよ。その証拠にこの窮地だってのに笑ってやがらぁ」
猫騎士団「♪」にっこり(人型騎士に紛れながら微笑む凛々しい猫騎士達)
ベナッツォーリ「ほんとに・・・大馬鹿野郎どもだ」ニカッ(その目には涙が浮かんでいる)
オステルマン「総数は?」
キーン「人海戦術ではなさそうです。この数なら我らだけで討てますが、一体何がカレン隊を・・・・ん・・?」(敵陣を考察している)
ずいっ
(美しく配列する騎士団陣営の中から中央前衛に姿を見せる、およそこの緊迫した戦場には似つかわしくない鋼鉄のグァーグァーグークが姿を見せる)キーン「ああ?」
ベナッツォーリ「グークのアイアンメイデン・・」
オステルマン「??」
ファンクーン「私は神殿の騎士団二番隊長、クラーラ・ファン・クーンです!!フェイリンメイリン共和国、宰相補佐官兼、軍事総司令官、ミハイル・オステルマンとお見受けしましたが、どうぞぉ~!?」バビーン!!(グァーグァーグークの下腹部より突き出る両足から「中の人」が仁王立ちしてふんぞり返っていると見て取れる)
キーン「命を賭けた戦を愚弄する気か!!人型めぇええええええ!!」
ファンクーン「え、と・・・はいはい。そう言えばいいんですね?」こそこそ(明らかに中で何か話し合っている)
キーン「ぐぬぬぬぬ・・・・・!!」ぷるぷる・・
ファンクーン「よいかよく聞け(棒読み)!元来戦場とは意思疎通の存在しないもの!!力を持つ者だけが優位に立てる実存主義の完全実力世界という死地において命を対価に己の主義主張を強要する悪しき猫族よ!!(一気読み)すぅ~~~(息継ぎしてる)その邪な専横から水没林を守る為、ローゼンクロイツの名において貴殿らを駆逐致そぉ~~!!はぁ~・・・(露骨なため息)」
キーン「ぬかせ人型め・・!!」じり
オステルマン「待て」
ファンクーン「だが今ここで両軍相まみえれば特をするのは凍土が勢力!!先を見据えた戦略を持っていないのならばかかってくるよろし!!いえ、かかってきなさい!!」バビーーン!!(自軍の前でふんぞり返る)
キーン「殺しましょう」ザッ
オステルマン「安い挑発だ。なぜカレンほどの将が撤退したか、その裏にある策略を見い出せ」
ファンクーン「ベナッツォーリ三番隊長!!」
ベナッツォーリ「・・・・・・・・・・・」ちら
ファンクーン「まだ終わっていません!!アーモンラッシュ将軍と三番隊の敵を一緒に討ちましょう!!」(この言葉は彼女の意志であると聞き取れる)
ベナッツォーリ「クラーラ・・・ファンクーン・・・・・」
ファンクーン「・・・・・・・・」コクコクコク(頷く鋼鉄のグーク)
猫騎士団「・・・・・・・・・」コクコクコク(その背後で同時に頷く猫騎士達)
ベナッツォーリ「そうだ。まだ戦は終わっちゃいない」ガシッ
(膝元の剣を拾い上げる)オステルマン「下手に動けば首を斬る。それを承知なら、その衰弱しきった騎士道精神で斬りかかってくるがよい」
ベナッツォーリ「残念。あんたを殺すのは俺でも・・ましてやグークのアイアンメイデンでもないようだ」にやり
オステルマン「??」
ドシンドシンドシンドシン・・・・・
キーン「地鳴り・・・・モンスターか!?」バッバッ(辺りを見回す)
オステルマン「なるほど。カレン=アレンは誰よりも戦場の異臭を察知する嗅覚を身につけているようだ」
キーン「え・・」
ドシンドシンドシンドシン!!
オステルマン「撤退の準備をさせろ」
キーン「ですが!!」
オステルマン「私が時間を稼ぐ。急げ」ザッ
(騎乗したまま一歩前へ出る)ファンクーン「ユクモに見習い、我が神殿の騎士団も三種共存をここに誓う!!割路!!!!」
バッ
(号令と共に騎士団陣営が綺麗に2つに分かれ、モーセの道を作る)
キーン「なにをする気だ!?」
オステルマン「急げと言った!!キーン!!」ゴイン
(背中のエクスキューションを抜く)ファンクーン「いでよ!!我らが親愛なる友!!マッハベノムさぁ~~~~ん!!!!」くるくるくるくる
(その場でくるくる回り出す鋼鉄のグーク)ドスンドスンドスンドスン・・・・・
(騎士団陣営が切り開いた道の遠くから足音が近づいてくる)
オステルマン「・・・・・・・・・・・・・」ギュリッ(大剣の柄の部分を持ち替える)
ドスンドスンドスン!!

マッハベノム「F×~~~×K!!いやがったぜいやがったぜぇええええ!!不良猫共の群れがなぁああああああ!!」ドスンドスンドスンドスン
(口から大量のよだれを出しながら疾走してくるちょっと危なげな毒怪鳥)「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
キーン「毒怪鳥・・!!」

マッハベノム「毒に変わってお仕置きだぁ~!!ファッキンキャット~!!」ドスンドスンドスンドスン
(前傾姿勢で更に加速していく)オステルマン「面白い。お相手致そう」スチャッ
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はっ!!
4/2(木)0時更新 「作者、ご来訪者14万突破についての感謝の念を述べる」
をお送り致します♪お楽しみにね
(ちび○子ちゃんの次回予告の最後の台詞みたくあまい感じで)