~ギルドアサイラム内部

レオ「ふぁ~あ
」(でっかいあくびして歩く、真紅のギルドナイツ装束を纏ったがっちり体型白人)ウル「まったく広すぎてかなわねぇっチャ。くんくん・・・こっちンバ」すててててて
(両手を広げて小走りしていく緑色のギルドナイツ装束を纏ったちびっ子。頭には何やら「おかしげな」面を付けている)レオ「優秀なハンターには地図はいらないっていうが、モガの森じゃねえんだからよ。せめて見張りくらいもっと増やしたらいいのにな」ザッザッザッザ
ウル「ウーメイが言ってたっチャ。ギルドがハンター達に掲げる来年の目標はファイナンシャルハンティングだって。ギルドをはじめハンター達も、計画的に資金の運用をして赤字に出さないようにするのが目的だっチャ」くんくん
レオ「好きな時に好きな武具を作って、イカした格好で酒を喰らい、女を抱く。それが古来より伝わるモンスターハンターのライフスタイルだぜ?本部は黙ってクエストと報酬金だけよこせって話しだ」
ウル「仕方ないっチャ。現にハンターの犯罪だって増えてきてる「あぶない」世の中だっチャよ?もちろんそういったバカ者達にはワガハイ達の「おしおき」が待っているっチャが、ギルドロー以外でもハンターを拘束する必要はあるっチャ。それが今巷で流行っている「こんぷらいあんす」ってやつっチャ」にんまり
レオ「他の狩猟組合との差を広げようって魂胆か。行く行くは全大陸のハンターを統括し、地上権の独裁を目論むファシストギルド。やだねぇ~政治ってのは。血が通ってねぇ」ペッ
ウル「毎年発表されるギルドの新しい理念をちゃんと読んで理解すれば納得いくっチャ。モラトリアムな奴はそうやって自分の傲慢と怠惰を正当化させるんだっチャよ?都合が悪い時だけ組織のせいにするンバ」
レオ「お前・・「まだ」ちいちゃいのに、なんかすげぇ勉強してんな
俺も見習おうかな・・」ぼりぼり(あんましそうでもなさそう)ウル「だらしない奴っチャ。いいっチャ?ウルちゃま達は自由奔放でも、社会から認知されてるハンターとは違うんだっチャよ?ギルドナイツという組織は、云わば大陸の闇という混沌に秩序を与えるダークナイトっチャ。仮にもそのナンバー1がいつまでも「お幼稚な」ハンター思考じゃ困るンバ!」ぺし~ん
(レオのお尻をひっぱたく)レオ「お前をナイツに勧誘した事を誇りに思うよ」
ウル「ワガハイはナイトであることを誇りに思うっチャ。そして何よりもウルちゃまを導いてくれたお前にもっチャ」じー
(疑いの眼差しである事を示す様に、目を細めながら上目づかいする)レオ「わかってるよ。義妹(いもうと)の感謝と期待を受けて、もっとナンバー1らしく威風堂々と振る舞えっていうんだろ?」ちら
ウル「ンバ♪」
レオ「けどよ、残念ながら俺はモンスターハンター出身なんだ。他の世界で名を馳せてきた羽美や思文とは違う。知ってるか?生粋のハンターってのは威厳や経済力、それにモラルなんかより大切なものがある。それがこの腕っ節さ」えっへん
ウル「如何にも筋肉バカの言う台詞っチャ」
レオ「この力が知らずのうちにそいつのステータスになってアイデンティティへと形成される・・そんでもって「徳」が生まれ、その「仁」に集められた仲間と共に「志」と「誠」を共有共闘し合う・・・おお!これぞ狩猟社会の集大成!!」ガッ(両拳を握りへんなポーズをとって興奮してる)
ウル「それが天然記念物だっていうんだっチャ。フルフルだって、あれでも知性はあるっチャよ?レオと違って」ククッ
レオ「なっ・・この野郎!!それが愛する義兄(にい)さんに向かっていう台詞か!!ほりゃ~!!」ブーン
(懐からブーメランを投げる)ウル「それが愛する義妹に対する行動っチャ!?ンバアアアアアアアア!!!!」(咆哮を鳴らす)
ぎゅり~~~~ん

(音波衝撃でブーメランの進路を変える)
レオ「いっ
」ぎゅるるるるるるるるるる

(戻ってきた)
レオ「ひいいいいいいいいい
」ガバッ(しゃがんでそれを交わす)ウル「プップップ~♪そんなへなちょこブーメラン、当たらないっチャよぉ~だ♪」へっこへっこ(へんてこりんな踊りをして喜ぶ)
ぎゅるるるるる~~~ん

(ブーメランは洞窟内の曲がり角に勢い良く入っていっちゃう)
こち~~ん

(明らかに誰かに当たったと思われる肉音)
ウル「ダッ
」レオ「やっべぇ・・・あのおかまの館長だったら、どうする?すげぇ怒られるぜ」ぽりぽり
??「いてぇな!!バカ野郎!!これがギルドの新しい拷問かぁ~!?」(曲がり角から声がする)
レオ「拷問・・・って、ここ、監獄エリアか?」きょろきょろ
ウル「ンバ。そこを曲がった突き当りに牢屋があるっチャよ。あいつの」ぷい
レオ「あいつ?」
ウル「ブーメランを取り返しに行くっチャ」すてててて(その曲がり角に入っていっちゃう)
レオ「おいおい、勝手なことすると怒られるぜ」すてててて
ウル「平気っチャ。ここの牢屋は一人用ンバ」(奥行きのある洞窟を突き進む。左右には随所随所に松明が掛けられており、ウル達をほのかに照らす)
レオ「へぇ・・単独で隔離ってことは、それだけの重罪人がこの先に投獄されてんのか?」きょろきょろ(小走りしながら洞窟を見回す)
ウル「ただの悪党ネコっチャ」ぴた
レオ「猫・・獣人種か?」ひょい(ウルの頭の上から突き当りを覗く)

ゼット「あ!!てめぇ、あの時のクソナイツ!!」プッくぅ~(洞窟の突き当りの牢獄にはおでこを膨らませた、見るからに品の悪そうな獣人種が一匹、ツル草で拘束されたまま投獄されている。あぐらをかいて座るフサフサの膝元にはブーメランが落ちている)
レオ「なんだこいつ。ずいぶん口の悪い奴だな。知り合い?」
ウル「前のミッチョンの時、「ついでに」捕まえてきた、猛豚軍の参謀だっチャ」
レオ「あ~、それがこいつ」ぱちくり

ゼット「うるせえぞ人型!!」プッ
(牢の中からレオに向かってツバを吐く)レオ「オトモにはなれないタチだな」ひょい
(なんなくそれを交わす)ウル「ブッブッブ~。どうだンバ?ここ(アサイラム)の生活は?」
ゼット「暮らしなんて文明がここの何処にありやがるってんだ!!てめぇらが俺に飲ませた自白剤のおかげで、俺はもう水没林に帰れねぇんだぞ!!」ペッ

レオ「自白剤で仲間のことを喋らされたのか」ひょい

ウル「策略だけじゃなく、アジトも聞き出せたンバ。今頃、帝国軍に情報が伝わっている頃じゃないっチャか♪」
ゼット「クソギルド共め!!邪魔な種を大陸から淘汰して、古龍に代わり大地を喰らい尽くそうってか!?」
レオ「俺もそう思う」
ウル「こら
余計なこと言うんじゃねぇっチャ。いいンバ?お前はここでしっかり更正して、それからちゃんとした仕事につくンバよ。この施設は精神科医もいるっチャ。何か悩みごとがあればそいつらに相談するといいっチャ」ゼット「あのネコを上から見下ろした感じのやぶ医者共か?この前、相談するふりをして野郎が顔を近づけて来た時に、耳をかじってやったよ。そしたら黒狼鳥ばりに泣き叫んでよ、姿も連中と同じような片耳になっちまったとさ」
レオ「へぇ・・おっかねぇな。凶悪犯ってのはよ」
ウル「いちいち感心するんじゃねぇっチャ!それにお前!!そんなことしたら、二度とここから出れねぇっチャよ!!」ぷんすか
ゼット「ガキが誇り高き猫族に説法すんじゃねぇ!!それに俺は仲間の事をバラしちまったおかげで・・・水没林に帰ったところで、カレン=アレンにぶち殺されるのがオチってもんだ・・・あ~!!クソぉ!!てめぇのせいで俺の野望はもうおしめぇだ!!クソガキ!!」
ウル「ガキじゃねぇっチャ!!ウルちゃまだっチャ!!」ぷんすか
ゼット「小便くせぇクソガキが!俺が凶悪犯だぁ~!?てめぇらはただの殺人狂じゃねぇか!!流した血と殺めた屍の数だけ出世するんだろ!?おめぇらの仕事ってのはよ!!」
ウル「この・・・・!!」ぶるぶるぶるぶる
スッ(諌める様にウルの肩に手を置くレオ)
レオ「なぁ、猫の旦那」ザッ(牢の前で腰を下ろす)
ゼット「ああ?」ぷい
レオ「確かに俺達はあんたの言うとおり、人殺しもたくさんやってる。そしてそれが仕事のクソ野郎だ」
ウル「レオ・・・」
レオ「けどな、あんたが猫としての誇りを忘れてない様に、俺たち(ナイツ)もまた、人としての尊厳を失っちゃいない。また、闇に潜む悪を裁くために、自分たちが人身御供になったっていう自尊や負い目も感じてない」
ゼット「・・・・・・・」(顔をそむけながらも薄目でレオの顔を見てる)
レオ「俺たちを含め、大陸上で生命(いのち)のある生物はみんな獰猛なモンスター同様、畜生なのかもしれない。だとしたら・・」
ゼット「・・・・・・・」
レオ「最後まで生き残った奴が、大陸の支配者なのかもな」にや
ゼット「・・・・・ケッ。てめぇもただの悪党かよ・・・消えな。クズ野郎」ぷい
レオ「そりゃ違うな」チッチッチッチ
ゼット「ああ・・?」
レオ「俺はその醜い生存競争には加わらない。やることはただひとつ」
ゼット「・・・・・・・・」
レオ「そのハルマゲドンで生き残った大陸一の最強をぶっ倒して、真のモンスターハンターになる。それだけだ」にやり
ゼット「・・・・はぁ・・?」ぱちくり

レオ「ん?なんか違うか?」ぱちくり

ウル「こいつはただの熱血バカなだけっチャ。気にするなっチャ」はぁ~
レオ「なんだよ!その言い方!!俺はねぇ、こよなくひと狩りを愛する生粋の狩人なの
公のクエストに手応えを感じなくなったから、強い奴と戦う為にナイツ入りしたんだ!それの何が悪い!」ぷいゼット「へぇ。たいした自信だな、赤の兄ちゃん。そんなに強い奴と戦いてぇか?」
レオ「なんだよ。あんた誰か知ってるのか?」
ゼット「現在新大陸でその生存を確認されてる最恐生物は、水没林ではうちの大将、猛豚将軍をはじめ、砂漠の死神ショットリーパーに、そして凍土の・・」
レオ「オクサーヌ・ヴァレノフ・・だろ?」にや
ゼット「ククッ・・そうかいそうかい。オメェ、最初から白いドレスの少女、一点狙いか。あんた、ナイツの爵位はよ?」
レオ「ナンバー1」むん
ゼット「ハハハハハハ!!なんでにいちゃんがナイツに入ったか分かったぜ!新旧ナイツの勝者を決め、大陸のグランドスラムを獲ろうっていうんだな!?ハッハッハッハッ!!こいつぁ久々におもしれぇ人型に会ったもんだぜ!!」
レオ「大陸のグランドスラムか・・・いいね、それ。やろう、それ」
ゼット「だがな、にいちゃん」ケホケホっ
レオ「ん?」
ゼット「忘れちゃならねぇぞ。この世界には人型、獣人種なんてちっぽけな命をなんとも思わねぇ、今も昔も大陸の主権者である連中がいるってことをな」
ウル「ダッ・・・なんだっチャ?そいつらは」
レオ「邪龍」
ウル「!!」
レオ「過去も現在も、そして未来永劫にギルドの宿敵だよ」
ゼット「流石はギルドナイトだ。俺なんかの情報はなにもいらねぇ様だな。だったら帰りな。俺はもう帰る場所も生きがいもねぇ。眩しいくれぇの目標をもった熱い野郎は鬱陶しくてかなわねぇんだよ」
ウル「さ、行こうっチャ、レオ」ぐいっ
レオ「なぁ、あんた・・」
ゼット「んだよ・・まだなんか・・」ちら
レオ「生き甲斐がないってんなら、俺のオトモやんねぇか?」
ゼット「はぁ・・?」
ウル「ダッ!何をバカなこと言うっチャ!!いいっチャ!?こいつは散々悪いことをしてきたテロ集団の参謀だったんだっチャよ!?」
レオ「それならうちの思文だって元剣客商売人だぜ?唯才あらば己の意志におさまらず生き永らえる・・なんて俺は選民思想じゃないけど、少なくともこの猫の旦那は俺達のせいで生きる希望を無くしちまったと言う。だったらその責務を負うのも、俺達の務めじゃないかな」う~ん
ウル「レオ・・・・・」
ゼット「ケッ。冗談じゃねぇ。ギルドの犬のオトモってか?そこまでプライドを捨てるなら死んだ方がマシってもんだ」
レオ「そうか・・それは残念だ」しょんげり
ゼット「・・・・・・・。にいちゃん、名前は?」
レオ「レオゲルク・シュナイダーだ」
ゼット「レオゲルク・・・・そうかい。にいちゃんがあの「モンスターハンター」か。ま、会えてよかったぜ」
レオ「いいか、猫の旦那」
ゼット「ん・・・」
レオ「簡単に死のうなんて思うんじゃねぇぞ。生きてれば必ず活力と成りうる希望ってもんがこの大陸社会では待ってる。少なくとも、俺も、そしてこのウルも、そうして生き延びてきたんだ」
ゼット「・・・・分かったよ。だったら可愛いメス猫でも、同じ牢屋に入れてくんな」
レオ「ククッ。いい子にしてたら上に掛けあってみるよ。本当だぜ?」
ゼット「・・・・・・・・・」
レオ「しっしっしっしっしっし」
ウル「さぁ、レオ。もうそろそろ戻らないと怒られるっチャよ」
レオ「だな。さて・・・・んっ」
ウル「どうしたっチャ?」
レオ「・・・・・・・・・・・」スッ・・・(ゆっくりその場で立ち上がり、洞窟の天上を眺める)
ゼット「ああ・・?」
ウル「レオ・・?」きょとん
レオ「感じねぇか・・ウル」
ウル「ンバ?」
レオ「すげぇ大物が・・・エリア内にいるぞ」
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~

ヒュウウウウウウウウウ・・・・

ヒュウウウウウウウウウ・・・・・
ルナストラ「・・・・・(やはりあの渓谷地帯から得体の知れない脅威を感じる)」
ヒュウウウウウウウウウ・・・・
ルナストラ「ここに滞在して数日・・・そろそろプリンシアへの手土産となる情報を掴みに行くとしましょうか」ザシュッ

ウル「大物ってなんだっチャ!?」バッ
(慌てて懐からハンターナイフを取り出す)レオ「距離があるからはっきりとはいえねぇが・・・ウル、わりぃが武器庫に行って得物を取ってきてくれねぇか?」
ゼット「そういや、にいちゃん、得物を持ってねぇな。何使いなんだ?」
レオ「なにって旦那。全武器の特性を活かしてやるのが、真のモンスターハンターってもんよ」ビッ
(サムズアップしてみせる)ゼット「なるほど
」ウル「急ぐっチャ!レオ!」
レオ「ああ。久々に兄妹そろってのひと狩りといこうか」にんまり
To Be Continued
ランキング参加中です♪皆様の激アツ一票お待ちしてます

気づいたら1月も末...年始めのあんまんを食べていないことに猛省する作者でした
皆さんは何まんを食べましたか?はいそういうわけで次回の「あたちのモンハン日記」ザッツ・中継ぎ記事はぁ~ん!?1/26(月)0時更新 多分MHプチ情報系のお話

をお送りたします♪次回もあんまん
ピザまん
肉まんは大嫌ぁ~い
次回も見てね