~霊峰頂上

ザーーーーーーーーーーーー
ゴロゴロゴロ・・・
カッ(雷の閃光と共に一匹の猫のシルエットが浮き彫りになる)
ドシャーーーーーーーーーン


BBB「チッ・・・まったく忌々しい雷雨だ。日に日に強くなりやがる・・・」
ダーーーーーーーーーーーーーーーーー

(雨は更に強さを増し、黒猫の視界を遮る)
BBB「・・・・・・・・・・・・・・」ちら(空を眺める)
ダーーーーーーーーーーーーーーーーー

(本来透き通る様な青色の空の姿は、怒りの稲光に支配され紫色へと変貌している)
BBB「まともじゃねぇか・・・」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
(山全体が地震で揺れ出す)
BBB「ほら見ろ!!やっぱりだ!!」バッ
(その場にしがみつく)ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・!!
カッ(稲光が地面にひれ伏す黒猫のシルエットを露わにする)
BBB「天災だぉ~!?その元凶とうちの主人の事をあんたに予言してもらう為にわざわざ会いに来たんだぜ!?嵐龍の阮白玄さんよ!!」ザアアアアアアアアア
ドシャーーーーーーーーーン

(雷光が付近に落ちる)
BBB「うおおおお!!冗談じゃねぇぞ!!今日もあんたが現れねぇなら俺は待つまでだ!!」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・・・・・
(揺れが収まり豪雨も少し弱まる)
BBB「あいにく霊峰頂上には旧ベースキャンプ跡地っていう便利な待機場所があるんだ!そこで待っててやるから必ず降りて来い!!いいな、阮さんよ!!」ダッ

カッ(また光る。豪雨降りこめる霊峰の頂上を疾走する黒猫のシルエット)
BBB「それまでチェルシー!!おじさんは村に帰れねぇけど、必ずお前の大好きな主人の居所を聞いて帰ってやるからなぁ~!!」ダッダッダッダッダッ
ドシャーーーーーーーーーン

(近くに雷が落ちる。驚いてすっ転ぶ黒猫)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~ユクモ村、正面出口

ちゅんちゅん


キザ夫「OH~NO~。とっても暇れすねぇ~」ぱたぱた(地べたにぺたんと座り、両足をぱたぱたさせている)

ミッチ「暇なのは平和な証拠っすよ?」むん(こちらは頼もしく腕を組み、遠方を睨みきかしている)
キザ夫「ミーはもっとたくさんの美しい女性の検問をしたいのデェ~ス。ほら、昼前に来訪してきたあのオネエサンの様な・・」しっしっしっし

ミッチ「パノ・パパンドレウ・・・。タンジア港より来訪。確かに綺麗な女性でした」う~ん
キザ夫「ユーもそう思うかい?しかしあんなか細い女性がよくあんな大樽を背負ってタンジアから来たもんだよね。おっと。か細いと言っても、スタイルはボン・キュッ・ボンだったけど・・荷物検査も異常なかったんだろう?」しっしっしっし

ミッチ「しょうもない。確かに樽の中身を拝見させて頂きましたが、何も怪しいものは入ってなかったすよ。よく見かける石ころとかトラップツールが入ってただけっす」
キザ夫「トラップツールはギルドローの規約でハンターしか購入出来ないはずだろう?ってことはさ、あのオネエサンはハンターかな」
ミッチ「確かにトラップツールは誰でも簡単に罠が作成出来る工具やらが入っていることから、一般市民への販売は許可されていないっす。パノ殿は「行商人見習い」と言っていました。だから所持が許されているのでしょう。きっと売り物を集める為に各地を旅しているんすよ」
キザ夫「ユクモはギルド公認の保養地だしね。観光客相手に通行証を要求しない、年中フリーパスのスパセンター・・だからパノさんの様に美しい女声も気軽に入村出来るのさ♪それも集客の大きな要因のひとつだね」
ミッチ「うっす。しかし現在は新大陸全体の治安が乱れつつあるっす。だからこその見張り番が今こそ必要なんすよ」
キザ夫「殊勝な発言じゃないか。ミーもパノさんの様な「イケてる」女性ばかりが村に来るのだったら、毎日見張り番を買って出るよ」しっしっしっし

ミッチ「それが今回見張り番の手伝いをしてくれる本当の動機っすか・・・。しょうもない」
キザ夫「ヘイヘイ。ミーはスクール(バベル中学)をエスケープしてまで君のサポートをしてるんだよ?少しは感謝して欲しいデ~ス。Death」しっしっしっし

ミッチ「してるっすよ。今は人手不足っすからね。こういう時だからこそ薔薇十字軍の結束力が試されるんす」ふん
キザ夫「・・・・・・。UBUとフラワーの・・捜索隊は出発したんだろう?」
ミッチ「うっす。二人が消息を断った大砂漠には、元より二人と同行していた信長殿、それにバラン殿、アモン殿、ディアベル殿が調査してるっす。砂漠の民への聞き込みには総帥(鉄平)とボニー殿が出向いているっす」
キザ夫「そうかい・・。鉄平はフィアンセのフラワーさんが心配で居ても立ってもいられないだろうね・・・ミーもトンコもそうさ・・・UBUがミー達に無断でこんなに帰って来ないなんて初めてだからね・・・」
ミッチ「・・・・・・・・・・・」
キザ夫「ユーだって心配だろ?」
ミッチ「自分は見張りが仕事故、ここを動けないっす。今は他のみんなを信頼する他ないっす」
キザ夫「たくましいね、ミッチは」
ミッチ「そうでもないっすよ。皆々がいるおかげで自分が強くなれるだけっす」
キザ夫「そっか・・・。ああ、それとは別に水没林へ出兵してるみんなはどうしてるんだい?」
ミッチ「先の解放戦争終結以後は、メンバーをローテーションさせてベースキャンプに駐留してるっす。本来は総帥が指揮官でしたが、フラワー殿のこともあり、今は伯爵(マクシミリア)が指令を出している状態っす」
キザ夫「猛豚軍は勢力を拡大してるんだろう?なんでもリニアンズ(獣人種)だけの独立国を建国させたって聞いたよ」
ミッチ「フェイリンメイリン共和国っす。獣人種と言っても我ら猫族だけ・・あいにく水没林では奇面族の存在は確認されておりませぬ故、迫害は受けずに済んでいるっすけどね・・・連中が領土を拡大すればそれも問題となるでしょう」
キザ夫「水没林領内に訪れた狩猟者や輸送業者の民間人を捕まえては奴隷にしてるらしいじゃないか?」
ミッチ「誘拐ビジネスもっすよ。水没林近海を航海中のギルドの要人も拉致されたっす。目的は身代金と自分たちの主張をギルドに認知させる為っす。おかげで各大陸から猫族の主権を求める革命家はじめ、アナキストや共産主義者の多くが水没林に続々と集結してる様っす」
キザ夫「彼らはフニャンコ革命は終わったと信じていないのかい?」
ミッチ「連中の中での革命が始まっただけっす。あんなもん、ロベスニャエール宰相の描いた獣人種の理想じゃないっす。ただの猫族による恐怖政治っすよ。その証拠にかの暴君、ジャック・ルー配下であった、ルイ・アンドリュー・ド・ニャン=ジュストは猫無双、猛豚を傀儡に、その影で政務と軍務を動かし、人型主権社会からの奪回を目論んでいるんすよ」
キザ夫「彼らにとって種の共存という言葉は、自分達が生活圏の上位に立ってこそはじめて成り立つということだね・・・同族として嘆かわしいよ」
ミッチ「ただの独裁主義っすよ。その苛烈な全体主義が水没林の外に出ない様、ラインハルト公は自ら軍を率いて今も水没林に駐留してるんす。そこで我らクルセイダーズは猛豚軍の本拠南に陣取り、北に駐留している帝国軍と挟むようにしているわけっす」
キザ夫「猛豚軍がどちらかに動けばその後ろを一方が突く・・・暗黙の盟約を帝国軍と交わしてるわけだね」
ミッチ「本来であればUBU殿がラインハルト公と面会をしてる段階のはずなのですが・・それはUBU殿らの安否が確認されてからっす」
キザ夫「また戦争か・・・もうミーとトンコは懲り懲りだよ。スクールも順調だしね・・つまり今は生活が充実してるのさ」
ミッチ「キザ夫殿らの通う学校は三種共存が当たり前の通念っすからね・・余計にニャン=ジュストが掲げる腐敗したイデオロギーと呼ぶのも馬鹿らしい、ただの独裁思想なんかには関わりたくもないっすよね。よく分かる話しっす。けどキザ夫殿・・」
キザ夫「なんだい?」
ミッチ「時として、守る為には戦うことが必要な状況もある・・・キザ夫殿もれっきとしたクルセイダーズの一員。それだけは忘れずに」(遠くを見ながら語る)
キザ夫「・・・・・・。そんな状況・・来ないことを祈るだけさ」
ミッチ「そうっすね。UBU殿や川村の兄貴が留守の今、余計な厄介事は自分も勘弁っすよ・・・むう?お客かな・・」じー
キザ夫「なんだい!?美人の来訪者かい!?」ガバッ
ミッチ「しょうもない」

カツカツカツ・・・(集会浴場からの長い階段を手を繋いで降りてくる幼女猫と大陸にありがちなエスニック衣装を身に纏い、背中に大樽を背負った女性)

チェルシー「ちょっと長い階段なにょだ。こりをユクモ名物「地獄の長坂」だと、姫姉ちゃまが命名したにょだけど、もちろん町内会の人達に却下されたにょだ」よいちょ
よいちょ
(小さい体でひとつひとつ上手に階段を下っていく)パノ「ここから見える景色・・」ぼー
チェルシー「みゅうう?」
パノ「綺麗ですね。とっても」ほけぇ....
チェルシー「なにょだ。ちなみに姫姉ちゃまはここから絶景を見下ろすことを、ユクモ名物「物質社会に淀んだ外界を見下ろす神々」と命名したにょだが、もちろんそりも却下されたにょだ」
バルバラ「愉楽を解した御方なのですね。チェルシーちゃんのご主人様は」(パノの髪飾りと扮している知的生命体種のアゲハプリンセスが口を開く)
パノ「よいしょ」グイ(背負ってる樽の肩ベルトを直す)
チェルシー「重くないにょか?しょれは」
パノ「そんなにです。意外と」
チェルシー「しょうか。重かったら言うにょだぞ?あたちはまだ小さいけど、後ろから押してあげてアシストするくらいは出来るにょだ」
バルバラ「偉いですわ、チェルシーちゃん」くす
チェルシー「ふふ・・もっと褒めてほちいにょだ」
カツカツカツ・・・(仲良く手を繋いで階段を降りきる二人)
チェルシー「到着~♪」ぴょん(最後の階段をジャンプして降りる)
パノ「・・・・・・・・・・・・」ちら
ザシュザシュザシュ・・・・
(遠方より見るからにベテランハンターが歩いてくる)

サムソン「ん・・・・・・」ザシュザシュ・・
チェルシー「しゃむしょんなにょだ。村のハンターにょ」
パノ「しゃむしょん・・・」じー
チェルシー「バルバラしゃんは声を出しちゃダメにょ。しゃむしょんはああ見えて意外と勘のいい大人なにょだ」
バルバラ「わかりました」ス・・・
サムソン「やぁ、チェルシー。おや、そちらは・・」
チェルシー「パノおねえちゃまなにょだ。観光客にょ」
パノ「こんにちわ。どうも」ぺこり
サムソン「そうか。昼前に村を訪れた観光客というのはあなたであったか。なに、村の正面出口で見張りをしておる者から聞いたのだよ」
チェルシー「しょうか。しょれなら話しは早いにょだ。あたちはこりからパノおねえちゃまをあたちのお家に招待するところにょ。しゃむしょんも来るか?せんべいくらいならあるにょよ」
サムソン「いや。お誘いはありがたいが、これから村長の家に行かねばならなくてな・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(長坂下にある、いつも村長さんが腰掛けている長椅子にその姿は見えない)
チェルシー「ありゃ。村長さんが「珍しく」いないにょだ」
サムソン「うむ。昨日私が渓流より連れ帰った女性の看病を、ササユと二人でしているのだよ」
チェルシー「しょうか。しょの女の人は病気なにょか?」
サムソン「いや。少し怪我を負っていてね・・・なに。すぐに良くなるさ。それにそろそろ目が覚める頃・・だから話しを少し聞きに行くのだよ」
チェルシー「しょうか。たいへんだな。しゃむしょんも。しょれもこりも姫姉ちゃまとカーブーおにいちゃまがいないからいけないにょだ・・・」しょんげり
サムソン「・・・・・・・。大丈夫。直にあの二人も戻ってくるさ。ローズダンテも一緒にな」
チェルシー「ほんとう?」
サムソン「ああ。だから心配するでない」ぽむ(チェルシーの頭にそのゴツゴツとしているが優しい手のひらを乗せてやる)
パノ「・・・・・・・・・・・・・」
サムソン「パノさんや」
パノ「はい」
サムソン「観光客のそなたにこんな事をお願いするのもなんだが・・」
パノ「お構いなくです。それに一緒にいて私も楽しいので。チェルシーちゃんといるのは」ギュッ(幼女猫の小さな手を優しく握る)
サムソン「ほむ。年寄りのいらぬおせっかいであったか。パノさん。何か村の中で困ったことがあったら遠慮せずに相談して欲しい。いいですな?」
パノ「では遠慮無く。100万ゼニーください」
サムソン「ほむ?」
パノ「嘘です」てろ~ん(寄り目でおどける)
チェルシー「パノおねえちゃまはすぐにしょうもないうしょ(嘘)をつくにょだ
」サムソン「なるほど。人を不安にさせないユーモアをお持ちの奇特な方というわけか。ではチェルシー。くれぐれもパノさんを困らせぬようにな」
チェルシー「はいにょ♪」
パノ「は~い」さぴーん
(手をものすごく真っ直ぐ上げる)サムソン「うむ。ではこれにて」
ザシュザシュザシュ・・・・
パノ「・・・・・・・・・・・・」じー
チェルシー「にゃあ?ああ見えて「いいやちゅ」にょ?しゃむしょんは」
パノ「です。頼りになる戦士が小さな村にいるのはとてもいいことで。はい」
チェルシー「しゃあ、あたちハウスに行くにょだ♪」ぐいぐい
パノ「あたちハウス・・?」
チェルシー「しょれだ」
パノ「・・・・・・・・・・・」ちら
ざべーーーーーーーーん!!

チェルシー「にゃあ、いいお家にょ?」
パノ「とっても。ええ」にこ
ミッチ「ほほぉ・・・火の国から・・」ジロジロ(身分証と思われるチケットをチェックしている)
男「はい」(バックパックを背負い、民族衣装を着たラテン系ゲジゲジ眉男)
キザ夫「おねえさんも同じ出身かい?」
女「ええ。そうよ♪」パチりん(薄手のストール(ドゥパッタ)で顔半分を隠している褐色系の黒髪ポニーテールの女性がウィンクしてみせる)
キザ夫「OH~!ザッツベリ~キュート!ヘイ、ミッチ!この人達が怪しいわけないだろう!?スルーさせてあげよう!ナウ!!ナウ!!」
ミッチ「確かに身分証明も持参ですが・・・・」
男「なにか?」
ミッチ「聞けば火の国は現在、鎖国状態で戒厳令が敷かれていると聞くっす。おにいさん達はなぜして、その様な状況下を抜けだしてまでこの観光地に?」
キザ夫「ヘイ!失礼じゃないか!そんな状況だからこそ、外に出たいってことも・・」ちら
男「いいのです。確かに我らの国は現在治安がよくありません。というのも現在火の国では国王派と反乱軍の内紛が続いているからです」
女「だからです。この方の言うとおり、亡命を図る市民も多く存在します」
ミッチ「・・・・・・・・・・・」
キザ夫「ほらみろ。人それぞれ事情があるのさ。それじゃあ「それ」が目的でユクモに?」
女「そこでお伺いしたのですが、先日、こちらに私達と同じ火の国の者が来ていると聞いたのですが・・」
男「なにか心当たりはないですか?」
ミッチ「そうっすね・・・」
キザ夫「ほら、あの人のことじゃないかな!昨日サムソンが渓流から連れて来たっていう女性!ユーはずっとここで見張りをしてるからその人の事も知ってるはずだろう!?」
ミッチ「確かに・・こちらの女性と同じ様な民族衣装を着た方でした。その顔面にくるくる巻いてるやつも・・」ちら
女「ご存知なのですね!今、その者はどちらに!?」
キザ夫「確か怪我をして気絶してたんだよね!?今は村長さんの家で治療を・・」
むぐう
(ミッチがキザ夫の口に肉球をあてる)キザ夫「もごごごごご
」ミッチ「その御方とのご関係は?」
男「・・・・・・・・・」ちら(女性を見る)
女「・・・・・・・・・」こくり
男「実は、その女性というのは・・」
ミッチ「うむうむ」
女「我が火の国の姫君なのであります」

じーーーーーーーーーーーーー

(渓流の森丘から双眼鏡で村を監視する黒の迷彩模様の軍服を着た大柄な兵士)
??「・・・・・・・・・」じー
(双眼鏡を覗くケルト系大男。もちろん坊主で白目タイプ)??「狼煙はまだ上がらぬか?フランク伍長」ザッ(推定年齢40代半ばの白人金髪ベテラン軍人のステレオタイプ)
フランク「ハッ!ブラックモア少尉!まだ合図はありません!」バッ(敬礼する)
ブラックモア「そうか・・構わん。監視を続けながら聞け」
フランク「ハッ!」じー
(慌てて双眼鏡を覗く)ブラックモア「麓で待機中の同志は?」
フランク「狼煙が上がり次第、突入する予定であります!」じー

ブラックモア「よし。警戒を怠るな。この渓流にはクルセイダーズ配下のモンスターが警備をしているからな・・・事を荒立てぬ様、迅速な判断と対処が今回の作戦の肝だということを忘れるな」
フランク「ハッ!」じー

ブラックモア「あとは時間との勝負か・・・」ちら(空を見上げる)

ミッチ「ではお二人はそのアルル姫の従者であると・・?」ちらちら
男「はい」
ミッチ「どうしてアルル姫はユクモを目指したんすか?」ジロジロちらちら
男「政治的な詳細をこれ以上、この公な場でおっしゃれと言うのならばお答えしましょう」
ミッチ「・・・・・・・・・・・・」ちら
女「我らは一刻も早く姫君の無事を知りたいのです。どうか・・どうか会わせて下さい」
ミッチ「・・・・・・・・・・・」
キザ夫「ミッチ。もういいだろう?これ以上なにを疑う必要があるんだい」
ミッチ「うっす。では村に入る前に、荷物検査だけを・・」そろ~
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
男「!?」バッ
女「!!」バッ
キザ夫「うひゃあああああ
またアースクエイクだぁ~!ヘルプ・・ヘルプミー!!ナァ~~~~ウ!!」ガタガタガタガタ・・(地面にまあるくなる)ミッチ「・・・・・・・・・・・・・」ゆれゆれゆれ・・・
ズゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・・・・・・・
しーーーーーーーーん
男「・・・・・・・・・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・・・・・・・」
キザ夫「はぁ~
ほんと厄介なアースクエイクデェ~ス!Kick-ass Deaeh!!」ぷんすかミッチ「お二人・・
」ジロ男「??」
ミッチ「今の地震が起きた際、実に冷静な身のこなしと落ち着きようでしたが・・何か武芸でも?」
男「え・・・」
女「これでも一応、姫君を守る従者。少しばかりの「覚え」はあります」
ミッチ「そうっすか・・。では持ち物検査を・・」そろ~
キザ夫「ヘイ!もぉいいだろう!?だいたいユーのそのいやらしい肉球はなんだい!?ミーが調べるよ!!」
女「どうぞ」
キザ夫「ヒッヒッヒッヒッヒ・・・では・・
」さわさわ・・さわさわ・・(お尻をメインに調べてる)ミッチ「・・・・まったくしょうもない助平な外来猫っすね。では御仁の方は自分が」さわさわ・・
男「・・・・・・・・・・・・・」
ミッチ「そちらのバックパックもいいっすか」
男「どうぞ」
ミッチ「すまないっす。え~、どれどれぇ~」がしゃりごしょり
男「・・・・・・・・・・・・」
ミッチ「携帯食料に、応急薬、それから解毒薬・・・医療品ばっかすね」
男「旅の必需品ですよ」にこ
ミッチ「うっす。ご協力感謝するっす」
男「信用して頂けましたか?」
ミッチ「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
ミッチ「ようこそユクモ村へ」にこ
男「ありがとうございます」ぺこ
キザ夫「さぁさぁ!そうと決まったらお姫様のいる村長さんの家までミーが案内してあげるよ!ひぃ~うぃ~ごぉ~♪」
女「ほんとうですか?」
ミッチ「ふん。大方、そのお姫様を見たいだけっす・・まったく、つくづく助平な外来猫っすよ」
チェルシー「ほら見て見て♪これが子供用マギアチャームレプリカなにょだ!」ぽへぇ~ん(例の危ない玩具を魅せつける)
パノ「ずいぶん立派ですね。これはこれは」(あたちハウスのリビング。まあるいエスニック風の絨毯に腰を下ろしている)
バルバラ「二人暮らしなのですか?チェルシーちゃんはここでご主人様と」
チェルシー「違うにょだ。お守りのおじさんや他の仲間も一緒なにょだ。でも今はそのおじさんも外出中なにょだ・・」
バルバラ「あるのですね?何か理由が」
チェルシー「はいにょ。しゃいきん(最近)頻繁に起こってる地震しょうどう(騒動)の理由と、帰ってこない姫姉ちゃまの居所を、羽衣大禍津(はごろものおおまがつ)様という、予知能力を持った嵐龍に聞きに行くって出て行ったきりなにょだ・・・」しょげりん
パノ「・・・・・・・・・・」
チェルシー「だからあたちはこわい・・。姫姉ちゃまもトリプレビーおじちゃまもいない世界が・・・とてもこわい・・・」しくしく・・
六本木「チェルシー。ナクナ。ゲンキ、ダセ」(鳥かごの中のインコが喋り出す)
バルバラ「そうです。チェルシーちゃん。今は少しだけ辛抱する時期だと思って下さい。そうすれば必ず、あなたの大切な人は戻ってくるでしょう」
チェルシー「うん・・・」しくしく・・
パノ「知ってますか?」
チェルシー「??」
パノ「猫って、泣きすぎると毛が抜けるって」
チェルシー「え!?」ガーン

パノ「嘘です」てろ~ん(寄り目をする)
チェルシー「みゅううう!またうしょ(嘘)をついたにょだな!こにょこにょ!!」ブンブン
(ステッキを振り回す)パノ「子供が元気が一番なわけで。はい」ひょんひょん
(寄り目をしながらステッキをなんなく交わす)バルバラ「もぉパノったら・・・」
六本木「ソト。キザオ。マレビトトイッショ」ツンツン(くちばしを小窓に向ける)
チェルシー「みゅうう?外にキザ夫おにいちゃまがいるにょ?」スッ(玄関脇の小窓に顔を覗かせる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(見るからにユクモの住民ではない異国の民族衣装を纏った男女を、キザ夫が意気揚々とナビゲートしている)
パノ「お知り合いですか?あのサングラスの方」じー(チェルシーの後ろから窓の外を見てる)
チェルシー「かじょく(家族)みたいなもんなにょだ。それにしても、あのキザ夫おにいちゃまのいやらしい顔・・嫌いなにょだ
」バルバラ「あの人達は村の方で?」
チェルシー「ちらない(知らない)にょだ。きっとパノおねえちゃまと同じ観光客ね」
パノ「マレビト。温泉に惹かれた・・そうですか。はい」じーーー
バルバラ「本当に。ユクモという清涼な地は、種を問わず生きとし生けるものの生命(いのち)を惹きつけてやまないのですね」
パノ「それが・・」
バルバラ「??」
パノ「良い人だけなら。ドラマチックな訳で」じーーー
チェルシー「みゅううう??」きょろきょろ(外とパノを交互に見る)
パノ「・・・・・・・・」じーーーー(外を見ながら寄り目をしてる)
To Be Continued..
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さて、なにやら我らの世界でのハンター社会はMH4G一色で大盛り上がりしているようですが、狩りの休憩にあたモン読んでリフレッシュ♪そんだこんだの次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はぁ~
10/15(水)0時更新 「なにをやるかは未定の予定」
をお送りします☆次回も読もう
叫ぼう
夢見て過ごそう