エリクセン「あんた、なんで俺がこの緊急時に速度をあげないか分かるか?」
UBU「え・・・・・」
バシューーーーーーーーーーン
(運転席に座るUBUの真横の砂中から、突如姿を現す緑色のギルドナイト装束を纏ったちいちゃい子。パッと見、帽子は被っていないが、頭に何やら「おかしげな面」を付けている)
UBU「!!(ギルドナイト!?)」
ウル「見つけた・・っチャ♪」にや(空中で微笑む)
「あたちのモンハン日記」
~Massive Unidentified Target 完結~
UBU「ナイト・・!?」
エリクセン「そういうこと!!」バッ(手綱を離し両手で両耳を塞ぐ)
UBU「!?」
ウル「ンバアアアアアアアアアア!!!!」
UBU「!!」
ドゥオオオオオオオオオオオオオン
(音響衝撃で運転席から吹っ飛ぶUBU)
ズシャーーーーーーーーーン
(そのまま砂上に背中から叩きつけられるUBU)
ウル「ンバ♪」スタッ(砂上に着地)
UBU「・・・・・・・・・・・」(気を失っている)
ガーグァ「コケーーーー!!」バッ(その場で暴れだす)
エリクセン「どうどう!!もう大丈夫だ!!」グッ(手綱を引く)
ウル「任せるっチャ」てってってって(ガーグァに近づく)
ガーグァ「ゴケー!!ゴケラ~!!」
ウル「よちよち、いい子っチャ。これで落ち着くっチャよ」
フィ~~~~~♪♪(高音波の指笛を吹く)
ガーグァ「コケー!!コケコケ・・・・・コケ・・ラッチョ♪」(目がランランしてる)
ウル「よくここまで走ったっチャね。よちよち」ぽんぽん(ガーグァの横っ腹を優しく叩いてやる)
エリクセン「ふぅ~。助かったぜ・・・」(額の汗を拭う)
ウル「さて・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(砂上に倒れているはずのUBUの姿がない)
ウル「!?」
UBU「ひょひょ~ひょっひょっひょっひょ!!」バベーーーン(コンテナの上に偉そうに立ってる)
ウル「ダッ!?」
エリクセン「まったく・・タフな盗賊さんだ」
UBU「こらぁ~!!そこのちびっ子ナイト!!おんどりゃどういう了見でいきなしバカみてぇな声、いや、咆哮を浴びせやがったんだぁ~!!ガキだからって容赦しねぇぞ!!ええちみこら」どんがどんが(コンテナの上で地団駄を踏んでる)
ウル「新大陸のハンターは下品な女しかいないっチャねお下品ハンター、プップップ~♪」へっこへっこ(へんてこりんな踊りをしてみせる)
UBU「んだと、ちびナイト!!てめぇナイツの一員か!?ええちみこら!!」
ウル「ンバ。でも盗賊のお前なんかに、ウルちゃまの名前を教えてやるもんかだっチャ」ふん
UBU「へぇ~。あんたウルっていうの」
ウル「ダッ!!こらぁ~!汚いっチャよ!!まだちいちゃいワガハイに「ゆうどうじんもん」するなんてぇ~!!卑怯者~」ぷんすか
UBU「ひょへ~ひょっひょっひょっひょ!あんたが勝手に名乗ったんじゃないのさ。それより、わざわざギルドはとうもろこし輸送の護衛に、あんた達(ギルドナイツ)を差し向けたわけ?よほど大切なもろこしなのねぇ~?」にやにや
ウル「黙るっチャ!お前みたいな盗賊バカ女には関係のないことだっチャ!!」
UBU「誰が盗賊バカ女だ!!てめぇこそなんだ、その頭につけてる「へんちくりん」なお面は!?バーカ!!」
ウル「クッ・・この前の豚耳女と同じくらい性根が腐ってる女っチャね」
UBU「ふん。ま、いいわ。あんた達が何を考えていようが、このパッケージの中身を頂戴すればいいだけだもんね。あんたが現れたことで自信が確証に変わったわ。この103コンテナにこそ、お宝が眠ってるんだってね」にやり
ウル「・・・・・・・」(わざとらしく目を逸らす)
UBU「それにこのコンテナだけ、おかしいのよねぇ~」しらじら
ウル「!!」ギクッ(あからさまにドッキリする)
エリクセン「どういうことだ?」
UBU「そうか。あんたはただの運び屋だから知らされてないのね」ゴイン(アルレボを抜く)
エリクセン「・・・・・・・・・」
UBU「この一際重量のあるコンテナを引っ張ってるガーグァが一番それに気づいているはずだけど・・」トントン(アルレボでコンテナを叩く)
エリクセン「なに・・・?」
UBU「その証拠に!!」ザシュッ(アルレボの刃先をコンテナに突き刺す)
ウル「!!」
UBU「ほらぁ~」
ザシュッザシュッ(抜いたり刺したりしてる)
UBU「これ以上刺さらないのよ。普通、木製コンテナなら貫通するはずじゃない?それが何か硬いものに刃先があたって、これ以上突き刺せないのよねぇ・・」グリグリ
エリクセン「ということは・・・・」
UBU「そっ。表面だけ木で覆われていて、実は鋼鉄製のコンテナなのよね?ウルちゃま♪」
ウル「・・・・・・・・・・」♪~(そっぽ向いて口笛吹いてる)
UBU「ひょへ~ひょっひょっひょっひょ!!やっぱり子供ね。まだ上手に嘘をつくことが出来ないみたい。おおかた上司の命令通り、コンテナの護衛だけに夢中になってたのね?」
ウル「・・・・・・・」むす
UBU「いいこと?お嬢ちゃん。この世の中にはお人好しのハンターばかりがいるわけじゃないのよ?覚えておきなさいな」ふふぅ~ん
エリクセン「ハァッ!!」バシーン
ガーグァ「コケーーーー!!」
UBU「いっ!?」
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO!!
(突然猛スピードで走りだすガーグァ便)
UBU「うぉっと」グラグラグラ
ガシッ(四つん這いになってコンテナを掴む)
UBU「へぇ~あぶねぇこんなことなら「耐震」スキルを発動させる装備で来れば良かっただすね・・って、御者この野郎~!!いきなし走らせんじゃねぇよ!!御者この野郎!!」
ウル「やい盗賊バカ女」ぬう(いつの間にコンテナの上に乗っている)
UBU「ああ!?その呼び名やめろってんだぁ~!!」ぷんすか(腹這いで文句を言う)
ウル「お前が疑問に思ってることに答えてやるっチャ」(上からUBUを見下ろす)
UBU「あ~!?なんだっつーだよ!!」ぷんすか
ウル「お前はさっき、このコンテナは木壁で覆われた鋼鉄製の箱だと言ったっチャね?」
UBU「ああ!そうだよ!バカ!!」
ウル「それを証明してやるっチャよ」すぅ~~~(お腹いっぱいに息を吸う)
UBU「ほえ・・」ぱちくり
ウル「ンバアアアアアアアアアア!!!!」
ギャイイイイイイイイイイイイイイン
(コンテナに向かって音波衝撃を浴びせる)
UBU「声、うるせーーーーーーーー」(耳を塞いでいる)
バギャアアアアアアアアン!!
(疾走するコンテナを覆う木壁が破壊されてすっ飛んでいく)
UBU「!!」バッ(下を見る)
ガベーーーーーーーーン!!
(超テヤテヤ光沢の鋼鉄製コンテナが姿を現す)
UBU「やっぱり・・・・」ゴトゴトゴトゴトゴト
ウル「これで満足したっチャか」
UBU「ええ。あと、あんたのそのユニークスキルのこともね」すくっ(立ち上がる)
ウル「プップ~♪人呼んで「スクリーモ」っていうっチャよ~♪」へっこへっこ(疾走するコンテナの上で小粋な踊りをしてみせる)
UBU「フッ・・スクリームとエモーショナルの融合ね。素敵なスキルネームだわ。あんまり子供には手を出したくはないけど・・もうすぐあんた達、ギルドの連中が待つポイントに着いちゃうからね。早いとこ決着をつけてあげるわ」ガチャリ(アルレボの刃先をウルに向ける)
ウル「だばっチャね」スチャ(背中からハンターナイフを取り出す)
UBU「・・・・・・・・・」じりじり
ウル「・・・・・・・・・」じりじり
エリクセン「ハァッ!!」バシーーーン
ガーグァ「コケーーーー!!」
UBU「でりゃああああああああ!!」ブーーーーーーン(かちあげ)
ウル「ンバアアアアアアアアアアア!!!!」バッ(バックステップでそれを交わしながら音波を吐き出す)
UBU「ほぬううううううう!!」ガイーーーーーーン(音波を大剣ガード)
ウル「ダッ!?ガードしたってチャ!?」スタッ
UBU「どりゃあああああああああ!!」ブーーーーン(薙ぎ払い)
ウル「チャっ♪」ぴょ~ん
シタッ(アルレボの上に乗る)
UBU「ぬう!?なんと身軽な!!そうか・・!!「まだちいちゃい」から為せる身のこなしってか」ガガーン
ウル「丁寧な説明を感謝するっチャ。おばちゃん♪」くす
UBU「クソガキがぁああああああああ!!ぶっ殺してやらぁあああああああ!!」ボイーーーーーン(大剣に乗ったウルごとかち上げる)
ウル「プップ~♪」くるくるくるくるくる(空中で回転してる)
スタッ(見事、移動するコンテナの上に着地)
UBU「すばっしこいちびナイトめ・・・・ん・・?」
ちら(ウルの足元を見る。そこには何やら四角い小さなハッチが見える)
UBU「・・・・・(あそこから中に入れる・・・)」
ウル「どうしたっチャ?おばちゃん♪」へへ~ん(片手に持ってる「携帯あんまん」を見せびらかす)
UBU「あってめぇいつの間に!!」カサカサ(自分のポッケをあさる)
ウル「なんだっチャ?この饅頭」
UBU「あんまんだコラァ!!平凡な饅頭なんかと一緒にすんじゃねぇぶっ殺してマカライト鉱石ん中に埋めるぞこらぁ~!!」ぷんすか
ウル「あんまん?食べてみるっチャ」あ~ん
UBU「ガキのてめぇにはまだ早い味だ!!返せコラァ~!!」バッ(お手を伸ばす)
ウル「ブッブ~♪」ひょん
UBU「この野郎!!」バッ
ウル「ブッブッブ~♪」ひょん
UBU「おりゃ~~~~~~」バッ(頭からダイブする)
ウル「ンバ♪」ぐるん(バク転でそれを交わす)
UBU「おげ~」ずでーん(鋼鉄製のコンテナに顎をぶつける)
ウル「そんな遅い動きじゃブッブッブッ~♪」へへ~ん(今度は双眼鏡を持ってる)
UBU「ああ!!てめぇ、また盗んだな!!」ぷんすか
ウル「ほれほれ。返して欲しいっチャか」
ん~(双眼鏡を覗く)
ウル「なんだっチャ?これ・・中がキラキラして見えるっチャよ」ん~
UBU「ヨッコがくれた万華鏡・・・返せコラ!!あたち真剣・回避距離+10ぅ~!!」
ごろぉ~~~~~ん(ご存知一回転がすんごい長い技。一気にウルの懐に入る)
ウル「ダッ!?」
UBU「へへ~んだ!!」ぱしっ(双眼鏡もとい万華鏡を取り返す)
ウル「ああ!ウルちゃまの綺麗な筒を返せンバ!!」ぷんすか
UBU「だぁ~れがてめぇのだっつーの!」バッ(バックステップで間合いをあける)
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO!!
(広大な砂漠の向こうに巨大な断崖が見えてくる)
ウル「・・・・・・・・・」ちら(それを確認する)
UBU「そろそろゴールの様ね。お遊びはここまでよ」
ウル「へぇ~。どうするっていうんだっチャ?」にや
UBU「こうすんだよ!!ちびナイト!!」ブーーーーン(何かを投げる)
ウル「ダッ!?」
バシュウウウウウウウウン
(コンテナの上に閃光が走る)
ウル「しまったっチャ・・閃光玉!!」(目をつむる)
スーーーーーーーーン・・・・
(やがて視界が晴れる)
ウル「・・・・・・・・・・」(少しずつ目を開け辺りを確認する)
しーーーーーーーーーん・・・・
(コンテナの上にUBUの姿がない)
ウル「・・・・・・・!!」
・・・・・・・・・・・・・・・
(コンテナ上のハッチが開けられている)
ウル「!!」バッ(慌てて中を確認する)
UBU「ひょっひょ~♪」(とうもろこしの山の上であぐらをかいている)
ウル「・・・・・・・・・・・」(ハッチの上から覗いている)
UBU「あたちの勝ちの様ね♪さて、もろこしの中に隠された超古代文明のお宝、とくと拝見しましょうか♪」ぺんぺん(もろこしを持って叩いている)
ウル「・・・・・・・・・・・」
UBU「ほえ・・なに、あんた。どうしたの?(挑発しても中に入って来ない・・?すばしっこいちびナイト相手に、この鋼鉄の鳥かご内なら動きを封じ込められる・・ついでにジェネシスオーパツも頂ける寸法なんだけど・・)」
ウル「まんまと罠にかかったっチャね」にや(ハッチの入り口から顔を覗かせる子供の顔が不敵に微笑んでいる)
UBU「え・・・?」
ウル「超古代文明のお宝なんて、三台のコンテナのどこにも入ってねぇっチャよ」くすくす
UBU「!!」
ウル「お宝は、そう・・・最初からおねえちゃまの頭の中に入ってるっチャよ?クルセイダーズのボスゴリラさん♪」くす
UBU「クソギルドがぁああああああああああああ!!」バッ(ハッチに手を伸ばす)
ガシャーーーーーーン
(ハッチが閉じられると同時に何かを投下される)
UBU「!?」(一瞬にして鋼鉄のコンテナ内は光が閉ざされ真っ暗闇になる)
シュワ・ワ・ワ・ワ・ワ・ワ・・・・・
UBU「なに・・・この匂い・・・」(暗がりで何も見えない)
ウル「それはまだ世間には公表されてない、ギルド技術部の新製品、催眠玉っチャ♪」(ハッチの向こうから声がする)
UBU「クソガキイイイイイイイイイ!!!!」
ガーーーーーーーン(ハッチの中から衝撃音が聴こえる)
ウル「プップップ~♪残念だっチャ。このコンテナはボスゴリラの言うとおり、純硬度の高い鉱石で作られているっチャ。すべてはボスゴリラを捕縛する為にだっチャよ♪」ひょっひょ~(コンテナの上でへんてこりんな踊りをする)
UBU「最初からそれが狙いだったのか!!」(ハッチの向こうから声がする)
ウル「プップ~♪正解だっチャ♪ワガハイ達に与えられたクエストは、クルセイダーズのボスゴリラ捕獲なんだっチャからね♪」コンコン(コンテナをノックする)
UBU「ウガアアアアアアアアアアア!!!!!」
ガーーーーーンガーーーーーーーーーーン
(コンテナの中からけたたましい打撃音が聴こえる)
ウル「無駄無駄っチャ。いくら煌黒大剣であろうとも、砕けない材質だっチャ。アルレボ使いのボスゴリラを生け捕りにする為に、わざわざ王立武器工匠にコンテナ作成を依頼したんだっチャ。なかなかの経費をおねえちゃまの為にかけたんだっチャよ?感謝するっチャ」
UBU「クソ・・・ギルドめ・・・!!」ガクン(眠気が襲ってくる)
ウル「おやおや。催眠玉が効いてきたっチャね」(コンテナの外から聞こえる)
UBU「ちきしょおおおおおおおおおおお!!」
ウル「叫んでも無駄っチャ。ああ、それから眠っちまう前に教えておいてやるっチャ」
UBU「もう好きに・・しろ・・・・」ぱたん(とうもろこしの山の上で仰向けになる)
ウル「これから向かう先、最近ロックラックの集会所を中心にハンター達の間で話題になっている、エリア13の話しは知ってるっチャ?」
UBU「・・・・・エリア13にある断崖から・・人型やモンスターの絶叫が・・夜な夜な聴こえる・・・・よくある大陸都市伝説・・でしょ・・・」
ウル「それは本当なんだっチャよ?」
UBU「あ・・そう・・・」(眠気が襲ってきている)
ウル「なぜなら断崖の中には、ギルドがこのたび新設した、精神異常犯罪者病棟「ギルドアサイラム」が存在するからだっチャ」
UBU「へぇ・・・・・・」
ウル「そこでは心のカウンセリングが必要な重犯罪者のハンター及び、知的生命体種のモンスターが監禁されているんだっチャ。夜な夜な聴こえるあやしげな雄叫びは、そいつらが「治療」を受けて発した、魂の叫びなんだっチャよ♪」
UBU「とんだ荒治療を施してるのね・・・つくづく・・・最低よ・・・あんたら・・」うつらうつら・・
ウル「何を言うっチャ。それもこれもボスゴリラがゴッドジャスティス収容所の機能を停止させてしまったのがいけないんだっチャ。お前たちが騒動を起こしている隙に、脱獄してしまった犯罪者達を捕まえるのにどれだけ苦労したことか」
UBU「・・出戻りってわけか・・・やれやれ・・・ねぇ、寝る前にひとつだけ質問に答えてくれる・・・?」
ウル「なんだンバ?」
UBU「・・さっきあんた・・「自分達」に与えられたクエスト・・って言ったわよね・・・」
ウル「ンバ。それがどうしたっチャ?」コンコンコン(いたずらげにコンテナをノックする)
UBU「・・・ここに来てるナイトは・・あんた一人なの・・?」
エリクセン「ウル!!アサイラムに着くぞ!!そろそろお喋りはやめだ!!」(コンテナの外から聴こえる)
UBU「!?」
エリクセン「悪いな、クルセイダーズの丞相さん!すべては俺の妹が話した通りだ!!」
UBU「・・・妹・・・・」
エリクセン「自己紹介がまだだったな!!俺はギルドナイツでみんなのリーダーをやらせてもらってる、レオゲルク・シュナイダーだ!!ナイツ内でのランクはこれでも一応、ナンバー1なんだぜ!?以後よろしくな!!」カッ(日差しを陽気に浴び、微笑むクリス・ヘムズワース似の金髪男)
UBU「・・レオゲルク・・・・通称「モンスターハンター」・・・・ああ・・・・あの・・・」
??「レオ!俺を紹介するのを忘れてもらっちゃ困るぜ!?」
UBU「・・・・・?」
レオ「そうだったな!!今回の一番の功労者、俺の旅の相棒でもあり、ギルド輸送軍(Guild Transportation Command)通称GTCの陸軍中佐、知的生命体種の丸鳥こと、クラーク・ダンカンさんを紹介しないとな!!」
クラーク「よろしくな!!クルセイダーズのじゃじゃ馬さん!!」ズドドドドドド
UBU「・・・・・フフ・・・・ほんと・・あたち一人の為に・・ネコデミー賞ものの演技だったわよ、あんた達・・・・って、そうか・・みんなして追っかけていた未確認ターゲットの正体は・・・あたち自身だったのね・・・・」
レオ「警戒心の強いあんたをこの大砂漠に誘い出す為に、ロックラックの情報屋を使わせてもらった!もちろん情報屋にも疑われないよう、依頼主の背景に黒のイデオロギーを匂わせることで真実味が増したってわけだ!!」
クラーク「それを信頼した情報屋は喜んであんた達、各フィールド勢力に手紙を拡散させる!そりゃそうさ!その簡単な仕事だけで、情報屋のにいちゃんは高額な報酬を得られるんだからな!」
レオ「内容はもちろん、ギルドの取引妨害工作だ!常日頃から暗黒街で信用のあるロックラックのマスターの情報なら信ぴょう性もあるだろ?それにジェネシスオーパーツと聞けば、反体制組織はこぞって集まる。しかもその「大物」をギルドが手に入れようとしてるんだ。争奪戦ともなれば真っ先にあんた自身が動いてくると読んだわけだ!!」
UBU「・・・・・・・・・・」
クラーク「報告書によると、お嬢さんはギルドに不信感を抱いていると書いてあったからな。それを逆手に取ったのさ。ギルドの妨害工作なら喜んで出陣してくるだろうってな!いけないぜぇ~?仮にも自分が属している組織を疑っちゃ」
ウル「そんなウルちゃま達の「えくせれんと」な計画とはつゆ知らず、他の暴力団のバカどもはみんな予定通り潰し合ってくれたっチャ♪更に真実味を持たせるために、サザンゴッドの賞金稼ぎ共にコンテナの護衛も依頼したんだっチャよ?成功しても、失敗しても報奨金は払うって約束で、ンバ♪」
レオ「下準備はゲスコ政府軍の了解の元、俺が運び屋達よりも先に現地入りして行わせてもらった。もちろんクラークさんも一緒にね」
クラーク「死んじまった二人の運び屋には弔いの言葉しか出てこないが、無事に成功したら連中にも報酬金はちゃんと支払う約束だったんだ。それと、一緒にゲスコ領内に先入りした同族普通種の丸鳥にも可哀想なことをしてしまった・・・だが、それもこれもあんたに怪しまれずにクエストを成功させる為だ。元より犠牲は覚悟だったのさ」
ウル「そういえば渓流は乗ってこなかったっチャね。さすがは邪羅尼婆ちゃんだっチャ。無駄な損失をしないよう、常に冷静だっチャ。ボスゴリラも少しは見習うっチャよ」コンコン(コンテナをノックする)
レオ「俺としては、凍土のラスボス退治をしたかったんだが・・それは次の機会だな。ってことで、納得してくれたかな!?クルセイダーズの丞相さん♪」
UBU「フフ・・・」
レオ「ん?」
UBU「お前らみんな・・・・」
レオ「なんだ?聞こないぞ」(コンテナ側に耳を傾ける)
UBU「くたばりやがれ・・・」ガクン(中指を立て、眠りにつく)
レオ「・・・・・。なるほど。感想を聞いた俺が悪かった」
ウル「ワガハイの任務には、つくづく口の悪いおねえちゃまばかりが出てくるっチャ」
クラーク「しっかしよぉ~、今まで黙ってたからストレスが半端じゃないぜぇ~・・それにウルの奴、おもいっきり叫びやがってよぉ~。鼓膜が破れたかと思ったぜっとぉ~!ウル!!レオ!!お待ちかねの終着地、ギルドアサイラムだぜぇ~!!」
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO
(意気揚々と断崖に向かっていくガーグァ便)
レオ「よっしゃウル!!いつもの・・叫べよ!?」ゴトゴトゴトゴト
ウル「ンバ♪ミッチョン・・コンプリートだっチャ!」ぴょーん(ジャンプして喜ぶ)
UBU「ZZZZZZ・・・・・・・・」くかぁ~・・くかぁ~・・
To Be Continued The Next New Chapter....
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