~PART1「マッチョ!デブに戻る!!」

~ユクモ商店街、喫茶「アマンダ」
マッチョ「すいませぇ~ん!!おいどんにケルビ肉のぶたまん、更におかわり20個お願いするでごわぁ~す!!」シュッ
(店内の窓際席を独り占めするユクモ装備を着た(もちろん上半身裸)筋肉質の大男が手を挙げてる(片方の手で脇の下を隠す「ふざけたタイプ」の方式で))アマンダウェイトレスのブリジッタ「まぁ、デブさんったら。そんなに食べて平気なの?」(メイドシリーズのレプリカを着てる髪金ポニーテールのそばかす小娘)
マッチョ「ちょいちょい、ブリジッタちゃん!今のおいどんはマッチョでごわすよ?あの頃の太ったおいどんじゃ~ないでごわす。この体になったおかげで、クエストもちょいちょいこなせるようになったでごわす」
ブリジッタ「それでゼニーをたくさん持っているのね。クエストの成功報酬で貰った」
マッチョ「ごわす(バカな顔して頷く)。見るでごわすよ?このブラキディオスも真っ青な上腕二頭筋を!!」むん
(力こぶを見せる)ブリジッタ「うふふふ。凄いわね~。はい、おかわり」とん(豚まんがやたらと積み上げられた皿をテーブルに置く)
マッチョ「うっひょ~!!いただき万もぉ~す!!」ガツガツガツガツガツガツ(見ている方が気持ち悪くなるくらいに肉まんを平らげていく)
ブリジッタ「ちょっと、そんなに勢い良く食べて平気?お水、少しは飲んだ方が・・」
マッチョ「うっ・・・・!!」(顔が真っ青になる)
ブリジッタ「ほら言わんこっちゃない。はい、お水・・」
マッチョ「ぐわああああああああああああああああああ!!」ガタン(両手で頭を抱え突然立ち上がる)
ブリジッタ「デブさん!!」
「あたちのモンハン日記」
~あんまんシンドローム~
~PART2「メガネとチビ、決死の覚悟!!」


UBU「くんくん・・」(怪しげなゲバゲバしたキノコを手にとって匂いを嗅いでいる)
マナブ「理事長。以上、マッチョがデブに戻ってしまった経緯です。現在は自宅療養とのこと」(ユクモ装備一式を着た、見るからにひ弱なメガネ男)
UBU「あんまんの食べ過ぎならまだしも・・・ぶたまんの食べ過ぎで太ったっていうのは・・・・いかがなものかしらね」フッ
(ゲバゲバしたキノコの胞子を吹き飛ばす)パソコン「ほんとですよ・・!!まったく・・なにやってんだよ!マッチョ・・いや、デブのやつ!こんな大事な時にまたデブに戻るなんて!!身体は筋肉質になっても、頭の発想はデブの時のままだったっていういい証拠だよ
」ぷんすか(怒り震える、これまた見るからに貧弱なハプル装備を着込んだ小男)マナブ「確かにな・・。我ら「ユクモあんまん協会(仮)」を代表するゆるキャラ、「あんまん大臣」のきぐるみを着て動けるのはマッチョのみだというのに・・・今はただのデブに成り果てたか・・・」
UBU「副理事長。公民館で行われる「新大陸あんまんシンポジウム」までのタイムリミットは?」すっすっ
(ゲバゲバしたキノコの胞子を指ではじき落とす)マナブ「ハッ。ジャスト二時間です」
UBU「シンポジウムに参加する予定だった、あんまん大臣・・・。この新大陸にあんまんの「あれやこれやの良さ」を流布するのに絶好なプロパガンダの象徴が出席しないとなれば・・大誤算でなくって?財政局長」(目はゲバゲバしたキノコを見ている)
パソコン「は、はい!多くの年代層に「ばかうけ」のゆるキャラを利用したメディアコントロールが無意味に・・それどころか多大な費用をかけ、リノプロ装備一式を改良して作ったあんまん大臣のきぐるみ自体が・・・マッチョがデブになってしまたせいで、ただの人形になってしまいます・・」
マナブ「あんまん大臣の総重量はとてつもなく重い・・。ハンターであるとはいえ、限りなく貧弱な私やパソコンでは・・・あれを着こなすどころか、あの重たい頭部を被った時点で・・首の骨をやられてしまう・・!!」
UBU「おまけにあんまん大臣は、好感度アップの為、子供たちやお年寄りにスムーズに握手が出来るよう、動作重視に設計された、マッチョ専用の重装備・・・。仮にあたちが着たところで体にフィットしなければ、コアなファンには「中身の人が違う」とバッシングを受ける原因になってしまう・・」なでなで(ゲバゲバしたキノコを撫でてる)
マナブ「クソォ!!カーブーさんさえいれば!!」ガン

(キノコ小屋を殴る)UBU「あっ!!」
ぽへぇ~~~~~
(振動で小屋の中のキノコ達が胞子を吐き出す)UBU「ヘェ~ックショイ
」(胞子が鼻に入った)マナブ「・・・・・・・・・・」
パソコン「カーブーさんは東方に行ってしまっていなし、サムソンさん達も休暇中・・・なんて時に!!」ブチン
(怒りのあまり小屋の中のキノコを勝手に引っこ抜く)UBU「ああ!!」
マナブ「いない人の事を言っていても仕方ない。なんとかあんまん大臣を着れる「代役」を至急、探さなければ・・!何と言っても今日のシンポジウムはロックラックをはじめとする各都の投資家達が出席する・・ここで我らの「あんまんイデオロギー」をしっかりアピールし、資金調達を受け、協会を法人化させなければならない・・!!そう・・今日こそが我ら「ユクモあんまん協会(仮)」にとっての初陣なのだ!!」ブチ~~~ン
(キノコを引っこ抜く)UBU「ああああ!!」
パソコン「リーダー、急いで代役を探しに行こう!!」バッ(立ち上がる)
ぐちゃ
(キノコを踏んづける)UBU「ああああああ!!」
マナブ「よし!急ごう!!」バッ(立ち上がる)
ぐちゃ
(更にキノコを踏んづける)UBU「ああああああああ!!」
タッタッタッタッタッタ・・・・

(農場をエリアアウトしていく二人)
UBU「・・・・・・・・・・」(四つん這いになり、散り散りになったキノコをせっせと集めてる)
~PART3「神のみぞ知る」

~ユクモ村
パソコン「すいませぇ~ん!!どなたかあんまん大臣を着こなせる方、いませんかぁ~!?」きょろきょろ
マナブ「バカ!パソコン、よすんだ!はやる気持ちは分かるが、公然とそんな「怪しげな」要求をしてどうするんだ!?むしろ逮捕されるぞ!」
パソコン「あ、ごめん。そうだね。それにあんまん大臣は、あくまでも子供たちの夢・・「中の人」がいるだなんて分かったらがっかりさせちゃうね」
マナブ「そういうことだ」クイッ(メガネを直す)
パソコン「でもどうするのさ?村でキョロキョロしていても、代役はとても見つかりそうにはないよ?」
マナブ「そうだ!クサッチーニさんはどうだ!?」
パソコン「あの人は少し痩せ気味だからサイズが合わないよ」
マナブ「サノバビッチ!!」ケリ~~ん
(小石を蹴った)こちん
(遠くで誰かに当たる)マナブ「とにかく他を探そう!!」
パソコン「集会浴場に行ってみようよ!もしかしたら他のギルドに所属してるハンターがいるかもしれないよ!こうなったら代役がいそうな場所をすべてあたってみよう!」
マナブ「ノーバディーノーズ・・・か・・。よし、行こう!!」ダッ
タッタッタッタッタッタ・・・・

スッ
(小石を拾う美しいお手)
村長「・・・・・・・・・」さすりさすり(小石が当たった頭を撫でてる)
~PART4「すべて人民のもの」

UBU「・・・・・・・」ギ~ッ・・ギ~ッ・・(ゲバゲバしたキノコを片手にシーソーに腰掛けてるあんまん女)
??「これはこれはセニョリータUBU」スッ(いつの間にか農場に「イン」していた、たまご型の顔に禿頭、背広を着たまあるいタイプの太った白人中年。後ろにはボーン装備一式を着た黒人の護衛が二人いる)
UBU「・・・ようこそ、セニョールセリオ」スッ(立ち上がる)
セリオ「今日のあんまんシンポジウム、楽しみにしていますよ」
UBU「期待を裏切らぬよう、励みますわ」
セリオ「ですな。なにせ今回のシンポジウムには私をはじめ、旧大陸から各著名人がここユクモに来ている。もちろん、あんまんに夢を懸けた者達がね・・」(澄み切った空を眺める)
UBU「あんまんに夢というあんこを詰めて・・・」
セリオ「うむ。私がはじめてあなたの「あんまん講義」を聞いた時と同じ衝撃を他の資産家連中に味あわせてやりたい。大陸全土へのあんまん普及・・・これが示す大陸食文化の大革命・・。むろん、全土にもたらす市場の混乱、相場の暴落、他の食材価値の半減などといった、経済的打撃は避けられまいが、これも次世代の食生活を万民に与える為の試練・・。「あんまん即ち、すべて人民のもの・・」。この温泉街に初めて観光に来た時、ふと立ち寄った公民館の壇上で、熱くあんまんイデオロギーを語っていた、この今日の空の様に純真な蒼い髪をした、憎らしいほどにあんまんが似合う女性ハンターを見た時、私は決意した・・・あんまんに懸けてみよう・・とね」ちら(UBUの顔を見る)
UBU「意外でしたわ。セクメーア地方の採掘会社の社長が、まさかあたちなんかの講義を聞いて下さっていたなんて・・。これも、あんまん身寄りに尽きるというもの」フッ
(ゲバゲバしたキノコの胞子を吹く)ぽへぇ~~~~~

(胞子が宙を舞う)
セリオ「ヘェ~ックショイ!!」(鼻に入った)
UBU「・・・・・・・・・・」
セリオ「ぐずん・・それはそうと、今日もあのマスコットキャラクターは・・いや、あんまん大臣は出席なさるのですかな?あれはいい。実にいい。清廉潔白な「まあるい顔面」に、まるで母親の様な優しさに満ちたぽっこりしたお腹・・。一度でいいからあれに抱かれてみたいものですな。若い娘にはない包容力を感じるはずですぞ。はっはっはっはっはっは」
UBU「・・・・・・・・・・」
セリオ「どうしたのですかな?セニョリータ。是非とも今日出席する他の連中も、あんまん大臣の虜にさせたい。そして、まずはあんまん協会(仮)の法人化に向けた資金調達を得ることがあなたの・・いや、投資する者の夢であることもお忘れなく」
UBU「あんまんイズドリーム」
セリオ「あんまんイズドリーム・・。では楽しみにしていますぞ」
ザッザッザッザッザッザ・・・・
(護衛を連れ、農場をエリアアウトしていく)
UBU「・・・・・・・・・・」ギュッ
(ゲバゲバしたキノコの「持つところ」を強く握る)~PART5「デブの13階段」
マナブ「ハァ・・ハァ・・・・ダメだ・・。代役どころか、ハンターが全くいない」
パソコン「集会浴場も誰もいなかったね。いたのはいつものギルドガールズの三人とマネージャーの爺ちゃんだけ・・。おまけに僕はヨッコさんに必要もない双眼鏡を六つも買わされる始末だし・・
」マナブ「私など、すでに持ってるのに各モンスターの生態書を全部買わされたのだぞ!?しかも勝手に私の自宅に「着払い」で郵送だ!?強要罪極まりない販売法だ・・」ガクン(その場で肩を落とす)
パソコン「マッチョ・・いや、デブのやつめ・・!僕らがこんなに苦労してるのに今頃、家のベッドでぬくぬくと大好きなぶたまんを食べてるに違いないよ
」ぷんすかマナブ「言うなパソコン。お前も知っての通り、デブの自宅の階段は13段だ。それが証明しているように、あいつは生まれながらにして裏切り者の汚名を背負い、この世に産声をあげてきた異端児なのだ。粛清は・・・必ず身を持って与えねばなるまい。だが、今はその時にあらず。もうシンポジウムの時間だ。仕方ない、公民館に行こう」
パソコン「UBUさんになんて言おう・・・彼女、今日のシンポジウムをすごく楽しみにしていたのに・・」
マナブ「いざとなったらダメ元で我々があんまん大臣装備を着てみよう。例えその重量で首がへし折れようとも、シンポジウムが終わるまで耐えてみせればいいだけのこと・・!」
パソコン「リーダー・・・うん、やろう!僕が後ろから支えるよ!!もしもリーダーが僕の方に倒れてきてしまい、肺や内蔵をはじめとする体内の器官が全て押し潰され、血反吐を吐くことになったとしても・・・・よもや後悔はない!!」
マナブ「パソコンよ・・・たくましくなったな。よし、公民館に急ごう!!」
~PART6「あんまんフォーエバー」
ユクモ村公民館
ざわざわ・・・ざわざわ・・・・・
(壇上前に集まる各界の著名人達)
セリオ「・・・・・(種族問わず、多くの大物がよくもまぁこの温泉街に集まったものだ・・。獣人猫族、獣人奇面族の資産家をはじめ、中には暗黒街の大物もいるではないか・・。テロス密林のカルテルの首領に、ジォ・クルーク海の海運王・・それほどの権力を持つ者までもが「あんまん」を次なるビジネスと考え、この田舎の公民館をサロンとして利用し、次世代の目論見を企てようとしているのか・・」
ざわざわ・・ざわざわ・・・
セリオ「・・・・・(セニョリータUBU・・今回のシンポジウムはあんまん時代突入の黎明になりましょうぞ・・」ちら(壇上の幕裏を見る)

マクシミリア「姫君、そろそろお時間です」
UBU「うん・・」
ちら(舞台裏に置いてあるあんまん大臣のきぐるみを眺める)
UBU「・・・・・・(やはりマナブたちは間に合わなかったか・・)」
マクシミリア「姫君、マッチョ殿の姿が見えませぬが・・」きょろきょろ
UBU「伯爵」
マクシミリア「ハッ」
UBU「もしも・・・もしも、あたちのあんまんの夢が潰えても・・それでも伯爵はユクモあんまん協会の事務局長を務めてくれるかしら?」
マクシミリア「・・・・・無論。断る理由が何処にありましょう。さ、壇上に」
UBU「フフ・・つくづくあたちを、あんまんな女のプロパガンダにしようというわけね。ありがとう、伯爵」カツカツカツ(舞台の階段を上がっていく)
パチパチパチパチパチパチ・・・
(UBUが舞台の上に見えると同時に拍手がおこる)
UBU「・・・・・・・」カツカツカツ(壇上に向かって静かに歩いて行く)
資産家「理事長は相変わらず凛としたあんまん撫子ですな、セニョール」パチパチパチ(拍手をする中年人型)
セリオ「あの風情ある撫子装備が余計にそう思わせる・・それにほのかに香るこの匂い・・・理事長は「あんこ」の香水をつけていらっしゃるな」クンクン・・
UBU「・・・・・・・」カツカツカツ・・(壇上に着く)
資産家「ん・・・そういえば・・・・あんまん大臣の姿が見えぬぞ・・?」きょろきょろ
セリオ「本当だ・・一体、どういうことだ・・!?」
ざわざわざわざわ・・・
UBU「皆様、ご機嫌麗しゅう。ユクモあんまん協会(仮)理事長、UBUです」ぺこり
セリオ「なっ・・・(セニョリータUBU・・!あんまん大臣はどうしたのです!?あんまん大臣の姿無くしてこのシンポジウムの成功はありえませぬぞ!?)」
UBU「・・・・・・」ちら(幕裏で待機しているマクシミリアを見る)
マクシミリア「・・・・・・・」こくり(小さく頷く)
UBU「ではこれより本日のあんまんシンポジウムを開催致します」
資産家「なんだと・・あんまん大臣はどうしたのだ!?」
資産家「そうだそうだ!あんまん大臣を出せ!!」
セリオ「なんと・・・(正気なのですか、セニョリータUBU!!遠路はるばるこのユクモに集結した資産家達は皆、あんまん大臣を楽しみにしているのですぞ!?その期待を裏切ることは万死に値する行為・・このままではあなたは断罪のあんまん女になりかねまずぞ・・!!)」
ざわざわざわざわ・・・
UBU「・・・・・・(あんまんフォーエバー。例えここで出資者たちの期待を裏切り、夢打ち砕かれようとも、あんまんがこの世にある限り、あたちのあんまんハートは熱いこしあんの様に燃えたぎる・・!いわばあたちの肉体はこしあんを包む皮でしかない。皮は破られようとも、中身さえ守れれば・・。それに、初陣を敗戦で迎えるのは・・ハンターには手慣れたもの・・・フフ・・・おかしい・・・)」
資産家「だぁ~せ!だぁ~せ!!あんまん大臣!!」
資産家「そうだ!そうだ!あんまん大臣を出せぇ~!!」
資産家「あんまん大臣!!あんまん大臣!!」
セリオ「・・・・・・(セニョリータUBU・・・一刻も早くあんまんを神格化した象徴であるあんまん大臣を登場させ、この今にも暴徒となりかねない観衆を鎮圧せねば・・この田舎の公民館は、いや・・ユクモ村全土は火の海と化してしまいますぞ!!)」ふるふる・・
ガヤガヤガヤガヤガヤ・・!!
マナブ「なんとかシンポジウムに間に合ったな・・」ハァハァ・・・
パソコン「でもまずいよ・・!みんなあんまん大臣がいないことに気づいたみたいだ」ハァハァ・・・
マナブ「この嫌悪感に満ち溢れた殺伐とした空気・・舞台裏に急ごう!すぐにあんまん大臣の装備を着て、皆を落ち着かせるんだ!」
パソコン「了解!」ダッ
ガシャーン・・ガシャーン・・・・
マナブ「ん・・!」タッタッタッタ
パソコン「ちょっと待って、リーダー!舞台上を見て!!」
マナブ「あ・・あれは・・!!」
ガシャーンガシャーン

(舞台袖から勇ましく歩いてくるリノプロ装備を全体的に白く塗装した着ぐるみ。その頭部は「しいろい」のっぺらぼうな「まあるい顔面」に改造されている。顔面の中心にはあんまん最大の特徴でもある「紅い斑点」がちょこんとついている)
マナブ「あんまん大臣!!」
資産家「あんまん大臣だ!!みんな、見ろ!!あんまん大臣だ!!」
資産家「あんまんフォーエバー!!あんまんフォーエバー!!」
セリオ「ふう・・・(観衆の期待をじらし、よりあんまん大臣への愛着を掻き立てるとは・・いやはや、セニョリータUBU・・・あなたはつくづくあんまん女なお方だ・・)」フッ
UBU「あんまん・・大臣・・・・」(舞台袖から向かってくるあんまん大臣を信じられない様子で眺めてる)
あんまん大臣「・・・・・・・・・」ガシャーン・・ガシャーン・・・(沈黙を守りながらゆっくりと歩いてくる)
~PART7「村長であるが故の・・」

一時間前・・ユクモ商店街「喫茶アマンダ」

純平「重量級のきぐるみを着こなせる人型を至急探せだと・・?それがあんたの依頼か?」カチャリ(オープンテラスでホットユクモリンコーヒーを片手に話す)

村長「はい。是非とも・・村の恩人である、あなた方の主人をお救い頂きたいの」
純平「おいおい。その気持は分かるが、シンポジウム開催までのタイムリミットは一時間だぜ?村長であるあんたが、シンポジウムに参加する立派なユクモの観光客である大陸有数の資産家達を今後も招き入れる為に、シンポジウム成功の手助けをしたいという気持ちは分かるが、今から代役を探すのは無理ってもんだ」ズズズ・・・(コーヒーを飲む)
村長「無理は承知での願いです。どんな理由を憶測されようとも、私とて・・彼女の悲しむ姿は見たくない・・ただそれだけですの・・・」(うつむく)
純平「・・・・・・・・」
村長「突然呼び出したりして失礼致しました。やはり今回はあきらめ・・」
純平「わかった。やってみよう」カチャリ(カップをテーブルに置く)
村長「ほんとうですか、鈴木さん」
純平「俺たちだって、シンポジウムに失敗して落ち込むあいつの姿は見たくないからな。村長であるあんたの立場から、つまらない疑念を抱いてしまって悪かった」
村長「鈴木さん・・・」
純平「任せろとまではいかないが、やれるだけやってみる。代役に少し心当たりがあるんだ。それと・・・」
村長「・・・・・・」
純平「クエストの報酬金は無用だ。その代わり、次回のシンポジウム開催の資金援助は・・・頼むぜ」にこ
村長「お任せ下さい!」
~PART8「ovation」
再びユクモ公民館・・
パチパチパチパチパチパチパチパチ
(大喝采の中、壇上にてあんまん大臣が意気揚々と歩いている)
あんまん大臣「・・・・・・・・・」ガシャーン・・ガシャーン・・・
パソコン「リーダー!あんまん大臣だよ!!夢じゃない・・・あんまん大臣が動いてるよ!!」
マナブ「ああ・・見える・・私にも見えるぞ、パソコン・・!その者・・白き衣を纏いて、金色の野に降り立つべし・・・おお!!奇跡のあんまん大臣よ!!古より伝わる大臣伝説は誠だったのだ・・・!!」(眼鏡越しに号泣してる。もちろんレンズは輝いてその瞳は見えない)
UBU「・・・・・あんまん・・大臣・・・・」
あんまん大臣「・・・・・・・・・」ガシャーン・・ガシャーン・・・
UBU「・・・・・・・・」ちら(舞台袖のマクシミリアを見る)
マクシミリア「・・・・・(さぁ、姫。皆にあんまん大臣の紹介を)」
UBU「うん!!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
UBU「皆様、大変長らくお待たせ致しました」
あんまん大臣「・・・・・・・・」ガシャーン・・・(UBUの横に並ぶ)
パチパチパチ・・・パチ・・・・・・・
(一同喝采を止め、壇上に視線を集中させる)
UBU「こちらがユクモあんまん協会(仮)を代表するゆるキャラ・・」
あんまん大臣「・・・・・・・・・」(勇ましく正面を向いている)
UBU「あんまん大臣です!!」
ワアアアアアアアアア!!
観衆「あんまんフォーエバー!!あんまんフォーエバー!!」
セリオ「・・・・(今回のシンポジウムも無事、大盛況に終わりそうですな・・。流石はあんまん女・・投資の価値があるお人よ・・)」フッ
あんまん大臣「・・・・・・・・」ウィ~ン(手を振ってる)
UBU「・・・・・(でも一体誰が・・・「中の人」を・・・)」
観衆「あんまんフォーエバー!!あんまんフォーエバー!!」
~PART9「あんまんの預言者と救世主」

ユクモ村正面入口
セリオ「いやはや、最高の演出でしたな、セニョリータUBU」(後ろにはボーン装備一式を着た黒人の護衛が二人立っている。更にその後方ではガーグァタクシーがいつでも出発できるように待機している)
UBU「いえ・・これも遠路はるばる集まって下さった皆様のおかげ。あたちは普段通りの演説をしたまでですわ」
セリオ「ホッホッホッホ。謙虚なお方だ。まさにあんまんの主役であるあんこを包む皮の如しですな。今回の成功で、念願のユクモあんまん協会も立派な法人としてより一層の活躍が出来ます。期待しておりますぞ」
UBU「資金集めまでお願いしてしまって申し訳ありません、セニョール」
セリオ「いやいや。次回はロックラックでのシンポジウム開催を・・出来ればその際、あんまん大臣とご当地アイドルハンター「ぬくめちゃん」の共演も実現させたいものですな。ホッホッホッホ。ではこれで失礼致します」
ゴトゴトゴトゴト・・・
(一行を乗せたガーグァタクシーが山道を去っていく)
UBU「・・・・・・・・・・・」(その姿を見送っている)
マナブ「理事長、成功おめでとうございます」ぞろぞろ・・(パソコン、マクシミリアと共に歩いてくる)
パソコン「一時はどうなることかと思ったけど、無事に終わって良かったね。伯爵」
マクシミリア「これで資金援助は叶いそうですな」
マナブ「夢の「あんまん御殿」建立へ・・一歩前進・・・。心が弾む」
パソコン「でもさ、あのあんまん大臣の「中の人」、伯爵が呼んだのかい?」
マクシミリア「いや、私ではない。知らぬ間に、舞台袖から上がって行った・・。まるで自分で意思を持って歩いていったかのように・・」
マナブ「妙ですな・・マッチョ・・いや、デブは自宅療養のはずだし・・一体誰が・・」
UBU「さぁね。ひとつ分かることは・・・」
マナブ「??」
UBU「あたち達を救ってくれた救世主(メシア)が存在するということ・・。まだまだ世界はあたちを楽しませてくれる・・・フフ・・・」ザッ(村に入っていく)
パソコン「え・・どういうことだい?リーダー」
マナブ「うむ・・・「あんまんの預言者」たる理事長がそう言うなら、そうなのだろう。さ、私達も行こう。これから忙しくなるぞ!」
パソコン「ハンターとしての仕事はサッパリだけどね♪」ダッ
マナブ「こいつめぇ~!!」タッタッタッタ(追っかける)
マクシミリア「フッ・・・・・・」
ザッザッザッザッザッザ・・・・
UBU「・・・・・(どなたか分からないけど・・感謝するわ。暴徒となりかねなかった参加者を鎮圧し、我ら協会を救ってくれただけではなく、資産家の彼ら彼女らが今後もシンポジウムに訪れることを維持することで村の経済危機をも救ってくれた・・まさにあんまんの皮を被った救世主・・・さしずめ、メシアんまんといったところだろうか・・ふふ・・・おかしい・・・・)」
ちら(颯爽と歩きながら目の前の夕陽を眺める)
UBU「・・・・・(メシアんまんさん。あなたが導いてくれた未来・・・あのあんまんの様にまあるい夕陽に誓って・・・あんまんフォーエバー!!)」グッ(手を力強く握りしめる)
~PART10「奇特な猫」

~数日後、ユクモ村
村長「大忙しの様ですね、ユクモあんまん協会・・いえ今は、ユクモあんまん財団法人と呼んだ方がいいかしら」(いつもの長椅子に座ってる)
純平「そうみたいだな」はむはむ
(隣に座り串団子を食べてる。ガスマスクの口の先っぽに団子を上手に入れてる)村長「これも鈴木さんの影の援助があればこそ・・彼女に代わり、私が礼を・・」
純平「よせよ。俺は代役を探しただけだぜ?報酬はこの、霜ふり草風味団子で十分だよ」はむはむ
村長「ほんとうに・・よくあの短時間で・・。その代役のお方は?」
純平「ん、ああ・・すでに村を去ったよ。今度会ったら、村長がよろしく言ってたと伝えておくよ」
村長「そうですか・・なんて奇特なお方なのでしょう」
純平「そりゃ褒め過ぎだ。ごちそうさん」バッ(椅子を飛び降りる)
村長「・・・・・・・・」じー(純平を見てる)
純平「ん?どうした村長」
村長「いえ・・陽子ちゃんがいつか言ってましたの。鈴木さんは猫らしくない猫だって・・もしかしたら人間が猫に扮装しているのではないかとも・・・」ちら
純平「・・・・・それこそ、奇特な猫ってわけだな」
村長「まぁ・・・おほほほほほ」
純平「じゃ、俺は行くぜ。商店街であんまんを買ってこいと主人に言われてるんでな」ちら(空を眺める)
村長「本当に今日もいい天気で」
純平「ああ・・。まさに・・・」

純平「あんまん日和だ」
あんまんシンドローム/完
ひと読みしたならポチリとな

UBU「ランキング参加中なのです!皆様のたまごとあんまんどっちも大好き心で応援してくださいね♪」
リカ「UBUさぁ~ん、こんにちわぁ~
」UBU「ほえ・・あなたはユクモ学校法人私立バベル中学、略称バ中に通うトンコさんのクラスメイト、リカちゃん!」
リカ「丁寧な紹介ありがとうございます
それと今回のあんまん話し、とても素敵でした
」UBU「ありがとう。これからもより壮大な「あんまんサーガ」をお届けできるよう、あたちも尽力するわ。それよりどうしたの?わんぱく次回予告に顔を出してきたからには命懸けで告知をしないといけないのよ?そんなことも知らないでノコノコとこの死地に笑顔を振りまきに現れたのならあたちはあなたをビンタしてでも追い返さなければならないの。分かる?」
リカ「ぜんぜん分かりません
あたしはただ作者に次回出番だから行って来いって強制的に登場させられただけで、具体的に何をすればいいのか知りません
」UBU「あ、そうなの。いいわ。だったらあたちが次回予告のお手本を見せてあげる。しっかりと完コピするのよ?」
リカ「はぁ・・
」UBU「あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~、え~、あ、さてぇ~♪あ、さてぇ~♪さての次回のあたモン日記はぁ~♪」
リカ「・・・(南京玉すだれの歌みたい)」
次回1/27(月)0時更新予定のストーリーモードは・・
バ中に現れたデッドマンウォーキング~中二おてがらトリオシリーズ
をお送ります☆
UBU「だって。中二おてがらトリオって、あなたとトンコさんとザンコさんの仲良し三人組の異名でしょ?前に学内で起きた事件を解決した「名トリオ」だって、村でも有名よ
」リカ「え~~~~~!!そうなんですかぁ~!?もう最悪ぅ~~~~!!超みっともないじゃ~~ん!!もう恥ずかしくて村歩けなぁ~~い!!っていうかウッザ
」UBU「・・・・(そんなに嫌なのか)」