渓流、カーブーんち(借家)
カーブー「ガァ~・・・ガァ~~・・・ZZZZZ」(布団で寝てる上半身裸のドボルマスクの男)
ロージー「じーーーーーーーーーーーー」(布団の横で正座しながら寝てる人を観察してる押しかけ妹)
フラワー「ハラハラ・・」(その状況でどうしていいか分からない押しかけ妹の可愛いオトモ)
カーブー「・・あんまん・・・もう・・・いらない・・・・」ポリポリ(腹をかいてる)
ロージー「またおんなじ寝言。これで5回目と・・」カキカキ(何やら手帳に記入してる)
フラワー「あの・・ロージー?もうカーブーさんのお家に着て一時間経つけど・・・一体何を?」
ロージー「弱点観察よ」
フラワー「・・・なんの?」
ロージー「こうしてアホ丸出しで寝てるモラトリアムな兄の弱点を観察してるの」じーー
カーブー「・・・UBUさん・・・あんまん・・・もう・・・いらない・・・・」うーん(うなされてる)
ロージー「また言った!よほど普段からUBUちゃんにあんまんを口に入れられてるんだわ。同じ寝言、6回目と・・」カキカキ
フラワー「・・・・(UBUさんの目的は何なのかしら・・)」
「あたちのモンハン日記」
~3rd Stage
カーブー「ぐがぁ~~~・・・ホピ~~~~~・・・」ZZZZZZ
ロージー「しっかしよく寝るわね。見てて気持ち悪いよ」
フラワー「じゃあやめたら・・」
ロージー「ダメ。これはね、お兄ちゃんに頼まれたの」
フラワー「え?」
ロージー「前回の孤島の事件からお兄ちゃんはより強くなることを決心したらしいの。それでね、何かあたしがお手伝い出来ることなぁ~い?って気さくに聞いたら、「俺はよく寝すぎてしまうから起こしに来てくれ」ですって。普段は素直じゃないお兄ちゃんも可愛いものじゃない?」
フラワー「ええ・・(都合良く使われてるだけでは・・)」
ロージー「だから目覚ましついでにこうしてお兄ちゃんの弱点を観察してあげてるのよ。いくら屈強なハンターでも寝てる時は無防備でしょ?だからよ。あたしの観察眼で、その欠点を補えるとしたらお兄ちゃんは睡眠中も無敵だわ。いい?フラワー。これはハンターとしてより高見に登ろうと目論んでいる兄を、影でこっそりと応援する健気な押しかけ妹の姿なのよ」ふふ~ん♪
フラワー「・・・・(よく分からない)」
ロージー「それとね、なんでもお兄ちゃんはここのところ毎晩、怪しげなクエストを受注しては夜な夜な各フィールドを徘徊してるらしいわ。ニャ太郎さんが諜報活動の「ついで」にお兄ちゃんを目撃したんですって」
フラワー「怪しげなクエスト?」
ロージー「そうよ。ギルド指定の精算アイテムをどうやらこっそり持って帰って裏で売買してるらしいの」
フラワー「それって立派な犯罪じゃ・・」
ロージー「ギルドローではね。もちろんギルドにその行為がバレたらライセンス剥奪よ。でも、よほどお兄ちゃんはお金に困ってるんだわ」じーーー(兄を見る)
カーブー「コケー。コケラー」ZZZZZ
ロージー「コケラーだって。変なの。これも書いておこう・・お兄ちゃんはガーグァの遍歴有り・・」カキカキ
フラワー「・・・・(役に立つのかしら・・)」
ロージー「さ。そろそろ観察も飽きたから起こそっか。おらぁ」たしーん(腹を思いっきし平手打ちする)
カーブー「ぎゃああああああああああああ」
フラワー「・・・・(可哀想に・・)」
ロージー「ほら起きて、お兄ちゃん。愛する妹が目覚ましになりに来てやったのよ?嬉しい?」
カーブー「嬉しくない・・」ポリポリ(横になりながら叩かれたお腹を掻いてる)
~我らが愛するユクモ村
カーブー「ふぁ~あ。よく寝たなぁ」ガリガリ(お尻を掻きながら村を練り歩く)
ロージー「でもマスクくらい外してから寝ないと不潔よ?息苦しいし」
フラワー「・・・(だからうなされるんじゃないかしら)」
カーブー「まぁそう攻め立てるなって。それより、お前、料理出来ないんだな。朝起こしてくれるついでに朝飯も作ってくれりゃ一石二鳥なのにな」
ロージー「ふん。料理はいつもお屋敷のシェフ達が作ってくれたから、あたしがする必要がなかっただけだよぉ~だ。プイ!プイプイのプーイ!!」ぐりん(すんごい首を振る)
カーブー「まったくとんだご令嬢だよ。フラワー、君もこいつの世話係りで大変だろう?嫌になったら何時でも俺に相談してくれ。君を二階級特進で俺のオトモにしてあげよう。わはははは」(から笑い)
フラワー「うふふふ。お気遣いありがとうございます。でも、少しも苦ではありません。毎日楽しいです」にこにこ
ロージー「そうよ。それにね、もはやお兄ちゃんの実家はあたしやフラワー、それにニャ太郎さんや影丸さんにアランさん、それからニャーク君とみんなで「支配」してるんだから。玄竜のお父様もお母様もあたし達を本当の子供の様に愛して下さってるのよぉ~♪」
カーブー「そうか・・アランさんとフラワーも俺んちにいるのか。すっかり猫屋敷化してしまったのだな・・」
フラワー「すみません、突然押しかけてしまって」
カーブー「何を言ってるんだ。君の凄い脚力は、俺たち薔薇十字軍にとっても大きな戦力となる。古龍の血を継ぐ獣人族が仲間にいるっていうだけで誉れだよ」
フラワー「ありがとうございます。少しでもお役に立てれば光栄です」
ロージー「あ、そうだ「元」お兄ちゃんの部屋、勝手にリフォームして、ニャ太郎さん達のニャンコルーム(♂)に変えたからアランさんが酔っ払って部屋の壁を引っ掻いても平気な様に、壁紙を特注の「ブヨブヨした皮ベース」のゴムっぽいシートに変えたの。思いっきし、ダッシュしてタックルしていっても「ぽよぉ~ん」って跳ね返るのよ♪ホント笑っちゃう。わんぱくニャンコルーム♪あたしとフラワーの部屋も今度改造しようか。ベッドの上で跳ねたら布団ごと屋根を突き抜けて「脱出」出来るシステムに」
カーブー「この野郎!人んちを勝手にいじるな!!確かに「脱出」システムは男の夢ではあるが」ぷんすか
フラワー「・・・(そうなんだ)」
ロージー「いいじゃん別にぃ~うち(ローゼンクロイツ)の子会社の建築屋さんに無料でやってもらったんだから~。お母様もキッチンをリフォーム出来て喜んでたわよ?うちのバカ息子じゃ何年経ってもこんな親孝行してくれないって」
カーブー「余計なお世話だ!庶民には庶民の幸せとそれ相応の充実した暮らしというものがあるんだ!金をかければいいってもんじゃない!そういうのはあれだ・・男気でカバーするのだ!わははははは」(から笑い)
フラワー「・・・(できるのかしら)」
ロージー「でもフラワーも大変よね。だって月に一回、パパの所にユクモ近郊の報告をしに行かなきゃいけないんでしょ?」
フラワー「ええ。それと、あなたのこともね」にこ
ロージー「え・・あはははは(こりゃ、ええ子にしとらんとあかんわ。あほのUBUちゃん達と一緒に、ハンター道とは関係ないドンパチ騒ぎばっかしとったら、おじきのやつ心配して、わしをきっとロックラックの屋敷に軟禁しかねないからのう・・少しは自重して行動せなあかんな)」
カーブー「ラインハルト公は今どこにいるんだい?」
フラワー「フォンロンの帝国軍本部です」
カーブー「フォンロンか・・結構あるな。けど、君の足の速さならそうでもないのか。まったくたいしたものだよ」感心
ロージー「フラワーはね、お兄ちゃん。帝国軍の中でも「颯爽(さっそう)のフラワー」って呼ばれてるのよ」
カーブー「颯爽・・なるほど。威風堂々と心地よい風の様に現れる君にぴったりの異名だね。俺も・・そういうの欲しいな」しょんげり
ロージー「寝たきりのカーブーは?それとも怠惰のカーブーとか。ぷぷぷ」
カーブー「お前はさしずめ、へなちょこカリピストだな」
ロージー「なんやとコラ」コキーン(スネを蹴った)
カーブー「ぎゃああああああああああ」(村人が三人を見る)
フラワー「すみません、なんでもありません」(村人に弁解する)
カーブー「どうだ、フラワー。俺達といると恥ずかしいだろう?」えっへん(蹴られた痛みもなんのその)
ロージー「こんなの日常茶飯事、お茶の子さいさい」えっへん(バカな兄に並んでふんぞり返る)
フラワー「・・・・(こういう日常を、どうやってラインハルト公に伝えたらいいのかしら)」
ロージー「それよりお兄ちゃん、どこでランチ取るの?」
カーブー「アマンダだ」
~ユクモ商店街・喫茶「アマンダ」
カーブー「ふい~。食った食った。アマンダ特性「最高級フカヒレをほんわか乗せた特性アプケロスミートの優しいソテー」は本当に美味い。ハッハッハッハッ!!ゴクゴクゴクゴク(水を飲んでる)。すいませぇ~ん!水くださぁ~い!!ハッハッハッハッ!!」(ドボルマスクを脱いでる)
フラワー「・・(恥ずかしい・・店中の人がみんなこっちのテーブルを見てる・・)」
ロージー「ねぇお兄ちゃん。フカヒレって言えば張虎ちゃんは一緒じゃないの?」
カーブー「置いてきた」あっさり
ロージー「ふ~ん」はむ(ペピポパフェを食べてる)
フラワー「ロージーも今日は狩猟笛を置いてきたのよね」コクコクコク(ストローでユクモリンアイスコーヒーを飲んでる)
カーブー「なんだよ。お前だって武器無しじゃないか。ワンさんじゃあるまいし。最も、彼女はあの蹴り技がある分、お前と比べるのは気の毒な話しだな。ハハッ!!」(嫌味感むき出しな笑い方)
ロージー「なによ。そのウーメイさんに負けちゃったくせしてそんなことより早く修行しなくていいの?こうして美味しいものを食べてる間にもきっとウーメイさんは次々と「任務」をこなしてるはずよ。また負けちゃっても知らないんだから」ぷん
カーブー「大丈夫!!だって母さん!俺にはこの拳がありますから!!なんてな!!拳なんてハンターはあんまり使わないのにな!!あっはっはっはっはっは!!波!!」ポへ~ん(変な「気」みたいのを出す)
フラワー「修行とは具体的になにをするのですか?」
カーブー「俺の川村流太刀真山という活人剣を鍛え直そうと試みているんだ。あ、水、すいません」(ウェイターから水の入ったグラスをもらう)
ロージー「玄竜のお父様から教わったんでしょう?ならもう一度、お父様と稽古すればいいじゃない」
カーブー「いやだね」きっぱり
ロージー「どうしてぇ?」はむ(ペピポパフェを食べる)
カーブー「あんな変態親父に頼るのは嫌だ。誰があの男に頭を下げるものか」カッ(水をかっ食らう)
フラワー「どうしてですか?」
カーブー「まだ俺が物心もつかないガキの頃に、修行と呈して散々殺されそうになったからだ。こっちが子供なのをいいことに、あの変態親父は己の鬱憤を実の息子で晴らしていたんだ・・き~!!今思い出しても腹が立つ!!すいません!!水!!もう一杯!!」ガッ(空のコップを掲げる)
フラワー「よほど過酷な特訓を受けたのですね」
ロージー「ねぇ、あたしお兄ちゃんのその「太刀真山」っていうの、あんまり見たことないよ?」はむ
カーブー「回避性能+10をはじめとする、凄いあれやこれやの技があるんだぞ。と言っても、太刀を使った技は最近はあまり使ってないけどな。あ、水、すいません」(ウェイターからまた水が入ったグラスをもらう)
ロージー「お兄ちゃんって言ったら、サメ型ランスだもんね。ほんとに、太刀・・使えるのぉ~?」じろぉ~(疑いの眼差しで見る)
カーブー「失礼な!いや、失礼だぞ!!」カッ(水をかっ食らう)
フラワー「太刀真山とは東方武芸のものとお聞きしますが、さぞ凄い秘剣なのでしょうね」
カーブー「まぁね。狩猟で使う太刀技とはだいぶ違うしな。最も「本場」のがどうなのかは知らないけど。なにせ俺が教わったのは、クソ親父が勝手に手を加えた「川村流」だからね」
ロージー「なら尚更幻竜のお父様に聞けばいいじゃない?」はむはむ(ペピポパフェに夢中)
フラワー「そうね。やはり自分が使う剣技のルーツを知っておくのは大切なことだと思うわ」
カーブー「そりゃそうだけど、あのクソ親父に聞くのが嫌なんだ。あの非道な男のことだ。俺がそんな質問したら、答える代わりに何かよこせとか言ってくるに違ういない。あ~!想像しただけで腹が立つ!すいませぇ~ん!水!!」
フラワー「困りましたね。ではどうやって修行をなさるおつもりなのですか?」
ロージー「そうだよ、お兄ちゃん。つまらないプライドは捨てなきゃ。大事をなす人間は小さい侮辱や屈辱をも受け入れないといけないって「猫故事」で読んだことあるわ。え~と、なんだっけ」
フラワー「ニャン信の股くぐりよ。大志を抱くもの、目の前の小さな侮りを忍ぶべし。ニャン信っていう「ニャンコ三傑」に数えられる歴史上、とても名高い猫武将のお話です。ニャン信がまだ無名の若い頃に、街のゴロつきに喧嘩を売られてしまったのですが、大望を抱くニャン信は、何の利益も生まない争い事を避ける為に、そのゴロつきの言うままに、彼の股の下を街中の人が見てる目の前でくぐらされるという屈辱を敢えて受けた、という逸話です。その後、ニャン信は大成し、自身が使えるお国の為に大活躍したという故事です」
ロージー「ほれみたか!!どうだ!?お兄ちゃん!!」ビャッ(大口開けたから口の中のパフェがカーブーの顔面にかかる)
カーブー「いいんだよ。俺には俺のやり方がある」つ~(真面目に語るカーブーの顔面をつたうプリンらしきパフェの残骸)
フラワー「と仰ると?」
カーブー「俺は別に大志なんて抱いてないよ。ただ・・大切なものを守りたいだけさ」(ガラス越しに外を眺める)
フラワー「・・・・・・」
ロージー「じゃあどうすんの?どうやって強くなるのぉ~?」カツカツカツ(パフェグラスの「底のほう」をスプーンでほじり、かっ食らう)
カーブー「簡単さ。東方に行きゃいいのさ」
フラワー「なるほど。そこで本場の太刀真山を学ぶのですね?」
カーブー「イエスイエスイエ~ス」(実にバカな顔)
ロージー「でもどうやって行くの?東方って遠い島国でしょ?旅費は?」
カーブー「ノンノンノン」(まさにバカそのもの)
フラワー「それで怪しげなクエストを夜な夜な受けていたのですか?」
カーブー「うーん。仕方なくさ。そういうクエストを委託してる酒場の主人が知り合いでね。そいつから受けたんだよ」
ロージー「あ。ロックラックのスラム街にある「ロックアラック」っていうジャンキー酒場のマスターね。あの胡散臭い人、お兄ちゃんの友達だったんだぁ」
カーブー「なんだ、お前知ってるのか?」
ロージー「ちょびっとね(前にあのあほうから受けたクエストでどえらい目におうたんや)」カツカツカツカツ(パフェを平らげる)
フラワー「それで資金は溜まったのですか?」
カーブー「ちいとも。ちいとも・・だよ」ちら(窓の外を見る)
ザッザッザッザッザ
(何やら怪しげな集団が商店街を練り歩いている)
カーブー「あれ・・UBUさんたちだ」
ロージー「あ、ほんとだ。UBUちゃんを真ん中に、その両サイドに腰巾着みたいな感じでマナブさんとパソコンさんがくっついて歩いてるね」
ザッザッザッザッザ・・・ちら(窓越しに店内のカーブー達に気づいたご存知「あんまん女」)
カーブー「やべぇ・・気づかれた」
UBU「にやぁ~」
ロージー「気色わるなんやねん、あの笑み」
フラワー「店内に入ってくるわよ」
カランコロンカラァ~ン♪
ウェイトレス「いらっしゃいませ」
UBU「あのしと達とおんなじ席に座るのでご遠慮を」スタスタスタ
ウェイトレス「はぁ・・(何を遠慮すればいいのかしら・・)」
UBU「あんた達、何やってんのさ」ちらちら(立ったまま三人の顔面を伺う)
フラワー「まぁまぁ、座って下さい」
UBU「ここでいいわ。あたち達はすぐに行かなきゃいけないから。そうだな!?副理事長!!」
マナブ「ハッ!!」スッ(UBUの後ろから機敏に姿を現す)
UBU「スケジュールをこの庶民達に教えてやりなさいな」
マナブ「ハッ!この後はユクモ公民館で「あんまんシンポジウム」に出席。その後は、村長さん宅で開かれる「ユクモゆるキャラ選抜会談」に行かねばなりません。そして夜は「あんまん大臣」と共に村を練り歩き、選挙活動を行います」ペラペラ(手帳を開いて読んでる)
カーブー「待て待て待て。聞きたいことだらけだが、まず、君たちは何なんだ?」
パソコン「それはボクがお答えしましょう」スッ(これまたUBUの背中から機敏に姿を見せる)
ロージー「下僕感丸出しね」
パソコン「我々は「ユクモあんまん協会(仮)」の者です。温泉街であるユクモ村の集客を増やすために不可欠な「ご当地グルメ」にユクモのあんまんを推薦する非営利団体です。理事長は皆様ご存知、「ユクモのあんまん姫」こと、UBUさん。そして副理事長が・・」
マナブ「私です」キリッ(服の襟元を立てる)
パソコン「僕は財政局長です。その他の面々には事務局長にマクシミリア伯爵、特別顧問に「泥団子選手権」で有名な石塚さんを迎えております」
カーブー「・・・君たち・・本気なのか?」
UBU&マナブ&パソコン「こくり」(三人並んで迷いなく頷く)
フラワー「村おこしに積極的に参加してるのですね?さすがUBUさんです」
UBU「うへへへ。もっと褒めておくれよぉ~」デレデレ
ロージー「ユクモのゆるキャラに何を推薦するのぉ~?さっきパソコンさんが言ってた「あんまん大臣」っていうの?」
UBU「こくり」(潔く、その目には清々しさ感じる)
カーブー「でもそれって、ユクモ関係ないんじゃ」
UBU「ちょえー!!」ペシーーン(カーブーの顔面にチョップする)
マナブ「行く行くはこの団体を財団法人化し、各フィールドの都にも進出しようと目論んでいます。無論、目的は「あんまん普及」です。どのストアでも「あんまん」が売られている明るい未来・・「ひと狩り行くなら、あんまん持って」これが現在、我々が掲げているスローガンです」
カーブー「いよいよ凄いことをするんだな・・」(チョップされて顔面に縦に手の形が残ってる)
パソコン「行く行くは団体を代表する合唱も考えてるんですよ。ね、理事長」
UBU「うむ」
ロージー「へぇ、どんなお歌?」
UBU「あんまん食べたいあんまん食べたいあんまん食べたいA~~OH!!!!あ!ん!ま!ん!!あ~んまんワールドヴォオオオオオオオオオオオオ!!(デス声)」(後ろで拍手喝采するマナブとパソコン)
カーブー「・・・・(今の俺はこんな人より弱いのか・・)」
UBU「では庶民の諸君。多忙のあたち達はこれで失礼するわよ。ウェイターさん!!この方達にあんまんを3つ差し上げて!では失礼!!」バッ
ザッザッザッザッザ(UBUを先頭にマナブとパソコンが腰を低くしてくっついて行く)
カランコロンカラ~ン♪
フラワー「行ってしまわれましたね・・」
ロージー「あー!UBUちゃん、勝手にあんまん頼んでおいて、お金はあたし達もちなのぉ~!?ひどぉ~い!!何があんまん協会よ!!ただの押し売りじゃない!!あたしはぶっちゃけお金、持ってないからね!!朝一で今日発行の大陸ゴシップ誌ひと通り買って一文無しなんだから!!どうだ!?恐れいったか!?ぶわっはっはっはっはっ歯!!」いー(「歯」を見せる)
フラワー「また無駄遣いを・・代金は私が払うから平気よ。ですのでカーブーさんもご心配なく」
カーブー「ああ・・ありがとう。しかし・・」
フラワー「??」
カーブー「ほんと、UBUさんはいろんなことしてるんだなぁ」
ロージー「ふぁ?」
カーブー「薔薇十字の統括をしながら村おこしにも協力して、尚且つ村人に依頼されたクエストにも出かけて・・おまけにここのところは霊峰で修行もしてるんだ」
ロージー「お兄ちゃんもやってみたら?」
カーブー「死んでも嫌だ」きっぱり
ロージー「はぁ?」
カーブー「俺には決して出来ないことだ。それに俺はそんなに器用じゃない。一辺倒で不器用。だけど男気は誰にも負けない。それが俺なんですよ」
フラワー「・・・(なぜ敬語・・それに、そんなに自慢できることじゃないと思うけど)」
ロージー「じゃあどうするの?お兄ちゃん」
カーブー「東方をまず目指す。そのためには資金が必要だ」バッ(席を立つ)
フラワー「何処へ?」
カーブー「地下闘技場だ」
ロージー「なぁにそれ?如何にも危ない場所っぽいけど・・」
カーブー「その通り。地下闘技場とは格闘技賭博を行っている場所だ」
フラワー「ギャンブルで元手を増やすのですか?」
カーブー「それじゃ足りない」スッ(テーブルの上に置いてあったドボルマスクを取る)
ロージー「何する気?」
カーブー「出場するのさ!!武芸の修行も含め、一番強い奴を倒して多額の優勝金もGETだぜぇ~!!なんてね!!一攫千金、濡れ手に粟!!甘い蜜にはご注意あれぇ~!!」カポン(マスクを被る)
ロージー「わぁ~面白そう♪あたしも行く行く。フラワー、あなたも鉄平君誘って一緒に行こうよ~♪ねぇ~え~」ゆっさっゆっさ(フラワーの肩を掴んでおねだりしてる)
フラワー「・・・・(嫌な予感しかしないのでは私だけ・・?)」ゆっさっゆっさ(おねだりされてる常識猫)
カーブー「地下格闘技界のチャンプに・・俺はなる!!フホホホホホホホホホ!!」ダンッ(いよいよテーブルの上に乗った。後ろで困る店員たち。兄につられ妹もテーブルに乗ろうとしてるがさすがにフラワーに止められてる)
To Be Continued
ザ・ランキングに参加中だ!女子も含めてみんなの男気溢れる一票で応援してくれ!!
さて次回11/12(火)0時更新予定のストーリーモードは・・
「もちろん上半身裸だ」の巻
をお送りするぞ!話しは変わるが作者は最近、MH2(ドス)をやっているらしいんだ!クエストのシステムと操作方法が少し違うのに悪戦苦闘しているようだ!そのうち狩り記事をやるかもしれないぞ!全然期待しないで待っていてくれ!!わははは(から笑い)