
ロージー「お兄ちゃぁぁぁぁん!!」

カーブー「・・・・・・・・・・・」(仰向けに倒れたままぴくりとも動かない)
王羽美「言ったはずです。あなたとは背負っている覚悟が違うと。そして・・・武神不敗伝説も、これでおしまいです」キュッ
(白いグローブを締め直す)「あたちのモンハン日記」
~Royal Rumble☆in the Island~編
カーブー「・・・・・・・・・・」
張虎「おい立て!!兄者!立ちやがれ!!」(無造作に地面に置かれたシャークキング)
王羽美「安心して下さい。気絶しているだけでしょう」
ロージー「お兄ちゃん!!」ダッ
(カーブーの下に走る)ハーヴィー「なんていう足技なんだ・・・・・あの放水を回転脚で・・・そうか・・!!のけぞり無効!!」
王羽美「そうです。旋律効果の「のけぞり無効」が、より私の足を強靭にしたのです。私にとって狩猟笛とはあくまでも自己強化をする為の道具。まだ同じ旋律効果の「攻撃大」を加えなかっただけでも救いでしょう。攻撃力を増していれば本当に首の骨が折れていたでしょうから」
ハーヴィー「東方・・張果流派・・・・そうか・・。東方女傑と謳われた女ハンターがいると聞いたことがあるが・・・それが君だったのか!」
王羽美「・・・過去の話しですね・・今はギルドナイツメンバーの一員です」
ハーヴィー「僕が聞いた噂に間違いがなければ、君は確かつい最近まで古龍観測隊の護衛をしていたんじゃないのか?」
王羽美「・・・・・・・・・」(うつむく)
ロージー「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!」
カーブー「・・・・・・・・・・」
張虎「立て!立ってもう一度俺を構えろ!!やい!!兄者!!立つんだ!!」
ハーヴィー「そうだ、僕の通っている大学で開催されたシンポジウムに来た古龍観測隊員の賢者、オズワルド・バロンの護衛をしていたのが東方女傑と言われた凄腕のハンターだと、バロン氏の信者である友人から聞いたんだ。そんな君が・・なぜギルドナイツのメンバーになったんだ?」
王羽美「・・・答えは簡単です」
ハーヴィー「・・・・・」
王羽美「あまりにも多くの命が私の目の前で散って逝った・・・そして、その元凶を討ち滅ぼすため・・・私はギルドナイトになった!!」(うつむき、ギルドナイトハットでその表情こそ見えないが、強い意志力を説き放つ)
ハーヴィー「ワン・・ウーメイ・・・君は・・」
ロージー「お兄ちゃん!薬、飲める!?」
ファイヤージンガー「マスクの中に突っ込んじまえよ!!」
張虎「やめとけ!首がいかれてるかもしれねぇんだ!!無理に動かしたら本当にイッちまうかもしんねぇぞ!!」
ロージー「そんな・・!」
王羽美「シャークハンターは幸せ者ですね。心配をしてくれる方が多くいるのですから」ちら(カーブー達を見る)
ハーヴィー「・・・君の周りには・・ああいう素晴らしい戦友はいないのかい?」
王羽美「それも昔の話しです」
ハーヴィー「・・・・・・。君も年頃にしてみればあのロージーと同じくらいだろうに。よほど辛い想いをしてきたということか・・」
王羽美「同情は無用。さ、ハーヴィーさん。私と一緒に行きましょう」
ファイヤージンガー「ん?お嬢!あいつが連れて行かれまうぞ!」ぴしっ
(葉で指差す)ロージー「ハーヴィーさん!」
ハーヴィー「ロージー・・・。きっとここで僕が彼女に抵抗すれば、今度は君がカーブー君に代わり、その身を挺して僕を守ってくれるんだろう?」
ロージー「そうだよ!だからその人と行っちゃダメ!!」
ハーヴィー「だからさ。僕は彼女と一緒に行くよ」にこ
ロージー「ハーヴィーさん!!」
ロージー「あたしだって負けないもん!!」ガバッ(立ち上がる)
ハーヴィー「ロージー・・・」
王羽美「なぜあなたもシャークハンターも、ギルドに背くのです?それに、あなたの事も調べがついているのですよ、ローズダンテ・ローゼンクロイツ」
ロージー「え・・」
王羽美「帝国軍総帥であり、ギルドにも多額の資金援助をしてくださっているあなたのお父上にはギルドも大変義理を感じています。いいですか?これは政略も関係しているのです。あなたの身勝手な行動でギルドを、お父上を失望させないで下さい。あなたがラインハルト公のご子息であるからこそ、私もこの「足」を抑えているのです。さぁ、ご理解頂けたらシャークハンターと共に退いて下さい」
ロージー「やだ!!絶対にハーヴィーさんは連れて行かせないもん!!」
王羽美「いいですか?ローズダンテ・ローゼンクロイツ。先程も言いました。これは政略も関わっていることなのです。このハーヴィーさんの資産価値はあなたが思っている以上に大陸にとって有益な存在なのです。その重要人物をあなた方、一村の自警団が守れるとはとても思えません。それにあなた方は過去も我々の任務を妨害したとも聞きます。私があなたに手を下さないのはお父上の功績があればこそ。それをどうしてご理解してくれないのですか」
ロージー「お兄ちゃんはあなたを「敵」とみなした。だからあたしはお兄ちゃんの信念を貫く。それに・・」
王羽美「・・・・?」
ロージー「あたしはハーヴィーさんと約束したの!!ここをお兄ちゃんと一緒に脱出して、新大陸をハーヴィーさんに案内するって!!」
ハーヴィー「ロージー・・・・」
王羽美「ふう・・・聞き分けの悪いお方ですね・・。分かりました。互いの目標を達成させるには、実力行使ということでいいのですね?」
ロージー「うぐ・・・!」(涙目で頷く)
王羽美「あなたが倒れてしまっては、シャークハンターを担いでここを脱出することが難しくなりますが、それでも覚悟と決意に・・・変わりはありませんか?」
ロージー「負けなければいいもん!!」ゴイン
(泣きながら狩猟笛を抜く)ハーヴィー「よすんだロージー!彼女はあくまでもギルドの人間だ!僕が今ここで連れ去られても、後で君たちと会えないと決まったわけじゃない!それに・・僕が早く彼女と一緒に行っていれば・・・カーブー君だって・・」
ロージー「お兄ちゃんは負けてなもん!!お兄ちゃんは絶対に負けてないもん!!」
王羽美「シャークハンターの無念を、ハンターになったばかりのあなたが晴らすと?戦いとはそんなに甘くはなく、そして奇跡などというものはこの世界に存在しないのです。ご理解して頂けたら退いて下さい」
ロージー「やだ。お兄ちゃんとハーヴィーさんは私が守るんだ」(狩猟笛を担ぎ、うつむきながら答える)
王羽美「本当に・・聞き分けの悪いご令嬢ですね」キュッ
(白いグローブを締め直す)ロージー「それにあなたは狩猟笛をバカにした」(声を震わせながらかすかな声で話す)
王羽美「??」
ロージー「狩猟笛は「おまけ」でも「お飾り」なんかでもない・・・・立派な狩猟武器だもん!!」ギュイン
(ゴルトリコーダーを担ぎなおす)王羽美「・・いいでしょう。そこまで仰るのならばお望み通り・・手合わせいたしましょう」ザッ(右足をあげ構える)
~ロックラック

ハンターズギルド本部、ギルドナイツセクション・コミュニケーションルーム

従者「今頃、羽美殿は孤島に到着した頃ですかニャ」コンコンコンコン
(落ち着かない様子で机を爪で叩いてる)
シリウス「どうした、そんなに王(ワン)が信用出来ないか?」
従者「いえいえ、滅相もないニャ。仮にも羽美殿はギルドナイツナンバー4の猛者ニャ。きっと任務を遂行してくれるニャ」
シリウス「それほどその学生の命が大切なのか?ミナガルデの連中は」
従者「当たり前ですニャ。なんといっても彼の実験成果は・・」
シリウス「他勢力に奪われては困る・・だろう?ギルドが大陸のヒエラルキーの頂点でいるためには、如何なることでも他勢力に劣ってはならない。例えそれが・・・道徳心に反しようともな」
従者「ニャ・・ニャにをまた根拠に?」
シリウス「今回の任務で一番大切なのは、学生の脳裏にインプットされている「レポート内容」だ。その頭脳を勢力圏外の連中に渡さなければ全て世は事なし。レポートの記憶ごと、その「ハード」が消えてもまた良し・・つまりギルドが一番手を焼かずに済む結果は、敵の内部抗争。違うか?」
従者「どういうことですかニャ?お聞かせ願おうかニャ」
シリウス「筋書きはこうだ。誘拐実行犯が依頼主のオファーを裏切り、レポート内容を独占しようと学生を監禁する。それに腹を立てた依頼主は別の雇用人・・賞金稼ぎ共に依頼をかけるのが妥当というところか。内容は学生の強奪、もしくは暗殺。依頼主が反ギルド体制の組織ならば、学生を暗殺することでどの勢力にも利益が渡らずに済むと考えるだろう。それはギルドにとっても同じ・・そうだろ?」
従者「ニャ、ニャ、ニャにを申するにょか・・」あたふた
王羽美「こちらにはあまり時間がありません。手早く済ませましょう」クイッ(上げてる右足で挑発する)
ハーヴィー「ロージー!よすんだ!!彼女は普通のハンターじゃないんだぞ!!」
ロージー「カリピストの名に懸けて・・・」
ハーヴィー「え・・?」
王羽美「・・・・・・・・」
ロージー「狩猟笛をバカにするハンターは許さない!!」
シリウス「ギルドが学生を奪還出来たところで、新たな反ギルド体制組織から永遠に刺客が放たれてくるのは目に見えている。それにここは新大陸だ。旧大陸の揉め事を、ロックラック本部がここで望むか?答えはNOだ。ギルドローにも治外法権は存在する。だからさ・・」
従者「ニャ、ニャ?」
シリウス「ロックラックの俺たち(ギルドナイツ)も、その「暗黙の了解」に乗っかってやったのさ。確かに王(ワン)は優れたギルドナイトだ。だが、相手が「慣れない連中」ならば・・隙も生まれよう」
王羽美「・・・・・気が済むように。あいにく、私もこんなところで負けるわけにはいかないのです。絶対に」
ロージー「だろうね。あなたはあたしとは違う決意を感じるもの」
王羽美「どうとでもお好きな解釈を、ご令嬢」
ロージー「ハーヴィーさん」
ハーヴィー「なんだい?」
ロージー「約束」
ハーヴィー「ん・・?」
ロージー「ここを一緒に脱出したら、新大陸をお兄ちゃんと案内してあげるね♪」にこ
ハーヴィー「・・・ロージー・・君は・・」
ロージー「だから頑張るもん!!」むん
ハーヴィー「まったく・・君たち兄妹の根拠のない自身には、科学的論法など皆無。約束もまた信念に変わるんだね?」
ロージー「うん♪だから必ず一緒にここから出ましょう
」にこハーヴィー「ロージー。ほんとうに・・・この新大陸で君に出逢えて良かった・・」
ズキューーーーーーン

王羽美「!?」
ロージー「え・・・・」
ハーヴィー「・・・・・・・・・・・・・・・・」(額を撃ち抜かれているハーヴィー)
王羽美「しまった・・・・・!」
ロージー「ハーヴィー・・・さん・・?」
バターーーーーーーーン

(ゆっくりと後ろに仰向けで倒れるハーヴィー)
ロージー「ハーヴィさぁああああああああああああああん!!!!」
シリウス「単独任務において集中力は不可欠。それを乱す相手がユクモにはいる。ユクモ薔薇十字軍。連中が動いてきたとすれば、真面目な王の事だ。普段の様に勤勉な任務遂行は出来ないだろう。そしてそれは・・俺たち新大陸ギルドにとって一番いい結果を生む」
ハーヴィー「・・・・・・・・・・・・・」
ロージー「嘘・・・・こんなの・・・・嘘よ・・・・・・」(起き上がらないハーヴィーを呆然と見つめる)
従者「・・・あくまでもロックラックのギルドナイトが動いたのは、旧大陸への建前・・ということですかニャ?」
シリウス「どうとでも取れ。そして貴様も本部の人間ならば胸に刻んでおけ」
従者「??」
スープ「ミッション終了だぜぇ!!まさかギルドナイトも出動してるとはなぁ~!?ざまぁみろ!!俺達、暗黒街の住人の勝ちだな!!」シュウウウウウウ
(神ヶ島から硝煙が出る)ヘルボンバー「さすがの山勘だよ。本当にこのダンジョンにターゲットがいるなんてね。まさにビンゴだ」ザッ(洞窟奥から二人が姿を見せる)
ロージー「ハーヴィ・・・さん・・・・・」
ハーヴィー「・・・・・・・・・・・・・」
王羽美「貴様らの仕業か!!」
スープ「なんだぁ?「護衛」も一緒だったか・・って、アクアパラダイスモーテルのアマゾネスじゃなさそうだな~?」
ヘルボンバー「まずいね。あの白い子、ギルドナイトだ」
王羽美「貴様らぁああああああああああああ!!!!!」ダッ

スープ「お~お、ギルドのメイドが怒ったぜ。ヘルボンバー、予定通りにだ!置き土産をしてやんな!!」
ヘルボンバー「了解。ごめんよ、ホワイトカラーさん」
ドスン
(爆弾を置く)王羽美「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ダッダッダッダッダッダッダッダッダ

ヘルボンバー「洞窟内で仲良く、生き埋めに」
王羽美「!?」

ドガアアアアアアアアアアン
シリウス「お前ら本部のやり方を一番知っているのも、我々ギルドナイツだという事を覚えておけ」
To Be Continued
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次回9/25〇時更新予定はロージーの仮ピスト日記の予定です
