ノッポの死はユクモ村全土を瞬く間に悲哀で覆った。これは数年前に起きた「ユクモの悲劇」以来の衝撃を村人に与え、アンジェリカに続くユクモの将来を背負うべく若者の死に対し、地元民は嘆き悲しみ、深く哀惜の念に堪えない想いで胸を満たされる時間を共に過ごした。葬儀の際には村全土で同時刻に黙祷を行うなど、地元ハンターの失意の死を皆で弔う。村を多くの外敵の脅威、災いから守っていくれたハンターに対する畏敬の念が、ノッポの魂を天に誘う様にと・・。




$あたちのモンハン日記
~ユクモ集会浴場



$あたちのモンハン日記
コノハ「はぁ・・・・・・」


$あたちのモンハン日記
ササユ「・・・・・・・・」


クサッチーニ「・・・・・・・・・」


コノハ「はぁ・・・・・」

ササユ「・・・・・・・」

クサッチーニ「・・・・・・・・」


「あ~もう見てらんない!!」


コノハ「はっ・・・」

ササユ「??」




バーーーーーーーーーン!!
$あたちのモンハン日記
ヨッコ「あんた達、いつまで悲哀に暮れてる気!?」


コノハ「ヨッコさん・・・」

クサッチーニー「・・・・・・」

ササユ「陽子ちゃん・・・」

ヨッコ「あたしらがここでいつまでも無言で追悼して、家に帰ってからも慟哭で枕を涙で濡らしてなんになるのよ!?村が元気がない時だからこそ、あたしら集会浴場の・・いえ、ギルドの人間が先陣切って村に元通りの活気を戻さなきゃ駄目でしょうよ!違う!?」

コノハ「うう・・・・でもぉ・・・泣」ぐす

ヨッコ「いっつまでもメソメソしてんじゃないってこと!!あんたも立派なギルドガールに成りたきゃ、いちハンターの死ぐらい受け入れなきゃ駄目でしょーが!!」バーンドキッ(机を叩く)

コノハ「あたしはヨッコさんみたいに強くないんです!!それに・・それにノッポさんは地元のハンターだったんですよ!?それを・・悲しんじゃいけないっていうんですか!」

ヨッコ「いつまでもってこと!こうしてる間にも、ギルドから緊急討伐指令が出されたら、あんたどうすんの!?ハンター達が血相変えて凶暴なモンスターを討伐しようと集会所に駆け寄って来るのに、あんた、そんなしょぼい面して出迎えるってぇの!?冗談じゃないわ!!死を覚悟してクエストを受注してくるハンター達を笑顔で送り出すのがあんた達受付ガールズの仕事でしょ!?違うとは言わせないわよ!!」

コノハ「むぎーーーー!!ヨッコさんなんか大っ嫌い~泣」悔しくて何も言い返せない

ササユ「はい、コノハちゃんも陽子ちゃんもそこまで」ぽんはぁ(コノハの頭に手を置く)

コノハ「ふえーん!ササユさぁ~ん!!」ぽむっはぁ(ササユの太ももに飛び込む)

ササユ「はい、悔しい悔しいにこあなたの気持ちも、陽子ちゃんの気持ちもノッポさんは分かってくれてるわよ」さすりさすり(頭をなでる)

コノハ「ぶへーん泣」すりすりすりすり煙(うつ伏せたまま太ももに頭を擦り振る)

クサッチーニ「ヨッコ君の言うとおりだな・・。僕たちがここで悲しんでいてもノッポ君は帰ってこないのだからね」

ヨッコ「そういうこと。何が本当の意味での「弔い」なのか、ノッポがあたしらに教えてくれたってこと」

ササユ「そうね・・・そうよねにこ」にこ

クサッチーニ「よし!そうとなったらクエストにでも出ようかな!僕も先陣切って、ハンター達の手本にならなきゃね」

ササユ「そうしましょうにこ」さすりさすり手(にこにこしながらコノハの頭をさすってる)

ヨッコ「ハンターって言えばゴンザレスのメンバーはなにしてんのよ?こんな時だからこそ、ノッポの一番の友達であるアイツらが頑張らなきゃ駄目でしょーに」

クサッチーニ「ああ・・それなんだけど、デブ君とパソコン君は葬儀以後、哀しみで家に閉じこもったままらしい」

ササユ「まぁ・・可哀想に。リーダーのマナブさんは?」

クサッチーニ「うん。彼は・・」


「失礼致す」ザッ


クサッチーニ「お、噂をすれば・・だな」

ササユ「マナブさん・・・(どこか・・雰囲気が・・・そうだ。髪型をノッポさんと同じに・・)」

マナブ「ササユ殿。上位クエストを申込みたいのですが」ザンランス

クサッチーニ「おや、マナブ君。君、武器を変えたのかい?」

マナブ「はい。これからはランス使いとして名を馳せたいと思います。汝、天を貫く聖なる矛で、大陸を救うべし・・そういうことです」

クサッチーニ「いいと思うよ。うん(そうか・・ノッポ君はランサーだったな。それを継ごうと言うのか・・彼の意志も含めてマナブ君が・・)」

マナブ「ドスジャギィ討伐を。なんでも孤島では最近治安が乱れていると聞きます。ドスジャギィであれば、僕・・いや、私一人でもなんとかなりましょう」

ササユ「わかったわ。じゃあ、これにサインをお願いします(マナブさん・・喋り方もノッポさんを真似しているのね・・)」

クサッチーニ「ソロで行くのかい?それなら僕も」

マナブ「結構です」ザーーーーンランス

ササユ「・・・・(強い決意が理性を凌駕してしまっているのね・・なんだか心配だけど・・)」

マナブ「それはそうとカーブーさんを見かけませんでしたか?」きょろきょろ

ササユ「そういえば川村君・・ここのところ集会浴場に顔を出さないわね」

ヨッコ「あいつのことよ。今頃どっかのフィールドを駆け回ってるんでしょ?昔っから、じっとしていられないタイプだからね。あんたもそうでしょ、メガネ」

マナブ「・・・・・。そうですか。では、私はクエストに行って参ります」


ザッザッザッザッザッザ・・・


ヨッコ「なぁに?あいつ。悲哀に明け暮れておかしくなっちゃった?」

ササユ「こら、陽子ちゃん。そんなことを言ってはダメ」

クサッチーニ「しかし・・ノッポ君の死が彼をいろいろな意味で強くさせたことには違いないだろうね」

ササユ「ええ・・でも、なんだかそれが危険に思えるわ」

コノハ「どぼいうことれすか?」←ササユに泣きつきながらも話はしっかり聞いてた。泣きすぎて鼻が詰まってる

ササユ「うん・・同じ悲しみを乗り越えるのにしても・・今のマナブさんは川村君の時とはどこか違うなぁと思って・・」

ヨッコ「・・・・・・・・」

コノハ「・・・・・・・・」

クサッチーニ「・・・・・(アンジェリカさんという人の話か・・。僕がロックラックから派遣されてきた時には既に他界していた、カーブー君をはじめ、ユクモ村の住民すべてに愛されていたという人・・)」

コノハ「ザザユざん、バナブざんがじんばいでずが?(ササユさん、マナブさんが心配ですか?)」←まだササユの太ももにうつ伏せたまま。

ササユ「そうね・・けど彼も立派なハンターですもの。それより私たちも頑張りましょうにこ」さすりさすり

コノハ「どうでづべ(そうですね)」←と言いながらまだうつ伏せたまま

ヨッコ「そうゆうこと。さぁ、あんたもいつまでも泣いてないで、あたしの仕事手伝って」

コノハ「だんでず?(なんです?)」←まだうつ伏せてる

ヨッコ「昨日、発注してた樽爆弾が村の入口に届いたんだけど、川村がいないでしょ?倉庫まで運ぶの手伝ってくれる人たちがいなくって困ってんのよ。猫の手も借りたい状態なんだけど、あの子たち(薔薇十字軍)も今はそれどころじゃないみたいだし・・」

クサッチーニ「そういえば、ノッポ君の葬儀にもUBUちゃんたちは顔を出していなかったね。出席したのはカーブー君と・・」



$あたちのモンハン日記
「やっほぉ~いぽけ~



クサッチーニ「彼女だけだったもんな」

ロージー「なんの話しです?ん?ん?ん~??」

ヨッコ「あ。あんた暇そうね」

ロージー「なっ・・あたしは忙しいんですぷんぷん」ぷんすか

コノハ「だんでいじょがぢいぼ?(なんで忙しいの)」

ロージー「ふぁ・・コノハちゃん。なにやってんの?ドキドキ

ササユ「うふふふ。ちょっとケンカしたのよ」すりすり(頭をなでる)

ロージー「ふぅ~ん・・あ、それよりクエスト行かなきゃ!コノハちゃん、下位クエスト☆3の孤島のアオアシラやらせてちょうだい音譜あれって俗に言う「きいくえ」ってやつでしょ?ハンター必勝ガイド「裏狩猟まっしぐらドクロ」に書いてあったわぁ~ぽけ~

クサッチーニ「最近の若いハンターはそんな危なげな攻略ガイドを読んでるんだね汗

ロージー「そうよ。あっ、これにサインね・・って、クサッチーニさん手伝ってぇ~ラブラブ

クサッチーニ「え?」

ヨッコ「いいじゃない。ちょうどクエストに行こうって言ってたとこだったし。それに、一応クサッチーニさんも上位ランクでしょ?」

クサッチーニ「一応って・・汗でもいいのかい、僕で?カーブー君やUBUちゃん達と一緒じゃなくて」

ロージー「ええわあぁっ?!あほの兄貴は、ちいとも愛するわしに会いにきいへんし、もっとあほのUBUなんか、ほっといたらええねん。ちいとも、わしのクエスト手伝ってくれへんし、なんや不良オトモども集めて決起集会みたいなことばっか農場でやってんねんで?あんな大虐殺望んどる戦争マニアなんかほっといたらええんや。ねぇ~それより早く行きましょう~音譜」ぐいぐい手(クサッチーニの袖を引っ張る)

クサッチーニ「あ、ああ・・汗(この豹変っぷりにはまだ慣れないなぁ・・)」

ロージー「えー!契約金おごってくれるのぉ~キュピーん」きゅぴーん

クサッチーニ「一言もそんなこと言ってないけど・・汗はぁ・・わかったよ」←渋々財布を出す

ファイヤージンガー「とんだ災難だな、兄ちゃん」ぬっ煙(ロージーの襟もとから顔をひょっこり出す)

クサッチーニー「どわー!!な、なんだぁ~!?は、花が喋ったぁ~!!」

ロージー「ダメよ、ジンガードキドキ一般市民の前で顔を出したら面倒よ。あんたの存在がバレたら、クエストだって行っちゃダメって言われるかも」コソコソ

ササユ「どうしたの?」←気づいてない

ヨッコ「なになに?どうした、クサッチーニさん」←気づいてない

コノハ「だんでず?(なんです?)」←うつ伏せてるから当然見てない

クサッチーニ「ローズダンテ君の胸元から、花が顔出して、喋って~あせる

ヨッコ「胸元って・・どこ見てんの・・?」じー顔 じー(最高に軽蔑した眼差し)

クサッチーニ「違うってあせるそういうんじゃないんだ!!」

ロージー「いいから早く行きましょうねぷんちゅか」カーンキック(お尻を蹴った)

クサッチーニ「いてえあせる

ロージー「じゃあ行ってきまぁ~すぽけ~ごきげんよう~♪」ふりふり手



ヨッコ「はぁ?なんだぁ?」

ササユ「それにしてもロージーちゃんが来ると雰囲気が明るくなるわねにこ少しは元気出たかしら?コノハちゃん」

コノハ「はいしょぼん」すく(ようやく起き上がった)

ヨッコ「それにしても気丈よね。あの子、見かけによらず」

コノハ「どういうことですか?」

ヨッコ「そっか・・あんた何も聞いてないのか・・」

コノハ「なんですか!?またあたしを仲間ハズレにしてぇ~むかっ」ぷんすか

ヨッコ「あの子・・」

コノハ「??」

ヨッコ「今回の事件当日の晩に、川村を探しに渓流に行って、事件現場に鉢合わせちゃったのよ・・」

コノハ「・・・・・・」

ヨッコ「現場はすでに川村はどこかに去った後だったみたいだし・・ノッポを抱きかかえて泣き叫ぶメガネだけがいたみたいなの・・」

コノハ「・・・・・・・・」

ササユ「それでもロージーちゃんはね、なにも怖がることなく、泣いているマナブさんにこう言ったんですって」




「あきらめちゃダメ!!」




コノハ「!!」

ササユ「そう言うとロージーちゃんはノッポさんの容態を確認して、調合素材を取りに茂みに消えていったんですって・・あの子、まだ下位ランクのハンターなのよ?それなのに危険な夜のフィールドも顧みず、あの子は素材を集めに行ったの」

コノハ「・・・・・」

ヨッコ「あの子、ほら・・製薬会社の子でしょ?あたし達、ギルドが知らない製薬の調合方法も知ってるのよ」

コノハ「それで・・どうなったんですか・・?」

ヨッコ「時既に遅し・・・何もかもがよ。あの子が必要素材を集めて帰って来た時には、ザンコが呼んできたネコタクにノッポは乗せられ、そのまま葬儀場に行くところだった・・」

コノハ「・・・・・・・・」

ササユ「でもね、ロージーちゃんは葬儀場まで行く道中も、ネコタクの上で調合した薬でノッポさんを癒し続けたんですって・・。とても勇敢で誠意溢れる行動よね。果たして、ギルドガールである私たちにも同じ真似が出来たかどうか聞かれたら・・・とても無理よね」

コノハ「・・・・・」こくり

ヨッコ「きっと、あの子・・今回と同じような辛い体験があったんだと思う」

ササユ「そうね・・」

コノハ「それをあんな元気に振舞って・・」

ヨッコ「あの子もさっき言ってたけど、今回の事件以後、UBUが村から姿を消した・・。その周りを取り囲む賑やかな連中と共に・・まるであの時みたいにね。それもロージーを苦しめてるに違いないわ」

コノハ「フニャンコ革命の時みたいに・・村を・・・みんなを守る為・・・で、でも、どうしてそのUBUちゃんの行動がロージーを苦しめるんですか!?」

ヨッコ「うるさいわね!!少しは自分で考えたら!?」

コノハ「・・・・・・」

ヨッコ「分かってるのは・・・・あいつ(UBU)が・・あの人一倍うるさいあいつが村にいないってことよ・・」

コノハ「・・ヨッコさん・・・(UBUちゃんのことが・・・心配なんだ・・)」

ササユ「コノハちゃん、陽子ちゃん」

コノハ「はい?」

ヨッコ「・・・・」

ササユ「ロージーちゃんはね、そのUBUちゃん達のお手伝いが、今の自分の実力では出来ないって分かっているからこそ、今出来る精一杯のことをしてるのよ」

コノハ「ロージー・・・」

ヨッコ「・・・・・・・」

ササユ「えらいわよね。彼女も・・そして、UBUちゃん達も・・」

ヨッコ「・・・一言くらい言ってから行けっつーのよ・・あのバカ・・!」

ササユ「そうね。でも、それが彼女らしいって言えば彼女らしいけど」

コノハ「・・・・・ダメです」ぼそ

ヨッコ「え?」

コノハ「もうダメなんです!!ユクモの悲劇を何度も起こしちゃダメなんです!!」

ヨッコ「・・な、なによ突然汗

ササユ「コノハちゃん・・」

コノハ「だから・・だからギルドガールのあたし達だって頑張らなきゃダメなんです!!」

ヨッコ「・・・・・・」

コノハ「はぁはぁ・・・泣

ササユ「そうね」ぽむはぁ(コノハの頭に手を置く)

ヨッコ「はぁ・・なんか拍子抜けふん

コノハ「むうむかっ

ヨッコ「ぜんっぜんっ具体案じゃないけど、さっきあたしが言った事に・・賛成ってわけでいいのね、コノハ?」にこ

コノハ「ブンブン泣」首を縦に振る

ササユ「ふふふふふ」

ヨッコ「フッ・・」

コノハ「へへへ・・」

ヨッコ「じゃ、仲直りに樽爆、運びに行くわよ(豹変)」タッタッタッタッタッ・・

コノハ「へっ・・・え゛!って、なんですか?その仲直りぃ~!!いつ一触即発でケンカならぬ、起爆するか分からない様な危険なシチュエーション!!」

ササユ「だからチームワークが大切なのよにこ」にこにこ

ヨッコ「そういうこと。あんた、誤って落として起爆させたらひっぱたくからね。それにその壊した樽爆の代金はあんたの給料からきっちり天引きするからよろしく」

コノハ「あ~んやだぁ~!!ヨッコさんなんてやっぱり嫌い泣」ぷんすか

ヨッコ「やっぱりってなによ汗いい加減あたしだって傷つくかも・・。じゃあ、ササユ行ってくるわね」

コノハ「あとお願いしまぁ~す音譜


テテテテテテテテウキウキ歩く


ササユ「・・・・・・にこ


しーーーーーんハチ


ササユ「・・・・にこ(うまい口実でサボられたみたいね)」にこにこ










「あたちのモンハン日記」
~3rd Stage












~砂漠、ユクモ薔薇十字軍臨時BC
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「薔薇と黒の抗争」は、ブラックガーディアンが占拠する村をユクモ薔薇十字軍が解放したことにより、これが事実上の開戦となり本格的な交戦状態へと突入。薔薇十字が解放した捕虜を匿う臨時BCは戦地としての最前線へと変わるのであった。捕虜を安全圏に逃亡させた後、ユクモ薔薇十字軍丞相UBUは前線に自身のオトモである獣人族を集結。これには訳が有り、薔薇十字内の現モンスター軍には、灼熱の砂漠地帯で生態を維持出来る者が少なかった為である。また、開戦時、ブラックガーディアン元帥ショットリーパーの奇襲を受けたバラン、真田芋助は重症を負い、戦線から離脱したのも大きな痛手となる。モンスター軍はその際、地中に潜って難を逃れていた黒魔王アモン、そして新たに呼ばれたディアベル、まさひこが最前線BCにて顔を合わせるのであった。





ダダダダダダドンッズババババババドンッ


$あたちのモンハン日記
純平「始まったな」カチャッドキッ(ボウガンをリロードする)


$あたちのモンハン日記
ボニー「うん。ほら、銃声だよ?聞こえる、まさひこさん」


$あたちのモンハン日記
まさひこ「ウム・・イマ、タタカッテイルノハ?」


ボニー「うちからは鉄平、一也、それに伯爵とアモンとディアベル、UBUも出撃してるよ」

純平「ここ(BC)にいるのは俺らだけってことさ」キュッキュッ(ボウガンを磨いてる)

まさひこ「トリプルビー、キザオ・・ノ、スガタガミエナイガ・・」キョロキョロ目

ボニー「あの二人はお留守番ふんこっちに勢力を持ってきてるんだもん。村の警護と、チェルシーのお守りに誰か残さなきゃね」

まさひこ「サムソンハ、ナニシテル?」

ボニー「ず~っと、ここのところ凍土で別任務。なんでも先を見据えた戦略展開に備えて、凍土のマフィア連中との接触を図ってるんだって。成果は知らないけど。ゲルハルトさんやミッチも一緒だよ」

純平「ちなみにフランソワ隊は、ガーディアンの拠点を見つけるに必死さ。劉珍やエリーゼ中尉も一緒にな」

まさひこ「ソウカ・・・ヒトデブソクナノハ、センジョウデモオナジナノカ」しょんげり

ボニー「そうだよ、まさひこさん。イビルジョーラーメンのスタッフ募集と同じ。うち(薔薇十字)だってもっと同志を募集したいよ」

まさひこ「ワラッチャウナガオー

ボニー「笑えませんえー

純平「そうだぜ?本家ギルドのハンターを腕っ節だけ見込んで、やたらめったらうち(薔薇十字)に入れてでもみろ?ギルドは裏でハンターを兵器として育成し、戦争屋に「移籍金」を貰ってる、なんてゴシップ誌に書かれるのオチさ。それで一番被害を受けるのは誰だ?うちの頭領として名を貸してくれてる村長さ。UBUだって、本当にギルド連邦捜査局に捕まるぞ」

まさひこ「ソレハ・・コマル」しょげりーん

ボニー「そうよね。まさひこさんはUBUの事が大好きなんだもん。だから今いるボクたちで頑張るの。いい?まさひこさん」

まさひこ「ウンガオー

ボニー「それより夢幻如来衆はなにしてるのさ(。・`Д´・)しゃきんブラックガーディアンと交渉する気なんてさらさらないんじゃないの!?ほんと腹が立つ!」

純平「待っている間に代償が出過ぎたんだ。こっちは既に戦火の中だっていうのにな」

ボニー「ほんとだよ。だから悪人なんかと交渉するのはボクは嫌だったんだ」

純平「それはそうと・・・さっきの人手不足の話・・」

ボニー「なにさ?」

純平「誰か忘れてる気がするが・・・気のせいか・・」キュッキュッ



あたちのモンハン日記
鉄平「お~い!交代してくれぇ~!!」タッタッタッタッタ

あたちのモンハン日記
一也「鉄平の爆弾補給と自分たちのエネルギー補給ニャ~!!」


純平「OKだ。行くぞ、ボニー」チャッヘビィボウガン

ボニー「鉄平、他のみんなの様子は?」

鉄平「ああ・・それだが・・」どすっふん(座る)

純平「問題発生か?」

鉄平「いや・・問題じゃねぇんだが・・」

ボニー「??」

一也「UBUにゃんが・・悪鬼羅刹のように怒り狂ってるニャ・・。あんなUBUにゃん・・初めて見たニャ」

まさひこ「・・・・・・・・」










ダッダッダッダッダッダッダッダッ!!
あたちのモンハン日記



ガーディアン「ハンター発見!凄まじい速度でこっちに来る!!」

ガーディアン「向こうから来てくれるなんて好都合だぜ!撃て撃て!!」


バババババババババドンッ


ヒュン弾丸ヒュン弾丸


ガーディアン「なんて野郎だ!直進で弾道を見極め交わしてやがる!!炸裂弾の使用許可を求める!!」

ガーディアン「距離を取れ!敵の得物は近接だ!接近戦さえさければ・・」


ブシャアアアアアアアア血


ガーディアン「どうした!?」





鉄平「敵に鬼神の如く接近したと思いきや、大剣を振り下ろし、まずはボウガンを持ってる両手を切断。すかさず目をえぐり屠り、首を跳ねる。敵兵に同情するぜ。あんなもん見せられたら、奴らが得意とする砂漠での戦術理論なんて関係ねぇんだからなふんなんてたって、相手は「人型のモンスター」だ。その恐怖心を敵兵に植え付け、大陸に蔓延る悪党どもへの広告塔として利用する。ユクモに手を出せば、それ相応の報復が待っているってな。因果応報、目には目をさ。けどよ、この戦争にUBUがそこまで悪名高くなっちまう価値があんのかよ?俺はあいつの憤激を見ると・・ついそう思っちまう・・」

ボニー「鉄平・・・」

純平「誰かが悪魔の皮を被らなきゃいけないのさ。UBUはその役目を自分一人に向けようとしてるんだろう」スチャッ(銃を構えてスコープを覗く)

一也「そんなもの、政治家の仕事ニャのにな」

純平「仕方ないさ。村長にその役目を押し付ける訳にもいくまい」カチャン(空撃ちをする)




ガーディアン「ぐわああああああああああああ!!両腕が!!両腕がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


ブシュウウウウウウウウウウウ血痕


ガーディアン「スコット!!はっ・・びっくり


ヒュン血痕3


ガーディアン「ぎゃあああああああああああ!!」



シュタッ煙
$あたちのモンハン日記
UBU「あら・・なに叫んでるの・・・?あんたの目が真昼の太陽光で潰れないうちに、斬ってあげたのよ?逆に礼を言って欲しいくらい」

ガーディアン「がは・・・・・かっ・・」プシュウウウウウウ血痕3(両目から鮮血)

ガーディアン「ひいひい・・!!」ズリズリ・・

UBU「逃げるな、バカたれ。この戦争はあんたの両腕が無くなったくらいで許されるものじゃないの。分かる?こっちは既に・・・ブチギレてんだよ」

ガーディアン「ひいいいいいいいいいい!!」

UBU「最期の月は眺めたか?

ガーディアン「やめ・・・・・・・・・!!」



キズ




ブシュウウウウウウウ血痕







まさひこ「UBUハ、コロサレタ、ユクモノハンターヤ、クルッテシマッタファンゴタチノタメニモ、タタカッテイルンダ」

ボニー「・・そのガーディアン達に実験台として使われた可哀想なファンゴ達を、泣く泣く全て葬ったジョーさんの想いも一緒に・・。ジョーさんは砂漠に来たくても生態維持状、来れないから、その恨みを晴らせないもんね・・」

鉄平「バランと芋助も寝込んじまってるしな。これが当然の報いってか?純平」

純平「そうだな。それに、今のUBUには敵兵を人質として捕獲し、拠点を割らせるなんていう生ぬるい考えがないのさ」スチャッ

ボニー「どういうことさ?元々、人質を捕まえて拠点を吐くまで拷問するなんて気はないだろ?うちの軍律はマフィアとは違うんだし」

純平「敵を全てこの最前線に集める」カチャン

ボニー「え・・」







ヒュウウウウウウウウウウ・・・・
$あたちのモンハン日記
UBU「・・・・・・・・・」



あたちのモンハン日記
マクシミリア「姫君、ご無事でしたか」シュタッ煙


UBU「・・・・伯爵・・かい?」


マクシミリア「ハッ(なんと無残な死体だ・・・姫君の殺し方が一番残酷極まりない・・。両腕切断、両目を斬られただけで事実上、敵の動きを封じたも同然・・。それを承知の上で更に首まで切り落とすか・・。だが・・こうまでもしないと、憤慨のあまり理性が保てないのも事実か・・)」


UBU「ショットリーパーは現れた?」


マクシミリア「いえ。今だ行方を眩ませたままです」


UBU「現れるまでは退かないわよ。他の子にもそう伝えて」


マクシミリア「ハッ(部下を無下に殺される敵将官の憤りを誘うか・・。しかし・・)」


UBU「月・・・」


マクシミリア「・・・・?」


UBU「ノッポさんは最後に月を見ていたんだって・・」


マクシミリア「・・・・・(やはりその事が姫君を修羅に変えたのか)」


UBU「殺してやる。絶対に皆殺しにしてやる・・・!!」ググッ


マクシミリア「では所定地に戻ります」シュッ


シュタタタタタタタタsss

マクシミリア「・・・・・(剣呑漂う・・。今の姫君の姿を武神殿らには見せられまい。苛烈かつ不必要な殺戮は軍内にも不協和音を呼びかねない・・。遺体の処理も考えねばならぬな。ギルド関連の者に見つかったら元も子もない・・。そうか・・敵元帥の狙いはそこにあるのか・・!)」シュタタタタタ





鉄平「拠点が判別出来ない以上、それが一番手っ取り早いってわけか」

純平「必然のジェノサイドさ。だが・・」スチャッ

鉄平「やり過ぎりゃ、UBUだって単なる異常殺戮者だ。ましてや、ギルドのハンターだぜ?やばいだろ」

ボニー「えっ・・!」

一也「ショットリーパーが現れないのは、それを見透かしてニャ?」

ボニー「どういうことさ!?」

鉄平「俺らが勝手に「報復し過ぎて」、この砂漠で必要以上の大虐殺を行い、事が公になってギルドにでもとっ捕まれば・・」

純平「砂漠の死神にとっては、それが一番のハッピーエンド・・・って寸法さ」カチャン

一也「俺らには最悪の結末だニャふん

ボニー「昔、旧大陸の演劇でそんなのあったよね?七つの大罪をテーマにしたニャンコ・サイコサスペンスが。ええと、誰だっけ?」

純平「デビット・ニャンチャーだよ」スチャッ

鉄平「けどよ、ショットリーパーにとっちゃ、手下の軍人どもは駒に過ぎないんだろ?現に雑魚ばかりが戦地に来る。ま、そのおかげでこっちはこの少ない手数で勝負出来てるんだけどな」

ボニー「じゃあいくら殺しても・・」

鉄平「砂漠の死神は現れないかもな」

ボニー「だったらなんで!?」

一也「何度も言わすニャ。UBUにゃんにとって、もはやこの戦争は報復にしか過ぎないんだニャ。戦略はおろか、なんの定義も思想も主義主張もない、後にも先にも砂漠の軍人たちの死体の山が増えるだけの怨讐ニャ。そこに唯一あるのは・・ただひたすらに敵を殺すのみの激しい憎悪だけニャ」

ボニー「けど・・そんなの!!」

まさひこ「UBUラシクナイ、ヤリカタダ」ズン煙(身を起こす)

ボニー「そうだよ・・・・無理してるだけなんだよ・・あいつ・・」

純平「彼女一人で背負いきれない十字架なら・・」スッ(立ち上がる)

ボニー「??」

純平「共に担いでやるのがオトモの使命・・だろ?」

ボニー「純平・・・」

まさひこ「イクゾ」ズーン煙ズーン煙

純平「OKだ。地獄の底までオトモと洒落こもうか」ザッsss

ボニー「ようし!!やってやろうじゃない!!」ダッsss

まさひこ「UBUノ ココロハ ナイテイル。ソンナカノジョハ・・ミタクナイ!!」







ヒュウウウウウウウウウウウウウ・・・
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To Be Continued..









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