生臭坊主「肉・・!魚・・!!クリスマス!!!!」
ドドドドドドドドド
UBU「この変態坊主!大剣で引っぱたいてやる!!」
変な生臭坊主が大剣で引っぱたかれるを読めるのは
「あたモン」だけ今日もハチャメチャスタート
ミッチ「UBU殿!ひっぱたいちゃ駄目ッス!!」
UBU「いやよ!!ひっぱたきたい」
ミッチ「人を相手に剣をとったらハンターの名が泣くッスよ!
それにあのお坊さんはきっと「変な術」をかけられてるに違いないッス!!」
UBU「いーちきしょー」
生臭坊主「ハロウィーーーーーーン!!」ブーーーーン
UBU「こにょもにょめ」
ガイーーーーーーーーン
生臭坊主「イギーーーーーーーーーー」
ミッチ「ナイスガードっす!!」
UBU「どうだ!生臭め!!
あたちのアレルボにグーパンチなんて効かないんだから」
生臭坊主「ロック!ヘビメタ!!
KISSにレッドツェッペリン!!」
UBU「なんて洋風かぶれの生臭坊主なのかしら!!しかも「悪魔の歌声」と云われたひとたちの名前を叫ぶなんて・・なんて不良坊主なのかしら!!
で!?ミッチ、こいつどうすんのよ!?」
ミッチ「雨音殿が言ってたッス!
この射影機は邪悪な霊力を封じ込めることが出来ると!」
UBU「じゃあ早く撮影して・・・・またくるよっ」
生臭坊主「バレンタインのチョコーーーー!!」ブーーン
UBU「この野郎!異教徒の祭りごとばっかりに興味もってからに
それにあんたが貰えるかっつーの!
それ、ガード」
ガシーーーーーーン
生臭坊主「いぎーーーーーーーー」
UBU「懲りないクソ坊主めミッチ!今よ!!」
ミッチ「撮るッスよー」
パシャリーーン
生臭坊主「おぎゃーーーーーーーーーーーーー!!」
UBU「すごい嫌がってる!!」
ミッチ「どうだ」
シュワ~~ン
UBU「あっ、でこに貼ってあったお札が消えた」
ミッチ「やっぱりそうっすよ。あの怪しげな札の力で操られていたんすよ
しょうもない」
生臭坊主「う~ん・・一体・・・あっ!なんだ君たちは!?」
UBU「変な術に操られていたあんたを助けてやったのよ
感謝することね」
ミッチ「なにがあったか教えるッス」
生臭坊主「術・・・そうか。
おいどんは宮司様の怪しげな術で操られていたんすか・・」
UBU「宮司様って・・さっきの怪しい宮司のことかしら」
ミッチ「きっとさっき逃げて行った宮司さんのことっすよ
ほんと、しょうもない」
生臭坊主「どなたか知りませんが迷惑をかけたっす」ぺこりん
UBU「無事に済んだからいいけど・・。
ねぇあんたたち、いっつもお寺でこんなことしてるのかい」
生臭坊主「そうっす。基本おいどんたちはやることがないから宮司様の「危ない種類の」法力の実験台に使われるんすよ」
ミッチ「しょうもないお経のひとつくらい覚えればいいのに」
UBU「ねぇ生臭
それよりこのお寺のどこかにあたちの後輩が捕まってるんだけど知らない?」
生臭坊主「生臭って・・。その人なら「陰祭の間」に隠されてるっす」
UBU「隠されてるって
その怪しげな部屋はどこよ?早く助けないとやばいのよ」
生臭坊主「言っちゃ駄目って宮司様に言われてるっす」ぷい
UBU「坊主のくせにスネるな」
ミッチ「お願いッス人の命に関わることなんすよ?」
生臭坊主「・・・おいどんはどうせヘビメタ好きのモラトリアム坊主。
今だ夢見る外国のお菓子を・・ひとくちでいいから食べてみたい・・」
UBU「この野郎」ぺちーーーん
生臭坊主「いてぇっす!!」ズデーーン
ミッチ「・・・・(お坊さんが女の子にひっぱたかれてるの初めて見たッス
しかも倒れるほどの・・)」
生臭坊主「・・・・・」すりすり(ひっぱたかれた頬をすりすりしてる)
しーーーーーーーーーーん
UBU「まだ変な人体実験してくる宮司の言う事を聞くつもり?
だいたい宮司はとっくに逃げたわよ」
生臭坊主「そ、そんな・・」ガガーーン
ミッチ「ほんとっす。だから早く教えるッスよ」
生臭坊主「おでこにお札を貼らせてくれたら洋菓子をくれるって約束したのに・・」
UBU「洋菓子って?」
生臭坊主「カステラっす」
ミッチ「しょうもない
数珠のひとつでも買うべきっすよ」
しーーーーーーーーーーーん
生臭坊主「陰祭の間はこの奥にあるっす・・」しょげりーーん
UBU「あっそ、ありがと
(つーか・・よっぽどカステラを楽しみにしてたんだなぁ)」
ミッチ「これからは外国の「あれやこれや」に目がくれちゃ駄目っすよ
いいっすね?」
生臭坊主「はい・・。これからはハードロックやヘビメタの詩を覚える前にお経のひとつでも覚えることにするッス。それから音フェスに行く前にお堂の掃除もきちんとします。
なんか・・いろいろとすいませんでした・・・・はっ」
UBU「どうしたのまだ何か悔い改めることがあるの?」
生臭坊主「う、う、うう、後ろ・・・お、お、和尚」ガタガタガタガタ
UBU「はぁ?和尚さん?なに言ってんの?
分かった。あんた、変なもん吸ってるんでしょ」
ミッチ「和尚さんは亡くなったって聞いて・・・はっ」
UBU「なによミッチまで
分かった。おしっこ行きたいんでしょ?駄目よ、お寺の中でおもらししちゃ」
ミッチ「UBU殿!後ろッス!!」
UBU「はえ?」くるりん
どろ~ん
UBU「うぉばげーーーーーーーーーー(おばけ)」
生臭坊主「和尚様のお化けだーーーーー!!
きっとお寺で「ふざけてばっかりいる」おいどんたちを叱りに地獄から現れたんす!!
お経もろくに覚えず、ロックやヘビメタの歌詞ばかり覚えてるおいどんをせっかんしに来たんす!!アーメン!!」
ぴゅうううううううううううう
UBU「あ、こら完全に宗派の違う言葉を言いながら逃げるなっ!!
それと勝手に和尚さんを地獄におとすなんて」
ミッチ「う、う、うううう、UBU殿ぉ~!!
和尚のお化けがこっち来るっすよぉーーー」じょぼーー(漏らした。豪快に)
そそそそそそそそ・・・
UBU「うげーーー
ミ、ミミミ、ミッチィ!!射影機!!射影機で撮るのよ!!」
ミッチ「さっき漏らした勢いでどっかに投げてしまったッス」
UBU「うそーーーーーーーーーん」
そそそそそそそそ・・・
UBU「怨霊退散!!こっち来ないでぇ~」
和尚「待ちんさい。誰が怨霊じゃ」
UBU「へ・・・」
ミッチ「しゃ、喋ったッス・・」
しーーーーーーーーーーん
和尚「慌てなさんな。ワシはひよこ寺の和尚じゃ」
UBU「ほら見ろ!!やっぱしお化けじゃないか
知ってんだから!!あんた、お餅を喉に詰まらせて死んだんでしょーが!!」
和尚「如何にも。じゃが悪霊じゃないわ」
ミッチ「で、でも透けてるじゃないっすかぁ」
UBU「そうだ!!その体が「ゲバゲバ」なってる感じが何よりの証拠よっ」
和尚「それでも悪霊じゃないわっ」
ごちーーーんごちーーーん
UBU「いてえ」
ミッチ「いてぇッス」
和尚「どうだ落ち着いたか?」
しーーーーーーーーーーーーん
和尚「おぬしら、ガーグァの呪いにかけられた玄竜の息子を助けに来よったのじゃろ」
UBU「そうよ。でもなんで知ってるの?」
和尚「あの世から見ておったのじゃ。ひよこ寺から何やら強い邪気を感じたからな」
ミッチ「ほ、ほんとに悪霊じゃないんすね?」
和尚「ホッホッホッホッホッホ。
確かに死んだが、法力パワー全開で一時的に現世に舞い降りてきたのじゃ。
あの世はご都合主義もへったくれも皆無じゃてのう。ホッホッホッホ・・歩ッ!!」
UBU「じ、地獄から来たの?」
和尚「バカモン勝手に地獄行きにするんじゃないわ!」
ミッチ「じゃ、じゃあ、何しにあの世から来たんすか?」
和尚「まったく・・怯えながらもなんて口のきき方を知らんやつらじゃ
まぁよい。それより早く奥の間に行くのじゃ」
UBU「う、うん。
でもガーグァの呪いにかかったカーブーが和尚様の姿を見たら怒り狂うわよ?」
和尚「うむ。しかしおぬしら、なんでも霊力を封じ込めるものを持っておるんじゃろ?
さきほど坊主を相手にやってみせたろ?」
ミッチ「そ、そうっす拾ってくるっす」てててててて
和尚「よいか。
その射影機でもおそらく闇帰りしたガーグァの呪いを完全に封じ込めるのは無理じゃ」
UBU「え・・じゃどうすんのさ?おばけ和尚」
和尚「その呼び方はやめんか」
ミッチ「こ、これっす。霊力を封じ込めるカメラっす」
和尚「うむ。おぬしらがその射影機で玄竜の息子を撮り、奴の霊力が弱ったところをワシの法力で封じ込めるのじゃ。そしてワシがあの世に連れて帰る」
UBU「怪しい法力で?」
和尚「怪しくないわ!!
まったく・・宮司にも困ったもんじゃ
ワシがいなくなったのをいい事に怪しげな術に手を出しおってからに。
さぁ、ゆくぞ!!「陰祭の間」はすぐそこじゃ!!」
「コケラーーーーーーーーーーーーー」
UBU「あの変な鳴き声はカーブー!!
それにしても「コケラー」なんて・・変なの」
和尚「いかん!!やつめ、咲きおったか!!」
ミッチ「咲くって、闇帰りしたってことッスか!?」」
ドガーーーーーーーーン
ミッチ「なんすか!?」
和尚「まずい・・!!
闇帰りをした邪気で陰祭の間を破壊したのじゃろう!!」
UBU「ええ!?じゃ、じゃあ、部屋を出ちゃったの!?」
和尚「出ちゃったのぉ」
ミッチ「へ・・・」
和尚「むむ・・!!こっちにくるぞ!!」
UBU「え・・・・・・はっ」
ゲバゲバゲバ~
UBU「カーブーが・・・ゲバゲバしてる」
和尚「闇帰りをしたからじゃ!!
よいな二人とも!!作戦はさっき言うたとおりじゃ!!
猫族の坊主、おぬしが射影機を・・」
ミッチ「・・・・・・・・」
UBU「気絶・・しちゃってる」
和尚「オーマイガッ!!」
UBU「まだつづくのね」