ひゃ~落ちるぅ~!!
カーブー「降りて戦え」
~前回までの「あたちのドグマ日記」
ついに四週目のドグマワールドに突入したUBU一行。これをやらなきゃドグマ世界は始まらないと言われる?「ヘビの頭を運ぶクエスト」を何の楽しみもなくこなすのは嫌だと思ったUBU。牛車の牛(UBUは勝手に牛子と命名)につかまり、楽をしてクエストを終わらせようと思った矢先に、ハーピーの群れに襲われるUBU一行。
果して無事に天竺・・もとい、領都にたどり着くことは出来るのか!?
UBUと牛子がお送りする運搬ファンタジー☆第二弾
これを見たら君も牛子に首ったけ
UBU「どうどう牛子、どうどう」
牛子「モフゥ~」
UBU「そうねぇ、びっくりしたわよねぇ
でも安心よ。あたちの下僕たちが無事にハーピーを退治してくれたから」
牛子「モォ~」
カーブー「誰が下僕ですか!ええコラ!!」
UBU「なによあんたあんたに牛子の気持ちが分かるの?」
カーブー「え・・?」
UBU「牛子はね、それはもうびっくりしたのよ
人間だってあんな能面みたいな冷たい顔したハーピーが襲ってくれば驚くでしょ?牛子は牛なのよ?ハーピーなんて襲ってきたらそれはもう恐くてたまらないわ。そりゃ~牽引にかけてはそこいらの馬にだって負けないわ。でもね、カーブー。牛子は牛なのよ。それをもう一度理解してちょうだい」
牛子「モモモォ~」
カーブー「・・・だったら自分が降りて戦えば」
UBU「いやよ」きっぱし
カーブー「・・・・」
UBU「牛子はメンタルが弱いの。あたちがこうして傍にいてあげないと無事に領都になんてたどり着けなくってよ?カーブーや」
牛子「モフゥ~!」
カーブー「・・・(なんなんだ)」
UBU「あたちはねぇ?カーブー?決して楽をしようって魂胆じゃないのよ」
カーブー「はぁ・・」
UBU「牛子と、そしてこの牛子が命がけで運ぶ「ヘビの頭」が心配なのよ」
カーブー「だったら降りて・・」
UBU「はぁ~楽ちん」
カーブー「おい。今完全に本音を言ったろ」
UBU「よっこらせ」
カーブー「ほんとに牛子を想ってるんすか?」
UBU「想ってるわよぉ~ひょひょひょひょひょ」
牛子「モモモモモモ」
UBU「よっそれよりカーブーや」
カーブー「なんすか?」
UBU「アンジェリ(カーブーが仕える覚者)とは上手くいってるのかい?」
カーブー「まぁ・・(なんだ急に老婆心みたいなおせっかいを)」
牛子「モフィ~!」
UBU「どうしたの?牛子」
牛子「モォ~モォ~(もう着くよぉ)」
UBU「なんとな!」
カーブー「牛子、なんて言ったんすか?」
UBU「もう領都に着くって!ほら、ごらんなさいな!!」
カーブー「あ、ほんとだ(よく牛語が分かるなぁ・・)」
くるりん
UBU「おめでとう!牛子!よくやったわね」
カーブー「そうだな。よく頑張ったね、牛子。
君はそこいらの牽引専用の馬や牛より、ずばぬけて勇敢だったよ」
牛子「モモモモモォ~」ペロペロ
カーブー「はっはっはっはっは。こらこら。
ペロペロ舐めるんじゃあない。UBUさん、牛子は何て言ってるんですか?」
UBU「結婚してあげるって」
カーブー「はぁ?」
UBU「牽引前からあんたの事、気になってたらしいわよ。
結婚してやりなさいな」
カーブー「はぁ!?」
牛子「ブモォ~!!」ズドドドドドド
カーブー「おわぁ~!!」
UBU「お似合いのカップル誕生ね
皆の衆!!これにて一件落着!!
ひょっひょっひょっひょっひょっひょっひょ」
イェイ
おしまい