樽を運べど運べど・・
一銭の得にもならないのです。それでもあたちは運ぶのです。そう・・そこに樽がある限り・・・~あたち
カーブー「UBUさん?もうやめたらどうです?
樽を運んでも何の得にもなりませんよ?」
UBU「ふんいい気なもんね。あんたは。
樽やツボがあったら運ぶ。それが覚者たる由縁なのよ」
カーブー「どう思います?イオさんは?」
イオ「いいと思いますよそういう覚者様だからこそ仕える甲斐があるものですよ」
UBU「ほれ見なさいな
イオイオはあたちのツボや樽に対する重い想いを分かってるのよ」
カーブー「樽も重いからですか?バカバカしい」
UBU「バカはあんたよ。カーブー。気持ち悪い」
イオ「カーブーさん、その装備・・・寒くないんですか?」
カーブー「なんでです?」
イオ「・・そのぉ・・・スースーしてそうなので」
カーブー「そうすかぁ?」
UBU「バカねぇ
イオイオはあんたのその「乳首丸出し」の装備の事言ってんのよ!!」
カーブー「駄目ですか?」
イオ「いえ・・その・・・目のやり場に少し・・・で、でもカーブーさんが気に入ってなさるなら全然、平気です!慣れますから」
UBU「ほんと・・イオイオはいい子だねぇ
カーブー!あんた、感謝しなさいな!!」
カーブー「あれぇ?なんだろう」
UBU「・・・・あの野郎人の話聞かないで・・!」
カーブー「UBUさん、イオさぁ~ん!たき火やってますよぉ~!
イモ!イモが入ってるかもしれないっすよぉ~!!」
イオ「まぁ焼き芋?素敵」
UBU「ふざけちゃって・・・あんにゃろう!!」ダダッ
イオ「ああ、覚者様」
むんず
カーブー「ああなにすんすか!?UBUさん!!」
UBU「そんなに焼き芋が食べたきゃ、あんたが「焼き」になれば?」
イオ「え・・?まさか・・・覚者様!!いけません!!」
カーブー「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!降ろせぇぇぇぇぇ!!」
UBU「いやよ」むす
カーブー「前回は海!!今度は炎ってかぁ!?
陸、海、空、全制覇ですねって・・バカぁーー!!」
UBU「余裕あるじゃないのさ」
カーブー「あるわけないだろ!!
降ろせ!!このとんちき女!!」
UBU「とんちき・・・こにょもにょめ!!」
イオ「あ~・・(ああいう訳の分からない悪口を言うから余計に怒らせてしまうのに・・カーブーさんってアイザックに少し似てるかも・・。悪いところが・・)」
カーブー「はなせぇぇぇぇぇ!!とんちき!!このとんちき女!!」
UBU「だまらっしゃい!!」
ブン
おおおおお~~わぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・
ズシャアアアアアアン
イオ「ああカーブーさん!!」
カーブー「あちぃ・・・あちぃ!!マジであちぃ!!」
UBU「クックックックック・・・それみたことか」
イオ「カーブーさん火消しのお薬をお飲みになって」
カーブー「いりません」
ぷい
カーブー「これで行くんでいいです」
イオ「そんな・・スネないで下さい
燃えてるんですよ?あなた」
カーブー「いいんですあちぃ!!」
イオ「ほらお薬飲んで」グイッ
カーブー「それ不味いから嫌いなんです!!」
イオ「子供じゃないんだから
お飲みなさい!!」グイグイ
カーブー「ああ・・!不味い・・!!不味い!!
なんて不味いんだ!!あまじょっぱい!!」
UBU「ぷぷぷぷ・・・なんだこのパーティー
こんなんでウルドラゴンに勝てる訳がないよ」
カーブー「勝ちます。絶対に!!」
たまごも運べればいいのに
それとイオイオの活躍が見れるお話は「紫の暁編」を読んでね
「紫の暁編」目次録はこちらをクリックだぞい!