
俺の名前は通称・鈴木純平。
あたモン読者ならお馴染みの猫界へ潜入捜査しにきたギルドの工作員とは俺の事だ。
先の大戦で惜しくも宿敵ハンスに止めを刺すことは出来なかったが、奴が暗黒商会にいると分かっただけでも十分収穫はあったといえよう・・。
ユクモもすっかり大戦中の交易停止による飢饉から復旧し、以前の様に温泉街にも観光客がすっかり溢れてくる様になった。村の為に少しでも何か貢献したいと、UBUはハンター達にユクモの観光名所付近の警護をする様に呼びかけた。腹を減らした獰猛なモンスター達がいつ観光客に襲いかかるか分からないからな。という訳で俺も今日はモンニャン隊の休みを返上してパトロールに来たって訳さ。
そう・・たまには一人っきりになってこの美しいユクモの景色を見ながら感慨にふけるのも悪くないだろう・・・。

純平「ふぅ・・・すっかり風も冷たくなったもんだな・・・・」
・・・・・・・・

純平「・・・・・・・・・」

純平「何しにきた、UBU?」くるりん
UBU「あ・・」
純平「お前、闘技場のグランド整備じゃないのか?」
UBU「休憩よ
」純平「やれやれ
ここ(ユクモ)は俺を一人にさせたくないらしい」UBU「そんなこと言わないでしょ

それより純平、お弁当食べよう
」純平「もう昼か・・」
UBU「バランのGO!GO!轟竜弁当を盗んできたから食べよう
」純平「バランも可哀想にな・・。それで?どうしてここに来たんだ?」
UBU「純平の後ろ姿が見えたからこっしょりついて来たんでしょ
ぷぷぷ」純平「やれやれ

俺もお前の尾行に気づかないなんて焼きが回ったもんだ」
UBU「それより早くお弁当を食べよう
」純平「弁当と言っても一人ぶんだろ?」
UBU「半分こにすればいいでしょ~
ひっひっひっひっひ」純平「フ・・・・」

UBU「ああ
美味しかったねぇ
」純平「そうだな。お新香が意外と美味かったのには驚きだ」
UBU「なんでもバランが凍土でじっくり漬け込んだものらしいよ
」純平「まったく・・その苦労の結晶を盗んできちゃ駄目だろう」
UBU「いいのよぉ
」純平「よくはないがな・・。しょうがない。俺が後で立替に行ってやろう」
UBU「いいのよぉ
」純平「・・・・で?俺に何か用事があるんだろ。
それとも弁当をただ食いに来ただけか?」
UBU「うーん・・あるっちゃあるけど、ないっちゃない
」純平「なんだ?」
UBU「純平、あたちのお願い覚えてる?」←「純平の決断」参照
純平「・・・・・・」
UBU「ま、嫌ならいいけど
」純平「猫としての素顔を見たいのか?それとも・・・」
UBU「それとも・・・なに・・・・?」
純平「・・・・・・・」
ヒュウウウウウウウウ

UBU「はぁ
いいわ。なかったことにしてあげる
」純平「・・・そうか」
UBU「でも何か行動に移すときは必ずあたちに一言かけること
いい?」純平「UBU・・・」
UBU「これは約束。いいね
」純平「イエッサー、ご主人」
UBU「ぷぷぷぷ
」純平「フフ・・・」
UBU「さっ、闘技場に戻りますかね
」純平「お前、今の約束を言いにわざわざ来たのか」
UBU「師走はあれこれ忙しくなるからね

あたちもしっかりみんなを見てないと置いてけぼりにされちゃうから・・」
純平「安心しろ。俺がお前の期待を裏切ったことがあるかい?」
UBU「フフフフ。前にも聞いたよ、そのセリフ
」純平「そう・・だったかな・・・・フ・・」
UBU「じゃあ、あたちは戻るよ。淳平もきりのいいところで切り上げなさいよ

お休みの日なんでしょ?今日は」
純平「散歩みたいなものさ。
それより早く戻った方がいいぞ。遅れたら教官にどやされるぞ」
UBU「はいはーーい
」タタタタタタ

純平「フ・・・まったく・・・」
UBU「ああそうだ!純平~
」純平「なんだ!?」
UBU「お弁当のごはんつぶ、裾に付いてるよぉ
」純平「なっ・・・」
くるりん


純平「どこだ・・・ないじゃないか」
UBU「ぷぷぷぷ・・
変な格好・・おかちい!!」純平「コラ!騙したな!!」
UBU「ひええええええええ
」 ぴゅううううううう
純平「フ・・・・・フフフ・・・・・・・アハハハハハ」

「さて!今日も俺たちのユクモを守る為、いくか!!」
~今日は、ちょっと変わったオトモと
ちょっぴり可笑しなご主人の
ほんのささやかなひとときをお送りしました☆

たまにはこういうのも・・・・・いいもんだろ?
