~猫牢関南西・暗黒団偵察部隊陣営
アリ「ふぁ~あ・・まったくクソみたいに退屈だな」
イブラヒム「おい、そんなことハンス様に聞かれてみろ。減俸どこじゃ済まされないぞ」
アリ「大丈夫よ。ハンス様は猫牢関だろ?こっからどれくらい離れてると思ってんだ」
イブラヒム「ふう・・しかし、北上してくる敵軍勢の偵察及び見張りとはな・・。本当に我らに歯向かう軍などいるのかね?」
アリ「なんでもユクモ薔薇十字軍てのが南に拠点を持っているらしいが軍隊とは名ばかりのモンスターの寄せ集めらしい」
イブラヒム「先の壊滅した川村朝の将兵も降ったと聞いたが?」
アリ「どっちにしても敗走した将兵なんぞ俺達「暗黒団」には到底かなわねぇよ!なんつっても今だ世間に出回ってない武具や兵器を使いたい放題なんだからな」
スチャッ
イブラヒム「確かにな。どうやら本部は今回の俺達、私設軍隊「暗黒団」をこの革命に参戦させてその兵力を世界に「宣伝」するのが目的のようだ。まぁいわゆるビジネスだよ」
アリ「ドンパチで一儲けかい。まぁ俺ら現場の兵隊のほとんどはテロくずれやゲリラの寄せ集めだからな。代えはいくらでもきくってことか」
イブラヒム「おい、物騒なこと言うな。他のやつが聞いたらどうする」
「すでに聞かせてもらった」
アリ「ああ?」
ズシャアアアアアアア
イブラヒム「アリ!!・・・・・」
ズバアアアアア
イブラヒム「グハッ・・」
バタン・・
シュッ
ニャ太郎「敵陣営発見。マクシミリア隊、進軍開始」
ひゅうううううううううう
一也「マクシ!フランソワ!ニャ太郎の狼煙が上がったにゃ!!」
マクシミリア「はい。疾風隊!!出撃だ!!」
兵「おおおおおおおおおおお」
フランソワ「マクシ。先陣はお任せしましたわ。後方の支援はお任せを。
命あるかぎり援護いたしますわ」
マクシミリア「ハッ。何よりも心強いお言葉。
では一也殿、局長の護衛をお願いします。では!」
ドドドドドドドドドド・・・
一也「ひゃああああ。相変わらずマクシの率いる猫足軽隊は速いにゃあ」
マクシミリア「ええ・・さ、一也さま!我らも行きましょう!」
一也「にゃってんだぁ!!」
猫暦年790年1月
遊軍として討伐軍を警戒していたマクシミリア率いる疾風隊が電光石火の進軍をみせる。
まるでこの速すぎる特攻に虚を突かれた暗黒団は一瞬のうちに壊滅。さらに疾風隊はこの暗黒団の軍が使用していた武具を入手した。そしてこの襲撃は疾風隊の恐ろしさを改めてこの戦下に知らしめるのであった。この事件の知らせを聞いた暗黒商会・外交官兼、軍務参謀ハンニバル・ハンスは本隊のニャンガス城進軍を遅らせ、北へ進軍してくる敵に備えるため猫牢関の守備を固めるのであった。
猫牢関
カツカツカツカツ・・
「・・・・・(なんとか無事に兵士に成りすまし潜入は思いのほか簡単だったが・・これもまだ激しい戦闘の後で統率がとれていない証拠だ。さらにこの暗黒団は防護服にマスクをつけているからこれならばハンスに顔を割られずに済む。さてここからが問題だ・・どうやってハンスの寝首をかいたものやら・・)」
サヒン「おいそこの警備兵!」
「はい!」
サヒン「おめぇ名前は?」
「ハッ。コール・ギリアンと申します」
サヒン「まぁ名前を聞いてもこの防護マスクをつけてりゃ顔が分からんけどな。声で判断せねばならんからやっかいだ」
コール「隊長殿、今だ軍の統率はとれていないご様子で」
サヒン「討伐軍の方な。俺らこの猫牢関の守備を任された警備隊は黙ってここを守るだけだ」
コール「はい」コキッコキッ
サヒン「なんだおめぇ?肩こりか?」
コール「あ、まぁその(・・しまった。どうも久々の人間体は慣れないな。しばらく人体凝縮の術で猫に化けていたからな)」
サヒン「まぁこの重たい防護服なら仕方ねぇ。俺ですらまだ慣れないからな。じきに慣れるさ」
コール「はい。やはりこの武具も本部からの支給ですか?」
サヒン「あたりめぇよ。最新テクノロジーってやつか?そいつで守られてんだ。そうそうモンスターだの猫族が襲ってこようと問題はねぇぞ!早くどんぱちやりてぇもんだ!」
コール「はぁ・・(血の気の多い軍人崩れの集団か・・)」
サヒン「おい、お前まだここに配属されて間もなさそうだな」
コール「はい」
サヒン「部下に案内させるからしっかりこの拠点を網羅しろ」
コール「ハッ!」
サヒン「おい!鮫島!!」
タッタッタッタッタッタッタッタ
「お呼びですか!!隊長殿!!」
サヒン「こいつは鮫島だ。でこっちがコールだ」
鮫島「よろしくッス!!」
コール「こちらこそ」
サヒン「ところで鮫島、そのベルトどうにかなんねぇのか?上の連中に見つかったらシバかれるぜ」
鮫島「これだけははずせないんす!すいませんッス!!」
サヒン「へへへ。まぁ俺はお前のそのハキハキした物言いが好きだからよ。ただうるさい連中がきたらはずせよ」
鮫島「かたじけないッス!ウッス!!」
サヒン「おい、じゃあ早速、このコールにこの猫牢関を案内してやれ」
鮫島「ウッス!こちらへ!」
コール「ハッ!(・・この鮫島という男・・どこかで・・?)」
伝令「隊長殿!南より猫軍が信じられない行軍のスピードで北上しているとのこと!!」
コール「・・・(ほう・・きっとマクシミリア隊だな)」
サヒン「ちぃ!コール!どうやらおめぇの下見は実戦になりそうだぜ!!鮫島!全軍臨戦態勢に入るぞ!!」
鮫島「ウッス!!」
新勢力に迫る電光石火の疾風隊!!
それを迎え撃つは暗黒団警備隊!!
しかしこのコールと鮫島・・気になる存在!?
ニャンコの歴史がまた1ページ
アリ「ふぁ~あ・・まったくクソみたいに退屈だな」
イブラヒム「おい、そんなことハンス様に聞かれてみろ。減俸どこじゃ済まされないぞ」
アリ「大丈夫よ。ハンス様は猫牢関だろ?こっからどれくらい離れてると思ってんだ」
イブラヒム「ふう・・しかし、北上してくる敵軍勢の偵察及び見張りとはな・・。本当に我らに歯向かう軍などいるのかね?」
アリ「なんでもユクモ薔薇十字軍てのが南に拠点を持っているらしいが軍隊とは名ばかりのモンスターの寄せ集めらしい」
イブラヒム「先の壊滅した川村朝の将兵も降ったと聞いたが?」
アリ「どっちにしても敗走した将兵なんぞ俺達「暗黒団」には到底かなわねぇよ!なんつっても今だ世間に出回ってない武具や兵器を使いたい放題なんだからな」
スチャッ
イブラヒム「確かにな。どうやら本部は今回の俺達、私設軍隊「暗黒団」をこの革命に参戦させてその兵力を世界に「宣伝」するのが目的のようだ。まぁいわゆるビジネスだよ」
アリ「ドンパチで一儲けかい。まぁ俺ら現場の兵隊のほとんどはテロくずれやゲリラの寄せ集めだからな。代えはいくらでもきくってことか」
イブラヒム「おい、物騒なこと言うな。他のやつが聞いたらどうする」
「すでに聞かせてもらった」
アリ「ああ?」
ズシャアアアアアアア
イブラヒム「アリ!!・・・・・」
ズバアアアアア
イブラヒム「グハッ・・」
バタン・・
シュッ
ニャ太郎「敵陣営発見。マクシミリア隊、進軍開始」
ひゅうううううううううう
一也「マクシ!フランソワ!ニャ太郎の狼煙が上がったにゃ!!」
マクシミリア「はい。疾風隊!!出撃だ!!」
兵「おおおおおおおおおおお」
フランソワ「マクシ。先陣はお任せしましたわ。後方の支援はお任せを。
命あるかぎり援護いたしますわ」
マクシミリア「ハッ。何よりも心強いお言葉。
では一也殿、局長の護衛をお願いします。では!」
ドドドドドドドドドド・・・
一也「ひゃああああ。相変わらずマクシの率いる猫足軽隊は速いにゃあ」
マクシミリア「ええ・・さ、一也さま!我らも行きましょう!」
一也「にゃってんだぁ!!」
猫暦年790年1月
遊軍として討伐軍を警戒していたマクシミリア率いる疾風隊が電光石火の進軍をみせる。
まるでこの速すぎる特攻に虚を突かれた暗黒団は一瞬のうちに壊滅。さらに疾風隊はこの暗黒団の軍が使用していた武具を入手した。そしてこの襲撃は疾風隊の恐ろしさを改めてこの戦下に知らしめるのであった。この事件の知らせを聞いた暗黒商会・外交官兼、軍務参謀ハンニバル・ハンスは本隊のニャンガス城進軍を遅らせ、北へ進軍してくる敵に備えるため猫牢関の守備を固めるのであった。
猫牢関
カツカツカツカツ・・
「・・・・・(なんとか無事に兵士に成りすまし潜入は思いのほか簡単だったが・・これもまだ激しい戦闘の後で統率がとれていない証拠だ。さらにこの暗黒団は防護服にマスクをつけているからこれならばハンスに顔を割られずに済む。さてここからが問題だ・・どうやってハンスの寝首をかいたものやら・・)」
サヒン「おいそこの警備兵!」
「はい!」
サヒン「おめぇ名前は?」
「ハッ。コール・ギリアンと申します」
サヒン「まぁ名前を聞いてもこの防護マスクをつけてりゃ顔が分からんけどな。声で判断せねばならんからやっかいだ」
コール「隊長殿、今だ軍の統率はとれていないご様子で」
サヒン「討伐軍の方な。俺らこの猫牢関の守備を任された警備隊は黙ってここを守るだけだ」
コール「はい」コキッコキッ
サヒン「なんだおめぇ?肩こりか?」
コール「あ、まぁその(・・しまった。どうも久々の人間体は慣れないな。しばらく人体凝縮の術で猫に化けていたからな)」
サヒン「まぁこの重たい防護服なら仕方ねぇ。俺ですらまだ慣れないからな。じきに慣れるさ」
コール「はい。やはりこの武具も本部からの支給ですか?」
サヒン「あたりめぇよ。最新テクノロジーってやつか?そいつで守られてんだ。そうそうモンスターだの猫族が襲ってこようと問題はねぇぞ!早くどんぱちやりてぇもんだ!」
コール「はぁ・・(血の気の多い軍人崩れの集団か・・)」
サヒン「おい、お前まだここに配属されて間もなさそうだな」
コール「はい」
サヒン「部下に案内させるからしっかりこの拠点を網羅しろ」
コール「ハッ!」
サヒン「おい!鮫島!!」
タッタッタッタッタッタッタッタ
「お呼びですか!!隊長殿!!」
サヒン「こいつは鮫島だ。でこっちがコールだ」
鮫島「よろしくッス!!」
コール「こちらこそ」
サヒン「ところで鮫島、そのベルトどうにかなんねぇのか?上の連中に見つかったらシバかれるぜ」
鮫島「これだけははずせないんす!すいませんッス!!」
サヒン「へへへ。まぁ俺はお前のそのハキハキした物言いが好きだからよ。ただうるさい連中がきたらはずせよ」
鮫島「かたじけないッス!ウッス!!」
サヒン「おい、じゃあ早速、このコールにこの猫牢関を案内してやれ」
鮫島「ウッス!こちらへ!」
コール「ハッ!(・・この鮫島という男・・どこかで・・?)」
伝令「隊長殿!南より猫軍が信じられない行軍のスピードで北上しているとのこと!!」
コール「・・・(ほう・・きっとマクシミリア隊だな)」
サヒン「ちぃ!コール!どうやらおめぇの下見は実戦になりそうだぜ!!鮫島!全軍臨戦態勢に入るぞ!!」
鮫島「ウッス!!」
新勢力に迫る電光石火の疾風隊!!
それを迎え撃つは暗黒団警備隊!!
しかしこのコールと鮫島・・気になる存在!?
ニャンコの歴史がまた1ページ