~ニャンパーニュ地方・猫牢関
アラン「え~えまったく寒くてかなわねぇや」
伝令「隊長!また例の軍団が挑発をしてきてます!」
アラン「ったく律儀に毎日毎日、同じ時間にご挨拶ってかぁ?
鈴木に伝えろぉ!いつもの様に相手にはすんなってな!」
今だ交戦中の猫牢関
その門を破ろうと新討伐軍が迫り来る!
「あたちのモンハン日記」~フニャンコ革命編
アーモンドラッシュ「猫どもぉ!出てこんかぁ~!
それともこの神殿の騎士団がそんなに恐いかぁ!?」
ボニー「もうまたあのオジさんかい?」
猫兵「はい。それにしてもでかい声っすね」
ボニー「いいかい?絶対に挑発に乗って出ていっちゃ駄目だよ。あいつらの狙いはこの難攻不落の猫牢関からボクたちを引っ張りだして討とうって魂胆なんだから」
猫兵「はい!その辺は任してくださいよ!ボニーさんは僕らが絶対に守ってみせます」
ボニー「コラコラ。守るのはボクじゃなく門だろう?まったく」
「ここはいつからホグワーツみたいに仲良しこよしになったんだ?」
ボニー「純平」
猫兵「鈴木伍長!銃撃隊はいつでも発砲できます!」
純平「うむ。敵が挑発だけだと思って油断するなよ。そのうち必ず何かを仕掛けてくる」
猫兵「ハッ!では失礼します!」
テテテテテテテ・・・
ボニー「しかし、あのギルドのオジさんもよく毎日頑張るなぁ」
純平「ふ。前の総司令のサムソンより軍人だよ。毎日挑発の時間もぴたっりだ」
ボニー「でもサムソンは退任してくれて良かったよ。これで無駄に身内同士で闘わなくて済むし・・」
純平「カーブーのこと・・まだ気にしているのか、ボニー?」
ボニー「・・・・大丈夫・・ボクは信じてる。川村さんがそんなに簡単に死ぬはずがないって」
純平「ああ。うちの主人もきっと同じ気持ちのはずだ」
ボニー「うん・・!」
純平「それはそうと、ついに奴らが動き始めたようだ。この戦争にビジネスを求めてな」
ボニー「!!」
純平「俺達、ユクモ薔薇十字の真の標的がな・・!」
~ニャンガス城
ロベシニャエール「総帥、暗黒商会の使いの者が参りました」
鉄平「うむ・・。通せ」
ロベスニャエール「ハッ。おい、こちらへお通ししろ」
テテテテテテテ・・・
ハンス「これはこれは、龍之総帥。お会いできて光栄でございます」
ロベスニャエール「総帥、こちら暗黒商会のハンニバル・ハンスという者でございます」
鉄平「して、要件とは?」
ハンス「はい。是非、総帥にはこの度の正当なる革命を成功して頂きたく、我々「暗黒商会」がお力になれればと・・」
鉄平「ふん・・つまるところビジネスの話をしにきた訳か?」
ハンス「はい。双方にとって悪い話ではないと思いますが」
ロベスニャエール「貴君らは非合法な武器商人と噂されてるが?」
ハンス「世間のつまらぬやっかみでございます。我が暗黒商会は正当な目的、意志を持った軍隊にのみ「ご援助」を差し上げたいと願っているのです」
鉄平「先の大戦、ニャンコ百年戦争で暗躍しその組織を拡大。今では不当な外人部隊からなる軍隊をも所持していると聞くが?」
ハンス「あくまでも正当防衛の軍隊でございます」
ロベスニャエール「儲けにならない戦争は一切せぬ・・というところか」
ハンス「・・・・・」
鉄平「まぁよい。して、今回我が軍にもたらす「援助」・・とは?」
ハンス「はい。ギルド帝国軍に対抗できる兵器のご案内をさせて頂ければ必ずや勝利を手にできるでしょう」
鉄平「安いセールスだな。だが兵器補充はこちらとしても必要なところ・・。
ロベスニャエール、商談は貴君に一任する。頼んだぞ」
ロベスニャーエル「ハッ。ではハンス殿、あちらの客間でお話をしましょう」
ハンス「はい。では総帥、失礼致します」
テテテテテテテテテ・・・・
鉄平「ふん・・・・強欲の成金軍隊風情が・・。反吐が出るわ・・」
~ニャスティーユ・ユクモ薔薇十字軍本陣
劉珍「ひいいいい・・ねぇ中尉・・俺達どうなっちゃうんでしょうねぇ・・」ガタガタ
エリーゼ「分からない・・それにしても川村朝といい薔薇十字といい、よくこんな獰猛そうなモンスターたちを従えているものだわ・・」
ゲルハルト「にゃあ(俺達から見りゃ人間も同じだがな)」
エリーゼ「・・・・・・」
サムソン「静かにしとらんと本当に食い殺されるぞ」
ズン
劉珍「ひえええええええ」
バラン「よぉ、サムソンの旦那。その節はずいぶん世話になったな」
サムソン「互いにな」
劉珍「ひいいいいいいい」
バラン「旦那にも理由があってのことだ。恨みっこなし・・といきたいとこだが」
グレンジャガー「俺は認めねぇぞ!こいつらを仲間に入れようなんぞな!!カーブーを殺したのはコイツの部下なんだぜ!!」
バラン「反論するかい?旦那」
サムソン「いや・・。彼の言うとおりだ」
ドスンドスンドスンドスン・・
劉珍「あわわわわわわわ・・・」
アモン「もうすぐ丞相が来られる」
バラン「おう」
エリーゼ「・・・・(驚いた・・モンスターはもっと獰猛なものかと思っていたけど私たちと同じく、しっかりと形成された感情と理性を持ってるなんて)」
ドスッドスッドスッドスッ
劉珍「こ、こ、こんどはなんすかぁ」
まさひこ「サムソン・・ハラハ ヘッテナイカ?ソクセキヤタイフウ イビルジョーラーメン ナラ スグニ クワセテヤルゾ」
劉珍「ひいいいいいいい!!きょ、きょ、恐竜!!」
エリーゼ「・・・・・(屋台風イビルジョーラーメンってなにかしら・・少し興味あるかも・・)」
サムソン「いや遠慮しておこう。まさひこ君。その気持ちで空腹は満たされた」
まさひこ「ソウカ・・・ホカノ ニンゲンモ ハラガヘッタラ イウガイイ」
エリーゼ「ええ。ありがとうございます」
グレンジャガー「おい!まさ!そんなやつらにあんな美味いもん食わせてやる必要ねぇぞ!」
エリーゼ「・・・・(あんな美味いもの・・?ますます興味が・・)」
カタカタカタカタカタカタ・・
劉珍「ひゃ~!!」
ケンジ(お尻がオレンジ)「へぇ!こいつらが元討伐軍の将兵たちかい?」
劉珍「ひええええええむ、虫がしゃべったぁ~!!」
ハッサン(お尻ブルー)「フヘヘヘヘ!なんだこいつ顔色が真っ青だぜ!俺のケツみたいな色してらぁ!軍人なんてこんなもんか!よっぽどハンターの方が勇ましいぜ!」
加奈子(お尻がグリーン)「コラ!やめなさいあなた達!どうかお気を悪くなされないで。軍人が珍しいだけですの」
劉珍「ひいいいいい」
グレゴリアス8世(後ろから二番目)「ワハハハハハハ!!」
ハーモニクス(一番奥)「!!!∑(゚ロ゚!(゚ペ?)???」←なにか重大な質問をしてるが遠くて聞こえない
劉珍「もうやだぁ~!!たすけてぇぇぇぇぇ!!」
ザワザワザワザワザ・・・
エリーゼ「・・司令官・・・我々を受け入れてくれるでしょうか・・」
サムソン「それは全部、彼女次第だ」
ザワザワザワザワザワ・・・・ぴた
エリーゼ「・・・・(モンスターたちが静かになった)」
ゲルハルト「にいい(たいそうなお出ましだな)」
サムソン「・・・・・ほむ」
劉珍「おたすけぇぇぇぇ!!」
アモン「丞相閣下の御成!!」
ないないないないないない・・・・
ぱああああああああああ
エリーゼ「」
サムソン「ほむ」
劉珍「ひええええええええええ!!!!!」
丞相お得意の決めポーズで登場!
果たしてサムソン一行の運命は如何に!?