地獄で媚びろ！の巻

アントォォォン！お前だけは許さない！！

マックスの犠牲を無駄にするな！
ポポの牙大剣でアントンを打ち破れ！！

「ハン！笑わせるな小娘！安心しろ、すぐに仲間の下に送ってやろう！そして地獄で再会するがいい！！」

ＵＢＵ「マックス・・・見ててね」

アントン「どうしたぁ小娘！その小汚い牙でなんとかするのではなかったのか？」

ＵＢＵ「あなたの力を借りるね・・戦いが終わったらこの素敵な牙はすぐに返すからね」

アントン「なにをブツブツ言ってやがる！大好きな仲間と再会させてやると言っているんだ！」

ＵＢＵ「今は逢えない・・」

アントン「なに？聞こえんぞ小娘」

ＵＢＵ「今はまだマックスと逢えない！なぜなら
あたちはまだ生きなければならないから！！」

アントン「生きるだとぉ！？貴様の様なハンターの出来損ないのクズめがぁ！生きると言ったかぁ！
貴様に相応しいのは「死」のみ！凍てつく地獄の吹雪で悶え死ねぇぇぃ！アイス・ブレス！！」

ブバァアアアアアアアアアアアアアア

ＵＢＵ「おおおおおおおおおお！！」

ガシイイイイイイイイイイイイン

アントン「ふははははは！思い知った・・・ハッ！？

な、なにぃぃぃぃぃぃ・・・・！！ガ、ガードだとぉぉぉぉ！！？？」

ＵＢＵ「お前程度の攻撃がこの牙に効くもんかぁ！
このマックスの牙の強い愛の力の前ではお前の存在など皆無！お前には到底理解できないこの大いなる力の清廉さを全身に刻み、ひれ伏し、畏敬の念を抱いて安心して死ぬがいい！」

アントン「こ、小娘がぁぁぁぁ！この神の代理人と呼ばれる私の目の前で恐れ多くも説教をするというかぁぁぁ！！？？殺してやる！殺してやるぅぅぅぅ！！

アイス・バーン・ハイエンド・クロウ！（三角飛び）」

ブワッ

　ガッ

　ゴオオオオオオオ

ＵＢＵ「うぉぉぉぉぉぉ！ガード強化10倍だぁぁぁぁ！！」

ガッシーーーーーーーーーン！！

ボキィ

アントン「うぎゃああああああ！！う、腕がぁぁぁぁ

」

ＵＢＵ「まだだ・・まだだ・・！まだ足りないぞ！アントン！！」

アントン「ひっ・・！」

ＵＢＵ「初めて感じる恐怖に感謝しろ！それが痛みだ！」

アントン「うっ・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

ＵＢＵ「お前の犯した大罪が壊した多くの幸せはもう元には戻らないんだぞ！
だからあたちはお前が心底、生きるのをやめるまでひっぱたき続ける！！」

アントン「ぐっ・・ぐぐぐ・・」

ＵＢＵ「満身創痍になってもお前の償いは足りないぞ！
思い知れ！これはＢＢＢの家族の分だぁぁぁぁ！！

あたち真剣・抜刀会心紅蓮天聖！！（縦斬り）」

ズシャアアアアアアアアアアアアア

バキーーーーーーーーーン

アントン「グギャアアアアアアアアア

き、牙が・・！！」

ＵＢＵ「まだだ！！次はボニーの彼の分！！
あたち真剣・斬り上げ真空波ぁ！！」

ズワアアアアアアアアアアアアアン！！！！

アントン「ギョゲェェェェェェェェェェェェェ

」

ＵＢＵ「これで止めだぁぁぁぁ！！」

アントン「ま、ま、待ってくれぇぇぇ・・・！！！」

ＵＢＵ「地獄で媚びろ！！
最後はマックスの・・・・分だぁぁぁ！！

あたち真剣・強溜め３・・・・・発動！！」

ギン

アントン「ま、待てぇ！い、今なら私の部下にしてやろうぉ！」

ギン

アントン「く、く、くそぉぉぉぉぉぉぉ！！こんな小娘に私がぁぁぁぁぁぁ！！
わ、わ、私は神の代理人ぞぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」

ギン

ＵＢＵ「そんな神なら殺すまで」

アントン｢・・え？」

ズシャアアアアアアアア

アントン「・・・・・・グァ

」

ズダーーーーーーーーーーン

・・

・・・

・・・・

ＵＢＵ「・・・・・ありがとう・・マックス・・・・もう終わったよ・・」

・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

ゴオオオオオ

メラメラメラメラ・・・

ＢＢＢ「・・・・いいのか？こんな屋敷ごと燃やしちまったら、すぐにゼルベスに気付かれるぞ？」

ＵＢＵ「マックスをこんな寒いとこに置いていく方が可愛そうだよ」

ボニー「・・・ＵＢＵ」

ジョー「死んでいった者達の為にも、俺たちは生きて戦い続けなければならない。宿命なんぞに縛られたくなければ抗い続けるまで。俺もマックスも性根は同じただのケモノさ。ただ、アントンやゼルベスと比べた時に決定的な違いがあるとしたら、俺たちは人を省みることが出来た・・・それだけの違いさ」

ＵＢＵ「言葉を寄せ付けない力はただの暴・・でもあたちにだって他人に粛清や制裁を与える権利があるだなんて思ってないよ。出来るのは楽に・・無に返してあげることだけかもしれない」

ＢＢＢ「理屈じゃねぇよ。ただ言えるのはお前はベストを尽くした。そして俺の家族の無念も晴らしてくれた」

ボニー「ボクの彼の仇もね」

ＵＢＵ「・・・・ありがとうみんな・・・・・。でもね・・・でもね・・・・・
やっぱし仲間が目の前でいなくなっちゃうのは嫌だよぉぉぉぉ！！」

ＢＢＢ「・・そういう時はおもいっきり泣けばいい。泣いて叫んで少しでも憤りを減らせるなら・・」

ＵＢＵ「マックスゥゥゥゥゥ！！」

「ハハハ・・ポポ族のせな毛は格別だろう

」

「クソォ～！！
俺にお前を殺せる訳ないだろぉ！！」

「お前は！・・・俺たちの希望なんだ！
生きろ！俺を糧にしてでも！」

ＵＢＵ「ごめんね・・ごめんね・・・ごめんね！
ごめんねぇぇぇぇ！！マックスゥゥゥゥ！」

頼もしい仲間を失いそれでも感傷に浸っている暇はない・・・。
一流のハンターならばこそ・・・。
マックスよ