頭痛が治まるなら、なんだって試したい!
息子の気持ちをよそに先走っていたこの頃。
心療内科の結果をじっと待っていられなかった。

気になる鍼灸整骨院に息子を誘う。
高1の秋、初めて発症したときに試した鍼灸整骨院の施術は
息子の体質に合っていたと思う。
ただ気になる点がいくつかあり…
別の鍼灸整骨院を探した。

今回も「行かない」という息子にしつこく「行ってみようよ」
面倒になったのか「うん」
鍼灸整骨院への道中は、体の不調もあり超不機嫌。
施術を受けた結果は、連れ出してよかった!!と思えるくらい
どんよりしてた顔がスッキリ!
頭痛もかなり軽減されたよう。
帰り道には「走りたい」と言い出す。
先生との相性もいい感じ。
家に着いてから、鍼の効果か泥のように眠る。

翌朝、恐る恐る声を掛けに行くと、
笑顔で「おはよう」と返ってきた。
発症してから、

いつ体調がよくなるんだろうか?
頭痛が引き金になって、違う病気になってしまわないか?
留年してしまうのではないか?
受験は?就職は?

不安で不安で仕方なかったけれども、
気をはっていたのか涙を流したことはなかった。
寝起きの笑顔が目に入った瞬間、涙が溢れて
声をあげて泣いてしまった。
息子は、そんな私の姿を見て、なんで泣いているの?と
笑っていた。

鍼灸整骨院にお世話になることにした。
遠回りしたけれど、やっと信頼できる先生に出会えた。
この時の症状は、

〇寝起きから酷い頭痛。
〇起こしても起こしても起こしても起きない(起きれない)。
〇頭痛が酷いときは、14時くらいまで寝る。
〇朝起きてきたときは、朝食後リビングのソファーに丸まって寝る。
〇眩暈がする。
〇吐き気がする。
〇夕方から元気になり、テンションがあがる。
〇頭痛薬が効かない。
〇休日は症状が出ない。
〇発症は雨の日が多い。
➡本人は起こされた記憶がない。
➡頭痛が少しマシになり気力で学校に向かうが途中で帰ってきたこと数回。
➡前日の夕方に超元気でも、翌朝は廃人。
➡遅刻は嫌。朝から登校したい。

心療内科思春期外来の予約は1カ月後。
待ちに待った初診。
思春期外来が症状緩和の足掛かりになることを期待していた。
担当医に学校、家族に不満はないと話した息子。
緊張型頭痛と診断される。
もっと深く原因を探るため、心理検査とIQ検査を申し込んで初診は終了。
検査に4時間、結果が出るのに約1カ月。
処方された漢方薬は効かなかった。

検査結果がハッキリするまで頭痛が解消される気がしない。
ただただ欠課時数が増えていく。

他に頭痛を診てくれる病院はないのか。
ペインクリニックに行ってみようと息子を誘う。
拒否するも、何度もしつこく誘うと憮然とした顔で「わかった」
これまでの経緯を説明。
「いろんな薬があるので、試していきましょう。」
1回目の処方薬は効かなかった。
2回目の診察は「行かない」と言うので私のみ。
「正義感が強く生真面目な彼にとって、一歩外に出ると許せない行動を取る人ばかり。
交通ルールを守らない人、人の迷惑を考えない人等が目に入るだけで怒りが湧く。
怒りが頭痛を発症させているのでは?」
と言われる。
確かに…息子の口から子どもを乗せているのに無謀な自転車の乗り方をしている人がいた、だのなんだの聞いたことがある。
「そうであれば、薬では頭痛は治まりません。」

2回目の処方薬も効かなかった。
次の治療院で手応えがあったのもあり、受診を終了。
近いうちにいつか治ると高を括っていた頭痛は、高2になると悪化していった。
月1だった発症ペースが4月に入ると月2に。
中間テストは後半受けられず。
楽しみにしていた修学旅行も行けず。
6月は週1日しか登校できなかった。

症状から起立性調節障害を疑わなかった私。
診察してもらうのも至難の業のよう。
高校生以上は診察しない小児科に検査だけならと受け入れていただいた。
血液検査➡問題なし
新起立検査➡問題なし
起立性調節障害ではないが、体調が少し良くなってからの検査なので断言はできない。
診断名がつかなかったことに落胆する。
「次はどの科を受ければ…」と不安が広がる。
心療内科の思春期外来の受診を勧められ、紹介状をもらう。

修学旅行の1日前に発症。
少しでも症状が和らいで修学旅行に行ければと藁をも掴む思いで、
口コミ評価の高い治療院を受診する。
「すぐに治るよ。」「修学旅行にも行ける。」という力強い言葉に安堵。
しかし、症状は変わらず。
翌朝、気力で向かった駅で尽き果て…
後日、ホテルに送っていたスーツケースが息子の代わりに旅をし、
一度も開けられることなく帰ってきた。
スーツケースに詰め込んだ新しく買い揃えた服やタオルを取り出したときは、
何とも言えない虚しさを感じた。
治療院には、その後数回治療を受けるも治療方針や院長が信用できなくなり、
断念。