1〜3話
ベルディエ子爵家の長女クロエは、脚が不自由ながらも貴族としての誇りを持っていて、一時的に滞在していた兵士達の手当てを積極的に行っていた。兵の司令官であるティセ公爵家デミアンの統率力に見惚れるも、後日偶然に出会った時の傲慢な態度に驚き反抗する。
4話
軽く口喧嘩になったまま別れたクロエとデミアン。それから3年が過ぎ、公爵家が開催するパーティーに招待されたクロエと妹のアリス。家の借金を返すためにもアリスの縁談をまとめたい思惑があった。
5話
デミアンと3年振りに再会。相変わらず意地悪だが、姿が見えなくなったアリスを探すため城の案内役をしてもらう。
6話
クロエとデミアンは、平民と逢引きしていたアリスを発見。噂が広がりアリスの縁談が破談になるのを恐れたクロエは、土下座までしてデミアンに口止めを哀願。
7話
口止めの代わりに何でもすると言ったクロエに、デミアンは今後他の男を近づかせるなと忠告。3ヶ月後、デミアンは狩りの目的で子爵邸を訪れる。
8話
デミアンは狩りの道案内にクロエを指名。父の子爵は難色を示すが、彼に借りがあるクロエは断れず。クロエに甲斐甲斐しく付き添う従者のグレイを見て、また意地悪するデミアン。
9話
狩の際に手を軽く負傷したデミアンを、成り行きで手当てする事に。デミアンは意地悪な言い方をしたり思わせぶりな態度を取ったり、クロエを翻弄しようとする。
10話
どう見てもクロエの気を引きたいようにしか見えないデミアンだが、クロエはなびかない。そんなデミアンは何らかの思惑があるのか突然アリスに求婚。伯爵家との縁談があると言っても引き下がらず、父とアリスは困り果てる。アリスはクロエに、平民エディとの子を身籠っていると告白。
11話
アリスは父とクロエ宛に謝罪の手紙を書いて家出。父はショックのあまり倒れてしまう。従者グレイが家出を手伝った事を認めるが、クロエは責めなかった。
12話
クロエはアリスが失踪した事を伝えるため、別荘で休暇中のデミアンの元へ。わざわざ下級貴族の娘を迎えるには何らかの理由があると推測し、体が不自由な自分でも代わりになるのではと提案。それを聞いたデミアンはクロエにキスをする。
13話
クロエは体に触れてきたデミアンを平手打ち。デミアンは交渉術を学び直せといったんクロエを突き放すが、後日改めてクロエの元を訪れ求婚。
14話
クロエはプロポーズに了承し、デミアンはティセ公爵家に伝わるネックレスをプレゼント。決意を固めたクロエは公爵夫人として役にたつ努力をすると伝える。デミアンはクロエと出会った子爵家の私有地の森と山を貰うことに。
15話
結婚式を挙げてすぐ、クロエを置いて首都に向かったデミアン。新婚にも関わらず侯爵夫人イザベラと逢引していた事を新聞にスクープされる。クロエは複雑ながらも気にしないようにし、妹アリスから来た手紙や領地に活気が戻った事を喜ぶ。
16話
クロエからそっけない手紙が届き、デミアンは色々な思いを巡らす。出逢いから妙な感情がわき不快な想いをしているが、それが恋や愛だとは気づいてない様子。瀕死の国王との面会では、次期国王に相応しいのは王子ではなく自分だと仄めかす。
17話
クロエはグレイと共に公爵邸のあるティセ領へ向かうことに。城で迎えたのは侍女長イライザ1人だった。デミアンの母とも対面し身分の低さなどを指摘されるが、最終的には納得してもらえた模様。
18話
デミアンから公爵夫人としての務めを催促する手紙が届き、悩むクロエ。帳簿などを調べた結果イライザらの不正が見つかり、デミアンの母に解雇を勧めるもやり過ぎだと逆に怒られてしまう。城の者達の顰蹙も買い、一人で食事しているとデミアンが帰宅。
19話
デミアンは空腹だからと母も交えて同じ食事を取ることに。しかし一口入れた所で料理長を呼びつけ、質の悪い料理を出した罰を与えると激昂。何とかクロエが宥めてその場は収まった。
20話
夜デミアンの寝室に来るよう催促されたクロエ。初夜かと一瞬覚悟を決めるものの、不正をした使用人を解雇した礼を伝えられる。また、グレイがまだティセ領に留まっている事を責められる。補助具をプレゼントされ強引に装着させられるが、上手く歩けずクロエは屈辱を感じる。
21話
デミアンに押し倒され、心臓が高鳴り不快だと言いながら2回目のキス。クロエはその後すぐ部屋を出る。後日デミアンと部下達の食事会に参加。デミアンの逢引をスクープした新聞についての話題になるが、クロエはすっとぼけて退席。
22話
解雇したはずのイライザがクロエの元を訪れ、孫が倒れたので主治医を呼んでほしいと懇願。侍女達に反対されるがクロエは了承し応急処置も施す。その後デミアンに呼び出され説明。褒美としてグレイを馬小屋の管理人として雇う事を提案され、クロエは喜び不貞が無いことも誓う。
23話
グレイを雇用する代わりにキスをしろと強要するデミアン。クロエは怒りつつもキスをする。また夜遅くに呼び出されビリヤード対決をする事に。クロエは互いに褒美を掛けるならと了承する。
24話
デミアンはわざとイザベラの名を出し、クロエを動揺させて勝利。またもキスを要求しクロエの心の声を引き出そうとするが、クロエは冷静さを装い部屋を出ていく。いつまでも塩対応のクロエにデミアンも苦笑い。後日イザベラら令嬢達を招いたお茶会では微妙な空気になるが、クロエが機転を利かせ乗り切る。
25話
お茶会の後、凍った湖の上でスケートを楽しむ令嬢達。デミアンはクロエを乗せたソリを押していた。クロエに対するもどかしい気持ちが自分を愛してほしい欲望ではないかと思うデミアン。彼が令嬢の連れに呼び出されている間クロエの椅子が倒れ、割れた湖の底に落ちる。デミアンが救出するも険しい表情に。
26話
イザベラとデミアン2人きりの会話。イザベラはデミアンと恋人役を演じながら王室の内部調査をしていた。しかしイザベラは王室側に寝返り、間接的にクロエを湖に落としたのが決め手となってデミアンは彼女を突き放す。デミアンに愛を伝えながらすがるイザベラを見かけたクロエは、子爵家に帰りたいとデミアンに伝える。
27話
クロエがイザベルに嫉妬してると感じたデミアンはニヤつき、イザベルとの仲を否定することも無く里帰りの提案を却下。惨めな気持ちになったクロエはグレイの元を訪れ、安心して寝入ってしまう。翌朝急いで自室に戻る途中、イザベルが死亡しているとの知らせが。
28話
調査の結果、イザベルが飲んだ毒と同じ毒がクロエの部屋で発見される。クロエは潔白を主張し、デミアンも夜中は自分と過ごしていたと嘘をつく。デミアンはクロエがグレイといた事実を彼女に突きつけ、無実にできる自分に縋るよう仕向けるが、諦めたクロエは刑の執行を非公開にして欲しいと頼む。
29話
裁判では、クロエとデミアンが一緒にいたとグレイが嘘の証言をしクロエは動揺する。それでも証拠には弱いと言う王室の裁判官に対し、デミアンはイザベルと侍女が王室の手先だった証拠品を突きつける。クロエは潔白となり、国王がイザベラを利用してデミアンの暗殺を企んだとの噂が広まる。同時にデミアンの器の広さやクロエへの愛も広まる。
30話
王室と敵対してまで自分の身を守ってくれたデミアンに対し、感謝と誠意を伝えるクロエ。初夜権を行使するよう伝えるが、気持ちがないならと断られる。クロエは自分が今はデミアンを嫌っていないと認め、自らデミアンの胸に飛び込み二人は初めて結ばれる。しかしデミアン側の回想によると、クロエの部屋に毒を置き犯人に仕立てかけたのはデミアンで、それは彼女の気を引きたいが為だった。
31話
結ばれた夜以来、クロエとデミアンの距離は急接近。子作りも公爵夫人の義務だからと受け入れるクロエだが、本人には義務ではないと否定され侍女達には愛だと言われ気持ちが揺れ動く。
32話
クロエとデミアンの逢引を見ていたグレイは離職を申し出る。グレイの恋情を知ったデミアンは苛つき、グレイに暴力を振るうが何とかクロエが静止させる。
33話
クロエは行き過ぎた行為をしたデミアンにガッカリし、彼を突き放す。しかし夜中デミアンは寝てるクロエを訪れ、癪に触ったからだと囁きクロエはドキドキする。髭剃り中またもからかうデミアンに対し、クロエは自分を愛しているのかと訊ねる。
34話
自分への愛で意地悪するなら寛容になる、自分が受け止め切れない人は愛せないと伝えるクロエ。デミアンは一瞬あっけに取られるが、初めて会った時から手に入れたかった、ずっと愛してると伝える。デミアンの本心を知ったクロエは遂に彼を受け止める。一方グレイは、クロエを殺人容疑者に仕立て上げたのがデミアンと知り怒りを露わに。
35話
グレイはデミアンの側近の紹介で修道院にて働く事に。デミアンと気持ちが通じ合ったクロエは、春のティセ街を楽しんでいた。貴重なデミアンの切手を手に入れたが彼にバレて困るクロエ、それを見て楽しむデミアン。幸せそのものな二人。
36話
デミアンは譲り受けたベルティエ領の森から発見された金鉱の半分を、ベルディエ子爵(クロエの父)に渡す事に。それを聞いたクロエは涙を流しながら喜び、デミアンに感謝を伝える。2人の愛はどんどん深まっている様子。
37話
2人が訪れたコンサートにヨハネス王子が現れ、デミアンとあわや一触即発の空気。王子は自分の存在をアピールするのが狙いか。帰りは最終の汽車を見送りデミアンを待っていたクロエ。デミアンは父のいるベルディエに寄る事を提案し、クロエも喜ぶ。
38話
2人は汽車の中で愛し合った後ベルディエに行き、幸せな姿を見た父も安心した様子。ティセで夏至祭が始まり、2人はそれぞれイチゴの品評会や短距離レースに参加。ヤンチャなデミアンを眺めながら、義母はクロエに彼の弱みにはならないで欲しいと伝える。
39話
みんながダンスするのを眺めながら会話する2人。クロエは補助具を付けて歩く練習をしているらしい。貴方の弱みにならず役に立つ武器になりたいと話すクロエに、デミアンは弱みになった事など一度もないと微笑む。
40話
雨が降る中、夢中でダンスを続ける2人。お互いに愛を確かめ合う。3ヶ月後、クロエが懐妊。デミアンに伝えようとするが、先に国王が崩御したと知らされる。
41話
クロエとの結婚も含め、今までデミアンが用意周到に国王の地位を狙っていた話を、グレイは偶然耳にしてしまう。一方クロエは、デミアンに子供は1人しか要らないと言われた事を気にしていた。しかし弁護士経由で、子供が男女どちらでもティセ家が継がせるとの話を聞き喜ぶ。
42話
侍女から首都でグレイを見たと聞き、いつかお礼を言いたいと思うクロエ。用事でデミアンの部屋に入ると絵の裏側に棚を見つける。ふと取った書類の中には、ベルディエの金鉱目当てでクロエに近づいたと分かる手紙や書類があった。呆然として涙を流すクロエ。そこにデミアンが帰ってきて…
43話
何でも答えるから質問してくれと話すデミアン。自分を殺人犯に仕立てたのがデミアンだと知りクロエは再び涙を流す。お前の気持ちを手に入れる為にやった、大事なのはお前を愛してるという事実だと開き直るデミアン。しかし国王を殺したのもデミアンと聞き、耐えきれなくなったクロエは下半身から血を流し倒れてしまう。お腹の子供は無事だったがストレスを受けた模様。
44話
国王の葬儀が終わるやいなや伝染病が流行り、王子は郊外に身を潜めているらしい。自分の黒い部分をクロエに知られてしまったデミアンは、早々に王子を打つ意思を固める。またも倒れたクロエは伝染病に罹っていると分かるが、熱に効く薬は流産の危険があるとのこと。
45話
クロエは薬を飲む事に抵抗するが、彼女を失いたくないデミアンは説得して薬を飲ませる。結果はー。子供を失ったクロエに優しく接するデミアン。しかしクロエは、首都に行ったら離婚の手続きをしたいと話す。
46話
離婚の申し出にデミアンはショックを受けるが、何とかクロエをなだめながら愛を伝え、クロエの自分への愛をも確認させる。クロエはデミアンに愛と憎悪の両方を持っていることを自覚。首都で市民の暴動が起きたと知らせを受け、デミアンは再びクロエを置いて首都に向かう。
47話
首都の暴動をすぐに収めたデミアン。次期国王はデミアンが相応しいとの世論が高まる。クロエの元にグレイが訪れ、幸せにしたいので一緒に逃げて下さいと言われる。
48話
クロエはグレイの申し出に感謝するも、グレイの為にもそれは出来ないと返す。必ず幸せになってくださいと言い別れた2人。クロエはデミアンに手紙を書く。愛が詰まった手紙を読み満足するデミアンだったが、帰宅すると敷地の小屋が燃えており、中にはまだクロエがいると知らされる。
49話
周りの制止を振り切り小屋に入ると、クロエにプレゼントしたネックレスを着けた焼死体を発見。デミアンは信じられず泣き崩れる。知らせを聞きクロエの父は倒れ、義母はクロエを実家に埋葬したらと気を配るがデミアンは拒否。戴冠式のあと王妃として葬儀を行う事に。時は戻り火事があった日、クロエはイライザの手を借り変装してウィンズベリー行きの汽車に乗っていた。これがクロエの、デミアンに対する復讐だった。
50話
デミアンは新国王になった。ヨハネス王子はカーター王国に逃亡?そこの新国王はアタオカらしいのが心配の種。火事から2ヶ月が経ち、クロエの葬儀が行われティセに埋葬された。過去の行動を後悔するデミアン。クロエが生前に依頼したという2人の切手が届くと、動揺しガラスを割ってしまう。自分も死んでクロエに会いたいが、死後はお互い違う場所に行くとの幻聴が聞こえ再び落ち込む。
51話
火事から8ヶ月。デミアンに新しい王妃候補の話が持ち上がるが、デミアンは気もそぞろ。クロエとの日々を思い出しては苦しいほどに愛しさが込み上げる。遂にはクロエの墓に行き、遺体にあるネックレスを取り上げる。特別な時でもないのにクロエがネックレスを付けていた事に疑問を持ち、当日のティセ発の汽車の全名簿を調べる事に。
52話
呼び出したグレイに、クロエを死なせた事を責められるデミアン。しかしクロエが生きていると確信したデミアンは笑顔。グレイは彼が乱心したと思い、許可を得てクロエの遺体(仮)を引き取る。一方でクロエは森にある一軒家で「クレア先生」と呼ばれていて…?
53話
デミアンの謎解き回。クロエの父が行方不明、妹アリスからの手紙が止まった事を把握した上で、あの日駅で見かけたイライザを呼び出し問い詰める。イライザは全て正直に白状するが、クロエの逃亡を手助けした事に苛立つデミアン。しかしイライザは堂々と、私も血の通った人間だと答える。
54話
デミアンは部屋の奥で折られた脚の補助具を見つけ、クロエへの執念を滾らせる。そして一年後のカーター公国。ソフィーという少女の家庭教師をしているクロエは、彼女を見て流れてしまった我が子に想いを馳せる。あの時のデミアンの態度がクロエを深く傷つけた模様。
