特徴
・前世では宿敵同士だった男女のお話
・序盤は心理的な駆け引きが多い
・50話辺りから一気に恋愛色が濃くなる
・前世バレする時が一番の盛り上がり
主な登場人物
カルミア・フロックス(主人公)
エルア・フロックス(主人公の双子の弟)
ストローニ(フロックス伯爵の弟子。前世では恋人)
ルドベキア・マタリ(公爵家の息子。前世では宿敵)
1話…女ながらフロックス伯爵として栄光を掴んだ日に、10歳に戻ってしまった主人公カルミア。その日は双子の弟エルアが落馬死した日だった。
2話…前世では理解者で恋人だったストローニとの再会。エルアが気になり外に出ると、落馬したエルを抱えてやって来た人物が。
3話…エルアを救出したのは前世で自分が毒殺したルドベキア。前世での出会いはだいぶ先だったため驚く。
4話…ルドベキアはカルミアに政略結婚を提案。お互い好感度はマイナスだが、20歳で破棄しカルミアが伯爵位を継ぐ手助けをする条件で承諾。
5話…婚約を交わした後ストローニはカルミアを避けるように。カルミアも伯爵位の方が大事だからと気にかけず。
6話…3年後、カルミア13歳。ストローニから久々に声をかけられブレスレットをプレゼントされる。3年振りにルドベキアが会いに来る。
7話…父がエルアを指導し、自分には婚約破棄後ストローニが付くと知り動揺するカルミア。
8話…伯爵位を継ぐには地下車庫の本を全て読まなければならない。カルミアは初めて知る情報に驚く。
9話…伯爵になる為の努力が足りないとルドベキアに言われハッとする。会話中ストローニが現れ、ルドベキアと火花を散らす。
10話…エルアのフリをして地下車庫へ。前世でストローニが知っていた魔法鉱石の本があり、自分は彼の操り人形だったと気づく。
11話…変装していた事が父にバレて、お仕置きとしてエルアと2人で地下車庫へ。エルアは言語系、カルミアは魔法関係の本を読む。
12話…ルドベキアが来訪。ブレスレットをプレゼントされ、パーティーに誘われる。ストローニが距離を近づけてくるもカルミアは警戒。
13話…ルドベキアに優秀なマナー教師をおねだり。ネイヴィン夫人が療養も兼ねて来てくれることに。
14話…ストローニとルドベキアがまたも火花バチバチ。ルドベキアのストローニに対する敵対心が凄まじく、カルミアは不信感を待つ。
15話…家の帳簿から、ここ数年で使用人が半分近く変わった事を知る。ルドベキアが監視のためスパイを送り込んだと推測。ルドベキアも前世から戻ってきたのだと確信。
16話…ネイヴィン夫人から社交マナーを教わる日々。親密度が増す。
17話…前世の夢を見る。髪を切った経緯を回想。カルミアは16才に。
18話…地下車庫にある本の鍵のありかをストローニに訊ねるもはぐらかされる。エルアと街に出る。
19話…西域人ラシッドの商店で、夫人やルドベキアへのプレゼントを買う。通い詰めて信頼を得たラシッドからブレスレットを貰う。
20話…ブレスレットを受け取った事をエルアに責められるが、ただの親密の証だと返す。ネイヴィン夫人に商店で買った日傘をプレゼント。
21話…第二皇子からカルミアへの婚約書が届いたが、父は断ったとの事。自分の想いを伝えてもなびかないカルミアをストローニが責める。
22話…デビュタント・ボールが近づく中、ルドベキアが来訪。カルミアから魔法鉱石をプレゼントされ驚くルドベキア。
23話…家族やネイヴィン夫人との食事会で、ルドベキアは仰々しく愛の告白を意味する化粧道具をプレゼント。
24話…デビュタント・ボール当日。ルドベキアに悪態を付くも無事に会場へ。
25話…ダンス一曲目はルドベキアと。前世を思い出し不思議な感覚になる。曲が終わるとルドベキアは令嬢に囲まれ、カルミアは子爵令嬢ヘイリーの元へ。エルアはストローニと刺々しい会話。
26話…2曲目のダンスはストローニと。会話で本の鍵をストローニが管理してると知り焦る。3曲目のダンス相手はまたルドベキア。ストローニと踊った事を咎められる。
27話…ストローニにプレゼントされた鍵の空いた本を徹夜で読みながら、デビュタント2,3日目にも参加。
28話…3日目に会いたかったモリー嬢と対面。彼女の兄も登場するが、ルドベキアが追いかけてくる。兄は男装した第一王女フェリシアだった。
29話…カルミアに第二王子から婚約の申し込みがあったと知り、ルドベキアは不快に思う。王女の退席後、カルミアはルドベキアに王女の味方になりたいと話す。
30話…熱で倒れたカルミアをルドベキアが抱き抱え、エルアやストローニと共に帰宅。過労とのこと。4日後に目覚める。
31話…後継者にしてあげるから僕を選んでと話すストローニに、時間をちょうだいと答える。勝手に執務室に入り父に怒られるも、私も後継者の資格があると言い返す。
32話…怒鳴り続ける父に、もう話し合いは無意味だと退席するカルミア。自分より賢いのに強欲でごめんねとエルアに泣いて謝る。
33話…ラシッドの店で買い物中ストローニが現れる。カルミアは店の品物を全て購入。見ていたスパイがルドベキアに報告。
34話…ストローニとカルミアが親密に見えたとの報告にやきもきするルドベキア。それはカルミアの仕掛けた心理戦だった。
35話…デビュタントで会ったヘイリーと再会。前世で彼女は素晴らしい彫刻家だったため、先回りして魔法鉱石の彫刻を依頼する。
36話…ヘイリーと別れた後、一緒に来たストロー二が第二王子の部下グレンと会っているのを目撃。
37話…店じまいするラシッドの店へ。魔法鉱石の秘密をチラつかせ、また戻ってくる事を約束させる。
38話…ルドベキアと王女からの手紙が届き激昂する父。カルミアは私を後継者にすれば問題は解決すると迫る。エルアはストローニに対抗するためカルミアに書庫の鍵を渡す。
39話…エルアは跡を継ぐ気はないと宣言。父はショックで寝込んでしまい、カルミアは16歳で遂に後継者となる。
40話…仕事に追われるカルミアをエルアが助ける。ストローニにも手伝いを提案されるが拒否。首都では王女がルドベキアをからかう。
41話…自分とカルミアの不和の噂を聞き苛立つルドベキア。カルミアは忙しさのあまりストローニに頼りそうになるが、思い留まる。
42話…補佐官の雇用を考えるカルミア。領地まで赴きドビア子爵を口説き落とす。
43話…首都ではイガローとの交易交渉。ルドベキアは反対するが魔法鉱石の流通が決まる。カルミアは補佐官や護衛騎士の雇用、錬金術師との繋がりに成功。
44話…ルドベキアが監査目的で来訪。街案内中に恋愛相手にならないかと聞かれるが、カルミアははぐらかす。伯爵家にいたスパイや父寄りの人間を追い出し、新しい使用人達を雇う。
45話…カルミア19歳。落ち着いたら首都に行こうとエルアに提案する。掌握した秘密情報ギルドにストローニの監視を依頼。
46話…エルアの提案で首都にはルドベキアも同行する事に。カルミアは嫌がるが押し切られる。ルドベキアはイガローの宝石を調べるため、カルミアと共にラシッドの元へ。
47話…成り行きでルドベキアからブレスレットをプレゼントされる。お返しに薔薇の花束を渡すと、ルドベキアはカルミアの髪に薔薇をさしストローニを煽る。
48話…薔薇の棘で怪我した指を心配し手当てしようとするカルミアを、改めて不思議に思うルドベキア。3日後、首都に向け出発。
49話…首都名物の跳ね橋が上がるのを、ルドベキアに連れられた建物の屋上から見学。その様子を新聞にスクープされホテルに缶詰となる。
50話…ルドベキアがホテル前の記者達を追い払うが、双子は出先の本屋で更に注目を浴びてしまう。後日ルドベキアがカルミアに首都案内。
51話…イガローの商店で、まず王女の恋人イガロー第四王子に会う。その後に謁見した王女はそっけない態度だが、カルミアは王女の望みを叶えられると発言。
52話…王女は第四王子との単独面会を許可。ギルドがストローニを監視していると気づいたルドベキアは、ギルドの後援者はカルミアかと疑う。
53話…第四王子にイガローの伝染病について前世で知った知識を伝え、感謝される。久々に前世の悪夢でうなされ、ルドベキアも同じ想いをしているのかと考える。
54話…ルドベキアに招待され素敵なレストランでディナー。デビュタントで一緒に踊った曲が流れ、また踊る事に。ダンス中ストローニとの仲について咎められるも強く否定。
55話…前世で自分達は仇同士だったかもしれないと言うルドベキアに、仇ならこんな事はしないとキス。煽られたルドベキアは更に激しいキスを返す。
56話…父が危篤との報告を受け、屋敷に戻る。保管していた物(書庫の本)を持ち主(皇室)に返せとの命令で、第二王子に譲渡しようとするストローニ。カルミアは本の鍵を金槌で壊す。
57話…来訪した第二王子の代理人に車庫を案内。鍵を作るには魔法鉱石が必要なためカルミアは動じない。ストローニは自分を選ばないカルミアを責める。
58話…カルミアはまたもストローニを冷たく突き放す。ルドベキアが訪問し、結果的にギルドからカルミアへの伝達が遅れた事を詫びる。
59話…ストローニに掴まれた手首のアザを見て怒るルドベキアを宥める。父が死亡。鉱石を研究するため第二王子の元へ行くストローニは、カルミアに別れのキスを頼む。
60話…婚約者が嫉妬深いからダメと言うと、木陰で見ていたルドベキアが登場。熱いキスを見せつけられたストローニは立ち去る。無事に葬式、爵位継承式を終える。ルドベキアは改めて婚約破棄を拒否。
61話…王女の婚約式のため首都へ。ルドベキアに迎えられ、自分の屋敷に泊まるよう促される。街では宝石などをプレゼントされる。
62話…婚約式の一環である仮面舞踏会に出席。ラシッドとダンスをした後、ルドベキアが現れテラスに移動。仮面のままキスをする。
63話…王室の客室に行き、体を重ねる二人。貴方の態度が変わったら少し寂しいと話すカルミアに、ルドベキアは貴方次第だと告げる。
64話…首都の家を見つけルドベキアの家を出る事に。まだ婚約破棄をしたいのかと表情を曇らすルドベキア。カルミアは彼の兄と第二王子の仲が怪しいと助言。
65話…王女の婚約式当日。第二王子に声をかけられる。最初に王女へプレゼントを渡す権利を得たカルミア。ヘイリーが彫刻した魔法鉱石と原石を差し出す。前世のルドベキアと全く同じ献上の仕方で、全てを悟ったルドベキアは凍りつく。
66話…カルミアは王女の指南役となり、ルドベキアとは婚約破棄。一年後ヘイリーの彫刻家デビューのパーティーで、セティバス伯爵の婿養子としてストローニと再会。ルドベキアの兄カレンの婚約者に因縁をつけられる。
67話…ルドベキアが現れその場を収める。久々の再会でやつれたようだと心配される。ストローニが来て険悪なムードに。後日、魔法鉱石の流通の件でルドベキアが来訪。
68話…ルドベキア視点でカルミアとの出会いや婚約破棄、その後の回想。裏切りや怒りの感情もあったが、前世を通して現世で通じ合えるのは彼女だけという喜びも。
69話…ひとまず仲直りとなり、訪れた王女も嬉しそう。ルドベキアはカルミアへの想いが残っている模様。
70話…前世でルドベキアに飲ませた毒は、過ぎた時間を巻き戻す魔法鉱石。自分がストローニに飲ませられた毒も同じだったと知りショックを受けるカルミアを、ルドベキアが抱きしめ慰める。
71話…睡眠不足で倒れたカルミアに、もう一度始めようと提案するルドベキア。ヘイリーはストローニに鍵の彫刻を依頼されるが断る。ルドベキアの兄カレンがヘイリーとボネット嬢を連れ出す。
72話…第二王子とストローニが作戦会議。意見が分かれる。倒れても仕事をしたがるカルミアを心配するルドベキア。良い雰囲気になり久々のキス。
73話…カレンがヘイリーとボネット嬢を連れ出したとの報告を受け、ボネット嬢の兄エドワードがエルアを殴りカルミアがやり返す。他の兄達も押しかけ邸は混沌とする。
74話…カルミアはヘイリー邸に行き彼女の結婚を妨害。カレンは結婚誓約書を持って逃げるも、弟ルドベキアに捕まる。
75話…ルドベキアはカレンを刺した後、自分の継承式に来て欲しいとカルミアを誘う。承諾したカルミアはマタリ公爵邸へ行き、ルドベキアの父と初対面。母はカレンの死に泣き崩れる。
76話…父母に様々な令嬢を薦められるもルドベキアは拒否。なかなか距離を縮めてくれないカルミアにもどかしさを覚える。
77話…食事の席でルドベキア父に、ルドベキアとの関係を問い詰められるカルミア。自由恋愛を仄めかした所でルドベキアが来て焦る。
78話…継承式の準備をしながら、思い通りに行かないカルミアにモヤモヤするルドベキア。しかし部屋に訪れたカルミアに避妊薬を渡され、自由恋愛の提案をされ驚く。
79話…ルドベキアの答えはもちろん…今度こそ動けないようにしてあげますと言い、有言実行。翌日カルミアはベッドに伏せ恨み言を言う。継承式が終わったら湖にいく約束をする。
80話…魔法鉱石について話し合う二人。最優先でグレードの高い鉱石を見つける事に。そして継承式の日、カルミアはパンツスタイルで出席。
81話…継承式後に馬で湖へ。唯一素直になれる場所で、ここに来たらカルミアも正直になれると思ったと話すルドベキア。甘い雰囲気のまま体を重ねる。
82話…湖に現れたモンスターの幼体をルドベキアが倒す。前世より早い出現に警戒する二人。一方でストローニは爵位を渡すようセティバス伯爵を脅迫。
83話…全国でモンスターが出現し始め、その対応についてカルミアとルドベキアは対立。しかし現れたストローニの前では恋人らしく振舞う二人。
84話…ストローニに研究室へ招待され、危険を承知で行くことを王女に報告。カルミアに一目惚れしたモリー嬢の兄エドワードを護衛として連れて行く事に。
85話…ストローニやエドワードに嫉妬するルドベキアに、肖像画を入れたネックレスをプレゼント。最近ストローニは前世?の夢を見るらしい。
86話…ルドベキアはモンスターの討伐へ、カルミアはエドワードと共にストローニの元へ旅立つ。ストローニはカルミアを歓迎。
87話…ストローニと2人きりで執務室へ。執着を見せるストローニを振り切り、本の鍵を壊し終わったエドワードと帰ろうとした時、カレンの元婚約者に刺される。
88話…ストローニが魔法鉱石で心を操った模様。緊急の手当てを受けるカルミアも目が虚ろに。連絡を受けエルアが駆けつけるが、カルミアの様子がおかしい事に気づく。
89話…エルアはいったん帰宅。日に日に従順になるカルミアを見て満足げなストローニは、彼女を研究室にも出入りさせる。今回の件を知ったルドベキアが鎧姿のまま来訪。
90話…怒りのまま剣でストローニを負傷させる。2人きりの時にカルミアが正気である事を確信したらしいルドベキアは、いったん邸を去る。
91話…再びストローニの元を訪問したルドベキア。ワインの差し替えでカルミアが正気だったと知り驚くストローニ。カルミアは研究室にはガッカリしたと言い残しルドベキアと共に邸を去る。
92話…帰りの馬車でカルミアは、前世でストローニも少しだけワインを飲んだと告白。口移しだったと聞き不機嫌になるルドベキア。今回の件はストローニの暴走として世間に広まり、王女は第二王子に釘を刺す。