特徴

・王城を追い出された元皇太子妃の一人暮らし

・全体的にほのぼのと落ち着いた雰囲気

・主人公は賢くヒーローは紳士的

・描写が丁寧で洗練されている


1話

夫からいきなり離婚を突きつけられ、王城から追い出された主人公ヴェラ。真面目で献身的だったのに…夫だった王子カロルがクズすぎて。ヴェラはショックを受けるも、もう自由なんだと前向きに頑張る事に。家を整理したり花の種を植えたり新生活を始める。


2話

王城からの命でアランがヴェラの元を訪ねてきた。アランは元夫カロルの兄だった。確かに見た目だけは良く似てる。アランは冬の精霊の加護を受けてから大雪を降らしたり、触るだけで凍らせてしまうため王位継承権を失っていた。なのにヴェラの家では暖かさを感じる。これは…?


3話

定期的にヴェラの家に来るようになったアラン。お互い孤独な者同士、一緒にいて居心地が良いと感じる様子が伝わってくる。2人とも穏やかそうで良くお似合いです。


4話

アラン視点の回想。冬の加護のせいで人に怯えられてきた自分。でもヴェラといると暖かさを感じる。寂しさはもうない…良かったね。


5話

ヴェラは街の買い出しへ。雪が止んだことを街の人々は不思議がる。これはヴェラの影響?一方で元夫のカロルはヴェラと離れてから色々と上手くいかず悩んでいた。読み手としては酷い別れ方をしたのに自分勝手だなと思いつつ、彼にも葛藤があったんだなとも思う。最後の描き下ろしではカロルの優しさについても描かれていた。またヴェラと関わる機会が出てきそう。


6話

アランは居心地のいいヴェラの家で仕事をするように。継承なしで呼び合ったり、手作りのプレゼントをしたり、仕事を手伝ったり2人の距離はどんどん縮まってる様子。


7話

カロル視点。ヴェラの実家に行き、ヴェラが一人で追い出されたことを知り憤る。ヴェラの家に行くも、玄関で微笑み合うヴェラと兄アランを見て複雑な気持ちになり引き返す。


8話

ヴェラは花屋の仕事を始め、街や城の人達との交流も増えてきた。アランもヴェラのおかげで仕事が順調で、幸せを感じる2人。陽だまりのような温かさを感じるヴェラに対して、自分の気持ちを自覚するアラン。


9話

アランの態度がよそよそしくなってきた事を不思議がるヴェラ。アランは色々と耐えていた。手袋を外して昼寝したアランは、誤って素手でヴェラを触ってしまう。なのに…凍らない?!嬉しくてヴェラを抱きしめてしまうアラン。落ち着いてやはりおかしいとなり、ヴェラに加護があるか調べる事に。それにしてもアラン嬉しそう。