ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ(ネタバレあり) | 丸顔のルチャリブレな与太話

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映画・B級グルメ・コミック・アニメ・TV番組・競馬etc.…思いつくままテキトーに
( ^-^)


日本国民の誰もが(たぶん)知っている
世界的ハンバーガーチェーンマクドナルド
カリフォルニアの片田舎の小さな店は
如何にして世界中へフランチャイズ展開する
巨大ファーストフード企業に成長したのか?
その知られざる裏話を描く作品です
(^_^)





【丸顔の採点】
☆☆☆☆☆(吹替版熱望)

《埼玉西武ライオン丸》
ほぉ~高評価でござるな
(^o^)


約 8年前に小規模公開されたんだけど
面白いから新品Blu-rayも買っちゃったよ
残念なのは吹替が収録されてない事
台詞量が多いドラマは吹替で視たいね
(-ω☆)キラリ


「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたマイケル・キートンが、マクドナルドの創業者レイ・クロッグを演じる、実話をもとにしたドラマ。1954年、シェイクミキサーのセールスマン、レイ・クロックに8台もの注文が飛び込む。注文先はマックとディックのマクドナルド兄弟が経営するカリフォルニア州南部にあるバーガーショップ「マクドナルド」だった。合理的なサービス、コスト削減、高品質という、店のコンセプトに勝機を見出したクロックは兄弟を説得し、「マクドナルド」のフランチャイズ化を展開する。しかし、利益を追求するクロックと兄弟の関係は次第に悪化し、クロックと兄弟は全面対決へと発展してしまう。キートンが主人公クロックを演じるほか、妻エセル役をローラ・ダーン、マクドナルド兄弟役をニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチがそれぞれ演じる。監督は「しあわせの隠れ場所」「ウォルト・ディズニーの約束」のジョン・リー・ハンコック
(映画com.より引用)


マクドナルド社の創業者レイ・クロック
…ん?
あらすじ紹介によると
先に「マクドナルド兄弟の店」が有ったから
創業者は……あれ?
(・・?


そこが本作のテーマであり、面白い所だよ
身も蓋もない言い方しちゃうと
クロックが「マクドナルド」を乗っ取ったわけ
正確には双方合意の企業買収なんだけど
観た人の大多数がクロックを誤解しちゃってる
(^o^)

つまりクロックはフランチャイズ話を持ち掛け
結果的に「マクドナルド」を買収し
「マクドナルド創業者」を名乗ってるわけですか
…エグいでござる、エグザイル
( ・ิω・ิ)

座布団はやらんぞ
(-д☆)キラッ


(🎵 地上の星)
ナレーション・田口トモロヲ


…何か始まりました
(ノ∀`)アチャー


初老のセールスマン、レイ・クロッグ
5人分を同時に作る新型シェイクミキサー
しかし売れない、折れかける心


カリフォルニアから驚きの大量注文!
どんな店だ?レイはルート66を西へ
片田舎の町に待っていた「運命の出会い」
奇跡のハンバーガー店&マクドナルド兄弟




注文から30秒で商品提供の仰天オペレーション
テニスコートで誕生した革新的アイデア
岡、エースをねらえ!

人生逆転を賭けるレイの大勝負
マクドナルドとフランチャイズ契約!

これが俺の城
「黄色のM」は夢への懸け橋




繁盛しても上がらぬ利益
底をつく運転資金、ついに自宅も抵当へ
ここで終わるのか?

再びレイに運命の出会い
隣の客はよく柿喰うアイデアマン
儲けるための秘策を伝授
貴方が土地を買い、店に貸すんです

発想の転換で一発逆転!
マクドナルドFCオーナー大募集、委細面談!




全米が食べた!レイ&マクドナルド快進撃!

奪われた「マック1号店の看板」
驚くマクドナルド兄弟、創業者は俺達だ!


コスト削減の粉末シェイクが嵐を呼ぶ
遂に来た訣別の時

レイからの手切れ金は「白紙の小切手」
さらばマクドナルド兄弟




エセ「プロジェクトX」でござったが
実際、レイとマクドナルド兄弟の間には
とにかく色々あったみたいですね
(#^ω^)


映画では割愛した出来事もあるけれど
いちおう双方を公平に描いてると思うよ
マクドナルド兄弟以外の登場人物たちも
レイとの関係が判りやすく説明されてるし
脚本・演出のテンポが良いから退屈しないんだ
しかも、観てるうちにどんどん腹が減る
(^o^)


そもそもマクドナルドが舞台ですし
「食テロ映画」でござるな
(^o^)


新宿の某劇場で本作を観た後は
とにかく腹が減って腹が減ってさぁ~
慌てて近場で吉牛特盛をかっ込んだよ
(^o^)


マクドナルドでしょ普通?
(ノ∀`)アチャー


…で
あちこちのレビューを覗いてみると
貪欲な悪人レイ・クロックに
善良なマクドナルド兄弟が騙される話
…と、誤解してる人が大多数
しかし皆様ちょっと待っておくんなまし

店舗内にコカ・コーラ広告を出す事を禁じたり
シェイク用アイスクリームのため
ウォークイン式冷凍庫に掛かる高額な電気代で
コスト増大の経営難に陥ったレイに対し
FC店からのロイヤリティ増額を認めない等
最初の契約内容を見直さなかった兄弟側も
ビジネスパートナーとして問題あるワケで
「そっちがそうなら俺も俺でやらせてもらう」
…と、レイが怒るのも無理ないんだ
(-д☆)キラッ


つまり、兄弟が契約に固執し過ぎたため
レイも止むを得ず契約の死角を突いたと?
(^_^;)


そう見るのが妥当かもね
NYでもレイはトニー・スタークと揉めてたし
(´ε` )


それは違う映画でござる
(^o^)


袂を分かったレイとマクドナルド兄弟だけど
老若男女の誰もが楽しめるハンバーガー店
…というマクドナルドの経営理念には
レイも出会った時から賛同してるんだよね
3人が目指すものは同じなんだ

支店を出して事業拡大を図ったものの
他人任せでは商品クォリティが維持できず
フランチャイズを断念したマクドナルド兄弟

その難題を弛まぬ努力で解決したレイは
次々と出店する事で更に資本を拡大し
米国全土だけでなく世界進出をも成し遂げる
「マクドナルドをレイが乗っ取った」と
本作に憤慨してる皆さんも多いですが
兄弟もマクドナルドの商標をレイに売却して
カリフォルニアの小さな店では成し得ぬ程の
巨額の現金を(言い値で)手にしたわけで
(あの時点では)結果的にウィン・ウィン
マクドナルド兄弟も損はしてないんだ
(*´∀`*)


毎度ながら好きな作品は力説しますね
(゚∀゚)アヒャ


本音を言えば最初から最後まで熱く語りたい
(^o^)


ファストフードの話を長々と語っては
本末転倒でござるよ
(^o^)


…ですよね
レイとマクドナルド兄弟の出会い
フランチャイズ契約を結ぶまでの経緯
米国各地に次々と出店していく過程における
奥さん含めた周囲の人々との関わりや
経営難に端を発するマクドナルド兄弟との決裂
「観てて胸クソ悪くなる」てな声もあるけれど
決してレイは極悪非道というわけじゃない

レイが地元に第1号店を出店した時
営業終了後も1人で掃除している姿を見れば
彼が勤勉な努力家である事は一目瞭然

「マクドナルド」の商標とシステムを買い取り
マクドナルド兄弟を追い出した事実について
レイが良心の呵責(たぶん)を感じてる表情は
心に染みるラストシーンだね
「その後」を描くエンドロールも良かったよ

…で
マクドナルド兄弟も聖人君子ではない
マクドナルド兄弟=「古き良きアメリカ」
それを破壊したレイ・クロック
…てな意見があるけど、これは大間違い
画期的厨房システムを開発した兄弟も
大量生産・大量消費時代の先駆けとなって
「古き良きアメリカ」を破壊してるんだよ
…まぁ、彼らだけの責任じゃないけどね
(*´ω`*)


そろそろ御時間でございます
まとめコメント宜しく
(^_^)


本作は夢見る初老男の成功物語であり
飲食業界を舞台にしたエンターテイメントであり
人生のホロ苦さも織り込んだ人間ドラマです
自信を持ってオススメいたしますが
視てれば必ず腹が減りますから
フード&ドリンクは用意しておきましょう
(^o^)


SEE YOU NEXT CINEMA PARADISE !
(^o^)/(^o^)/