こんにちは、久田和弘というものです。

以前、中村光の『荒川アンダーザブリッジ』という作品にドハマリしていた頃、ネットに掲載されていた彼女の対談記事を読んだことがあるのですが、その相手は「オノ・ナツメ」でした。オノ・ナツメについては当時は名前だけ聞いたことがあるという認識しかなく、この作家がどんな作品を描くのか、ほとんど考えたこともありませんでした。

 

そんな久田和弘の意識を180度変えたのが『ACCA13区観察課』という作品。たまたまとあるキッカケがありACCAを手にしたのですが、その独特な世界観にいっきに虜になってしまったのです。まずはストーリーの概要をご紹介します!

 

舞台は、13の地区にそれぞれ自治が認められているドーワー王国という架空の国。ひとつひとつ全く特徴が異なる13の地区をまわり、報告どおりにしっかり運営が行われているか把握する民間機関「ACCA」の観察課に所属するジーン・オータスが今作の主人公。

観察課の副課長であるジーンがいつものように視察に向かおうとすると、上層部から呼びだしがあり、唐突に「観察課廃止」命令が下されます。ジーンにとってはずっと異動願いを提出しつづけていたので願ったり叶ったり。

ところが、視察から帰宅後、決まったはずの廃止は取り下げられ、しかも次回の視察スケジュールが通常よりかなりタイトになっているなど、不可解なことが次々に起こります。

それ以外にも、街中で視線を感じたり、新人の警察官にからまれたりなど、平穏だったはずのジーンの日常が少しずつ騒がしくなっていき・・・・。