こんにちは、久田和弘です。

今回も独特な世界観を描く「オノ・ナツメ」の魅力について、『ACCA13区観察課』を主題に考えていきます!

 

オノ・ナツメはマンガ家さんの経歴によくある「アシスタントを経てデビュー」というプロセスではなく、社会人を経験後、2001年に語学留学と称してイタリアへと旅立っています。イタリア留学中に得たものは作品にも反映されているようで、たびたびイタリアを舞台にした物語が発表されているとか。

 

ここで久田和弘的にひとつ納得がいったのですが、オノ・ナツメの絵柄には、まるで外国の新聞のおまけマンガを読んでいるような、どこか異国の色が入っている気がずっとしていたので、彼女のオリジナリティはイタリア仕込みだったようですね!

 

そんなオノ・ナツメの独特な作風にはほかにも「食べもの」へのこだわりが描き込まれています。たとえば、ACCAにて、ジーンが所属する観察課では「10時のおやつ(!)」に必ず女性メンバーの誰かがお菓子を持ってくるのですが、それがなんとも美味しそう。彼女たちはグルメに生きることを心情としているのか(笑)、ジーンが視察のため出張に行く際は必ずお土産を心待ちにするのですが、農耕が盛んな地域では山盛りのジャガイモ、また異なる地域では有名なファストフード店のパンを持ち帰るなど、ついお腹が空いてしまいそうな描写がもりだくさん。

主人公のジーンについても、パンが大好物で、お気に入りのパン屋に足繁くかよってはクルミ入りパンなど魅力的な名前の商品を購入していきます。ちなみに妹のロッタもグルメで、登場シーンではなにかしら甘いものを口にしているのです。

 

ジーンが親友のニーノと飲みに行く場面も必見!

ここで注目してもらいたいのは、美味しそうなお酒やオツマミの描写だけではなく、ニーノというキャラクターです。