こんにちは!久田和弘です。
最近、名作読み返しブームが自分の中で到来しています。いい作品にはやはり格別の味わいがありますよね。寒い季節には特にそれを感じやすくなります。
いまちょうど読んでいるのは「賭博覇王伝 零」、福本伸行作品です。ぶっちゃけると最初は「あのカイジの焼き直しでは……」と勝手に決めつけ、何となく遠ざけていたんですよね。
ところが読み始めるとさすが福本作品、どんどんのめり込んでしまい、気がつけば続編の「ギャン鬼編」まで一気に読破してしまいました。本当に食わず嫌いはもったいないなと反省しています。
何より魅力を感じたのは主人公のキャラクター性です。中心人物である宇海零は非常にIQが高くキレ者なのですが、同著者の「アカギ」のような冷徹さとは異なり、どこか人間味が溢れていて他者を思いやれる温かい性格をしています。どん底から這い上がる男の泥臭さとは、まさに正反対の人物像と言えるでしょう。
それでいて、作中で繰り広げられる命がけの知略の応酬や、狂気に満ちたデスゲームのハラハラ感は、相変わらずのハイクオリティです。トリックや仕掛けの匙加減が絶妙で、複雑すぎて置いてけぼりになることもなく、かといって退屈することもない、私、久田和弘にとって非常に嬉しいポイントでした。
スリリングな心理戦と主人公の優しさに魅了されること間違いなしですよ。
以上、久田和弘がお届けしました。みなさんもお勧めの作品があればぜひ教えてくださいね!
