こんにちは!

今回「瓜を破る」という作品を取り上げていきましたが(そして途中までタイトル間違えてた……大変申し訳無い)、ここでザックリポイントをまとめていきましょう!

 

 

【ポイント】「瓜を破る」の魅力まとめ

  • 様々な価値観の共存を目指す現代社会において、いまだに「恋愛・結婚・出産を幸せの定義として受け入れなくてはならない」とする風潮が根強い今だからこそ読んで欲しい作品
  • 周囲の価値観に振り回されてしまい「自分がどうしたいか」を見失ってしまいがちな現代人が選択肢を得るためには第一に「知る」ことが重要
  • 例えば、何者かになりたくて寿退社・出産をする女性がいれば、反対にキャリアを積みながら自由気ままに生きていきたい女性もいて、恋愛するしないに関わらず人との出会いをじっくり噛み締めたい人もいるし、恋愛は好きだけどどうしてもセックスに嫌悪感を抱いてしまう男性や、仕事よりパートナーとの生活をなにより大事にしたい男性もいる……
  • 恋愛が全てではない、でもひとりは淋しい、だからせめて「繋がり」を持とうと必死で大人たちが足掻きながら「瓜を破いていく」様を描いた物語
 
誰だって主体性を持って生きていくのは大変だ。そのうえひとつの価値観に固執しているととんでもない間違いを起こしそうで怖い。大人になったとしても、いや大人になったからこそ余計に、惨めに足掻かなくてはならない。
「なんだか、子どもの頃に思い描いていた大人と随分違うなぁ」
少しでもそう思う人に読んでもらいたい作品です!