こんにちは、久田和弘です(^^)

「この社会にはセックスに嫌悪感を持つ人も存在している」

30代で未経験な自分のことで頭がいっぱいだったまい子にとって同僚の告白は衝撃でしたが、と同時に、異性愛や経験数のみでは語れないほど、元々自分が生きる世界は多様性にあふれていたという事実に気づきはじめます。

 

 

鍵谷の場合

コピー機のメンテナンス会社で働く鍵谷はまい子より年下の20代後半。
幼少期からずっと「ある夢」を叶えるための努力に打ち込んできたが、夢破れてからは、ただただ毎日を無気力に暮らしていた。
そんなある日、急遽子どもの迎えに行かなければならなくなった女性社員に代わり資料を準備することになったまい子。が、いつも通りコピー機を使って印刷しようとするも、なかなかうまくいかず……。とうとうコピー機が止まってしまい、焦ったまい子はメンテナンス会社に問い合わせすることに。
そこでメンテナンスにやって来たのが鍵谷で、彼はまい子から名刺を渡された際個人名を尋ねられたことに思わず動揺してしまう。
その後、ひょんなことからまい子と距離が縮まるキッカケがあり、ふたりで食事をする約束を交わし……。
 
無気力に生きてきた鍵谷にとって、初めのうちは、人との出会いを大切にするまい子が自身と関わろうとする態度にただただ動揺してしまいます。そしてまい子自身も、最初は「コピー機の修理に来てくれた鍵谷さん」でしかなかったはずなのに、少しずつ気になる存在になっていき……。