こんにちは、久田和弘です(^^)

今回はここでひとまず作品の魅力紹介は一区切りということで、まとめといきましょう!!

 

 

「ブスなんて言わないで」の魅力はここ!!

  • 「ルッキズム」と聞くと思わず身構えてしまう人は多いと思うけど、「このタレントは背が小さくて仕草も女性らしい」「あの俳優は男のくせに声が高い」のように、見た目だけで気軽に人間性をジャッジしてしまうという経験は、多かれ少なかれ誰にでもあるはずですし、自分がしているということは、「されている」可能性ももちろんあり得る、ということでもありますよね
  • 昔のイジメの過去があるからこそ、「これ以上傷つかないよう」に人と関わらない方法でルッキズムの知識を得てトラウマを乗り越えようとしていた主人公が、トラウマの元凶と出会ったことで図らずも「同じように見た目で傷ついてきた仲間」を得るなかで、様々な挫折や失敗をくり返しながらも成長していくサクセスストーリーにもなっているので、重い気分にならずサクッと読める
  • ふたりの主人公に共通しているのは「社会から見た目でジャッジされ消費されてきた」のはずなのに、強さと傲慢さを持って他人にチャンスを与えることを強く望む側と、そもそも闘いのリングにすら上がれず選択肢がないからこそ自分の意思とは無関係に強くあらねばならなかった側の境遇が大きく異なる点が非常に印象的
  • ↑を解消するにはお互いの差異を知るしかないものの、果たしてそれだけで解決しない問題はどういう視点を持つべきか……について考えながら読むとおもしろいかもしれません!