こんにちは、久田和弘です(^^)
今回のテーマに取り上げた「ブスなんて言わないで」という作品、自分は「コミックDAYS」というアプリを使って読んでいて、最近つくづく「マンガは電子書籍に限るなぁ~」と思いはじめております。……思いっきり余談なのですが、少し前にハマった「月に吠えらんねえ」というマンガ、紙版がすでに絶版になっていたため、最終巻あたりは転売ヤーによって通常価格の倍以上の値段で売られていて、ついオタク根性に火がついてしまい「自分が救わねば!」と躍起になり買ってしまったのですが……なんというか、こういう感情ってそれなりに傲慢だし人に自慢できるもんでもないよなぁと、いまさら考えてしまったのです……。
そんな自分の傲慢さと比較するのもどうかと思いますが、「ブスなんて言わないで」の知子と梨花も、それぞれが傲慢さを持って相手や社会を変えることを強く望み、その初期衝動となったトラウマを抱えて生きてきました。
知子が自身の人生がメチャクチャになった原因だから呪い殺したくてたまらない相手である梨花。彼女自身もまた、「見た目」によって傷つき、周囲から身勝手にジャッジされ、見に覚えのない恨み辛みによって消費されてきた人間でした。学生時代、まったく面識のない女子から「私が好きな◯◯くんに色目を使った」と言いがかりをつけられ、見に覚えがないと言い返した途端一方的に「ビッチ」と吐き捨てられた梨花は、一体なんのことやらと思いめぐらし、そこでようやく、「そういえば最近、まったく話したこともない男子からチラチラ見られることが多い」と気づくも、すでに学校中に噂はひろまり……。
