こんにちは、久田和弘です(^^)

会社の後輩、行きつけの飲食店のアルバイト、昔ワンナイとした女性との再会、そしてそして、自分に恋愛トラウマを植え付けた張本人・元カノとの再燃などなど……様々な女性との出会いが向井くんを待ち構えていますが、ちょっとしたボタンの掛け違いや盛大な勘違いによって、結果的に毎回「すれ違い」「女心が分かっていない」で中途半端に自然消滅してしまう。

仮に、向井くんが20代だったら、これらの行き違いはすべて若さゆえの過ちということで水に流し、「次行こ次!!」と自分や相手の心に意図的に鈍感になって都合が悪いものにはフタをし前にすすめたかもしれません。

それでも、現実の彼は30代、もう自分にも他人にも鈍感になれるほど無知ではないし、余裕もない。……では、彼がまったく動じず迷走しない相手ならどうだろう?そう、例えば洸稀のように、お互いにズケズケとモノが言い合えてゲラゲラ笑い飛ばせす女性と結ばれれば、ここまで右往左往せずに済むのではないだろうか……?

さて、当の洸稀ですが、彼女は彼女でなんとも複雑な恋愛をしている様子。いやもちろん、不倫ではない。彼女はそんなヘマはしない。だからどんなに意中の男性が距離感を詰めようと「一緒に朝を迎える」ことを提案しても、一切動じないフリをして、残りがひとつ残さず彼の部屋を去っていく……そうやって「恋愛のいいとこ取り」をしたい洸稀にとっては、向井くんを恋愛対象として見れない理由がありすぎたのだ。