こんにちは、久田和弘です(^^)
「”恋愛と結婚が女性にとっての最高の幸せ”へのアンチテーゼ」がテーマでもある「こっち向いてよ向井くん」という作品ですが、物語は10年前に自身をふった元カノをいまだに引きずる主人公・向井くんのなんてことないいつもの日常からスタートします。
向井くんはふられた原因について「自分に”男としての甲斐性”がないから」と考えたまま、気づけば30歳を過ぎ、その間彼女ナシ。恋愛のいざこざも結婚どうのも自分とは無関係だなと思いはじめたころ、向井くんの勤め先に派遣として入社したばかりの中谷さんという女性とひょんなことから仕事終わりに「ふたりきり」で夕飯を食べることに。向井くんは仕事で悩んでいる(ように見える)中谷さんの話に耳を傾け、適度にリアクションを返すという「頼れる男アシスト」でさりげなくフォロー、見事成功!そのとき脳内でチラついていたのは、後輩が言っていた「可愛いからほかの男社員が狙っている」というなにげないひと言……。
向井くんはこのとき、静かに「男としての勝利」を確信したのでしょう。
が、その矢先、中谷さん帰宅後の飲食店でたまたま人狼ゲームに興じていたグループに混ぜてもらった向井くんは、そこに参加していたとある女性の「守るってナニー?」というひと言に思わず反応してしまい……。
