こんにちは、久田和弘です(^^)
霧島の本性のようなものを垣間見た吉乃は、すぐさま実家の祖父に電話で「今すぐ帰りたい」と直談判するがまったく応じる気配がない。それどころか「1年は帰ってくんな」と言われる始末。
「1年かけてその深山の倅を死ぬほど自分に惚れさせたれ」
「そんで1年経ったら容赦なく捨てて帰ってこい」
「それが男に一番効く復讐じゃ」
「来世は他人がいい」2話93Pより
どうやら、周囲の男どもはまるで役に立たないらしいという事実をようやく受け入れた吉乃は、「その体売ったら」と何気なくくちにした霧島の願いを叶えるべくとある行動に打って出る。吉乃としては完全に当てつけのつもりだったが、予想に反し霧島は大喜び…というか大興奮し、吉乃に縋りつき求婚。
「俺の人生メチャメチャにして」
2話107Pより
…まったくの誤算。吉乃の考えでは、霧島に啖呵を切ってあっさり捨てられ、そのまま大阪に自力で帰る計算だったはずなのに…あれ、おかしいな?どうやら相手の恋情を呼び起こしてしまったようだ。いや恋情というより、もっと気持ち悪い、執着心よりもネットリした何かしらの感情を刺激してしまったらしい…。
その後、吉乃には、霧島が強制的に仕込んだGPSにより追いかけ回される日々が待っているワケだが…これだけでも「身分の差を超えた極道恋愛モノ」という枠に収まり切らない作品であることはご理解いただけたであろうか?
