こんにちは、久田和弘です(^^)

「”来世は他人がいい”という作品は最近よくある極道恋愛モノのなかでも最高に気持ち悪い」

という作品紹介をして前回は終わりましたが、そういえば、こういう言い回しはいままでほとんどしたこと無いですねぇ…。

それくらい、本当に「気持ち悪い」んです…特にヒロインの相手役・深山霧島が……。

 

 

俺の人生メチャメチャにして

最初の説明通り、この物語の舞台は極道だけあり、登場人物のほとんどが暴力団を血筋に持つ訳ありです。上記した深山も例外ではなく、彼は指定暴力団深山一家の総長の孫として、表向きでは若手集の世話役や指示などを引き受けつつ、高校生活も無難にこなしてるという、フィクションだから出来るとんでもな設定の持ち主。
…ちなみにコイツ、学校ではモテまくってる。ただ、単純にキャーキャー言われるのとは少し、イヤ、大分違う、なんというか…彼を慕う視線がすべて粘着質なのだ。
表面では笑みを絶やさない優男なのに、裏では慕った女性を粘着質に変えてしまうくらい、魔性な「なにか」が潜んでいる…例えば、家の裏側の仕事の多くを彼が仕切っている部分も関係しているとしたら。
物語の要所要所で彼が暗躍する場面では、物事が深山一家の都合よく動くよう根回しやフラグ立て、時には邪魔な人間を消す描写が度々登場します。