こんにちは!久田和弘です(^^)
龍が統べる世界が舞台の『皇国の守護者』にて、皇国の陸軍に所属する新城とその部下西田は、突如あらわれた帝国軍の侵略によって、数百年による長き平和を打ち破られ、戦いを余儀なくされます。
第一大隊第二中隊所属の中尉である新城に対し、西田は独立捜索剣虎兵第十一大隊大二中隊の小隊長…。たしかこの部隊は十一大隊あったはずなので、つまり、西田は新城より格下。それも部隊のなかでは下から数えたほうが早いでしょう。
それにしても、西田の登場回数はほんの僅かですが、そのほとんどに新城と気軽に接する様子が描かれています。元々ふたりは知った仲なのか、帝国侵略以前の野党刈りをしていた頃は上下を超えた付き合いをしていた(それが出来るくらいには平和だった)のか、はたまた別の理由か―――個人的に気になるところですが、もうすこし先を読み進めていきましょう。
これ以上酷くならないために出来ることを全力で
この作品に個人的に惹きつけられる理由は、最初から「負けている」ところです。
帝国が攻めてきた時点で、皇国はすでに負けている。誰もが「あんな大国がこんな小さな島国に興味をしめすはず無い」と思っていたのに、一番考えたくなかったことが現実になってしまった…。
だからまず、陸軍がすべきは街の中央まで攻められるのをなんとしても阻止しなければならない。しかし早くも前線は崩壊し、命令系統は滅茶苦茶。
やがて待機を命じられていた新城・西田がいる部隊は、急遽帝国を迎え撃つための判断に迫られます。
