こんにちは!久田和弘です(^^)

前回から『皇国の守護者』の話をしているワケですが、自分が気に入っている「西田」というキャラクターにまずはフォーカスを当ててみようかと。というのも、西田は1巻の割と早い段階で、作戦中仲間を逃がすため自ら囮となり死亡するキャラクターなので、ストーリー全体を通すと活躍の機会はわずかですが、それを上回る生き様が色濃く描かれているあたりが、伊藤悠にしかだせない魅力なのかもですね!

 

 

西田少尉死亡までの展開で好き嫌いが別れる

前回も書きましたが、この作品は本当に「濃い」ので、正直好き嫌いは別れると思います。バトルものが好きな人も、軍隊内部の序列をここまでやるの?!ってくらい複雑に描写されたシーンや説明を読んだら、「無理」と投げ出してしまうのでは。いっときますが、単純な肉弾戦はここには一切登場しません。戦争ものなので銃撃戦は多いですが、それは「最後の手段」といいますか、この意味が分かる人は多分好きになってもらえるはず。
 

西田少尉の人物像

以下、1巻に掲載された人物紹介から西田少尉の記述を以下に引用しました。
新城を慕う後輩。中退の戦線離脱を援護。
引用元:『皇国の守護者』1巻2Pより
新城とは、この物語の主人公「新城直衛」のことです。1巻は新城率いる部隊が盗賊を捉え殺すシーンからはじまりますが、命乞いする盗賊に対し、容赦なく笑顔で引き金を引き彼らを「始末」していく新城の様子から、「快楽殺人者」という一面が見えてきます…。