こんにちは!久田和弘です(^^)

前回までのテーマに取り上げた『マイ・ブロークン・マリコ』、お話しもそうですが、絵のタッチも個人的にとても好きです。変な言い方になってしまいますが、なんかね、「ちゃんとマンガ」なんですよ。ちゃんとひとりひとり個性によって描き方が異なるキャラクターとか、デフォルメされつつ大袈裟な表情はマンガにしか出せないし、衝撃的なシーンを劇画チックでアップに写すとか、全部ひっくるめて出来ちゃうところがマンガのおもしろいところだし、それがうまい具合に詰まっている作品なんですよね~~。

 

 

やっぱりマンガが好き!

『マイ・ブロークン・マリコ』はストーリーだけ見ると所謂「泣ける作品」なのかもしれませんが、マンガ表現にしか出せないタッチで1ページごとに迫力のある人物像や場面を描き出しているところが一番の魅力だと自分は思うし、あらためて「マンガってやっぱっりおもしろいなぁ」なんてつい嬉しくなってしまいました!
なんて初心にもどりつつ、次のテーマを探していたところ、発見したのが「伊藤悠」というマンガ家です。
伊藤悠はとあるアニメのキャラデザをやっていたキッカケで知ったのですが、学生時代存在だけ知っていて未読だった『皇国の守護者』だったり、手塚治虫文化賞を受賞した『シュトヘル』だったりと、作品数は少ないですがひとつひとつが濃い物語を描く方なのです。
そしてなにより絵が良い!!最新作『オオカミライズ』の絵のタッチにすっかり惚れ込んじゃいました…。