こんにちは、久田和弘です!
前回、「うらみちお兄さんと愉快な仲間たち」と称し、主人公を取り巻く滑稽な大人たちの特徴を自分なりにまとめましたが、いかがでしたか??
兎原の不思議なところは、意外とうらみちのことを「よく見ている」んですよね。
例えば学生編で、既に体操選手として期待されていたうらみちを、兎原は「自分とは無関係の雲の上の存在」としか認識していません。ところがひょんなキッカケで寮が同室になってしまったことで、兎原はうらみちのスター性に秘められた「”体操”しな知らないまま成長してしまったゆえの純粋無垢な性」を発見します。最初はとっつきにくいうらみちをただ苦手としていたけれど、それは純粋ゆえコミュニケーション方法を知らないだけで、人が嫌いなわけではない…そのことに気付いた兎原は、だから大人になってもウザ絡みをやめないのかも。
うらみちお兄さんと「愉快な」仲間たち
次に、兎原と同じくうらみちの大学の後輩で元ルームメイトを紹介します!
熊谷みつ夫(人に寄り添う優しさはあっても、ときに相手が泣いても平気で無視する、自分にも周囲にも無自覚スパルタ人間)
基本仕事一筋な真面目人間。曲がったことが大嫌いで、兎原のように根性がひねくれた人間は放置するか、周囲に迷惑をかけるようなら地獄まで追いかけて永遠説教をくらわすくらい極端(というか、そもそも根性がひねくれた人間は人間として認識していない節もある…)。
ただ単に職場優先!というわけではなく、相手が無理矢理自分の言い分を通そうとした場合、たとえそれが上司でも平気で歯向かう、芯の通った正義感と優しさの持ち主。普段は無愛想だが、それは「保身のため目上の人間にヘラヘラして見せる」態度が嫌いなだけ。
ただ気に入らないことがあったり、相手に寄り添っているつもりが途中スパルタ教育をかましていたりと、無自覚に物理に頼るところが玉に瑕。
