こんにちは、久田和弘です!
前回は『うらみちお兄さん』の概要をザックリお伝えしましたが…最後に書いたとおり、この作品のポイントはずばり「ギャップ」だと思うのです。主人公・うらみちの「おっさんな私生活→でも精神面は極端にナイーブ」だったり、「仕事では(いろんな意味で)本音と建前を使い分ける→高い身体能力を活かすことを諦めたけど本人はけっこう満足してる」などなど、シビアな現実に立ち向かうため病的なくらい真面目に挑むうらみちの姿が読者の哀れみと愛おしさを刺激するのかも…。
表田裏道とは(諦めが肝心だと言いつつ、じつはいろいろ葛藤してる)
ちなみに1話は↓から試し読みできます。
https://comic.pixiv.net/viewer/stories/23921
(こちら、掲載時期を見たら2017年になっていたので、つまり5年は連載が続いているということか…。毎回1話完結なので、そう考えるとけっこう長く続いている作品なんですね~それくらい人気が高いということでしょうか。)
初っ端から子どもたちに声が枯れていることを指摘されて「ただの酒焼け」と答えるお兄さん…。そして「しんどい・つらい」を連発し、こういう大人になったらダメだよと子どもたちに諭していく……。
これらの描写は一見「うらみちお兄さんが子どもたちに社会の厳しさを前もって教えている(もちろんギャグとして!)」ようですが、所々でシビアになり切れないあたり、彼が一番「夢を諦められない大人」なのかもしれません。
