こんにちは、久田和弘です!
前回まで『かぐや様は告らせたい』という作品について語ってきましたが、考えれば考えるほど、「王道ラブコメディの良さてんこ盛り」という特徴が見えてきて、これが唯一無二の魅力なのかもなぁと思った次第です(^^)
…さて、次に扱う作品ですが、久田脳内で勝手に「かぐや様は告らせたい→恋愛→夏」が連想されまして。ということで「夏」をテーマにしたマンガの魅力をまとめていきましょう!!
「夏」の永遠性について
日本の四季のなかで最も短い期間の夏。気温上昇によるものか、それとも誰もが薄着にならざるを得ないためか、どちらにせよ開放的な気分になるこの季節は、特に学生にとっては焦燥感も入り交じる複雑な時間でもあると思います。
なぜなら、季節自体は短いのに、一方で「夏休み」は飽きるほど長いから。
ぼんやりしていると夏はすぐ終わってしまうから、一ヶ月以上ある夏休みの間になんとしてでも記憶に深く刻み込まれるような思い出をつくらねば―――そうやって焦燥感に駆られた学生たちは、誰もが「夏の永遠性」に思いを馳せるのでしょう。
「あぁ、夏休みが、この季節が永遠に終わらなければいいのに…」
本当に「夏が永遠に終わらなく」なったとしたら…
この「夏の永遠性」をじっさいに作品化したものは複数ありますよね。
例えば、『うる星やつら』の映画は有名所ですし、その他にも探せば夏をテーマにした恋愛モノやSFはザクザク出てくるでしょう。
…リアルに想像してみると、すぐに過ぎ去ってしまうからこそ魅力的な夏が永遠に繰り返されるって、結構怖くないですか…?
