かぐやとは生い立ちも人間性も真逆の白金は、努力と人望が認められ、生徒会長の座まで昇りつめた、秀知院学園内でも唯一の存在。かぐやが恋をしたのはそんな彼の才能ではなく、誰よりも優しくて面倒見が良い、だからいつも損ばかりする、そんなあたたかい一面に気づけたからこそ、なんとしても手放したくない。
白金も同様に、彼がここまで無理をするのは、冷血な態度の裏で泥をかぶろうとも必死に誰かをかばうかぐやの姿を見てしまったから、そんな彼女のためにすべてを賭ける思いでいるという…。
…まぁ、ふたりがさっさとくっつけばなんの問題もないのですが。
どう見ても普通ではないキャラクターたち3
さて、この作品の醍醐味のひとつは、「裏ヒーロー・ヒロイン」がいることですね。白金・かぐやが表ヒーロー・ヒロインなら、裏ヒーローは↓なる人物のようです。
石上優(死にたくなったので帰ります)
生徒会会計。…なんか、いつの間にか生徒会メンバーに混じって登場するようになった人物で、最初はまったく存在感がなかったけれど、ストーリーが進むごとに恋愛沙汰に自ら首を突っ込んでいく、まさに裏主人公。
登場したばかりの頃はサボるために生徒会室にゲームを持ち込んでいたと思いきや、玩具メーカーの次男で会計も見ているというようなので、一応学校でもちゃんと仕事はしている模様。
元々内向的な性格だが、中学時代の「とある事件」をキッカケに対人関係への恐怖心に拍車がかかり、ゲームやアニメに逃げ込むようになる。が、秀知院学園入学後、事件の真相を調査したうえで石上に責任はないと判断した生徒会からスカウトがかかる。
特に人間性を見込んでくれた白金には非常に懐いていて、ふたりきりで他校の文化祭デートをしちゃうくらい仲良し(かぐやを放置して)。
