萩原朔太郎を「掬いとった」その先5
こんにちは、久田和弘です。
女を自身の創作の道具としてあつかう白さんと、そんな彼に心酔する朔くん…
歪でどこか淫靡なふたりの関係性は、北原白秋・萩原朔太郎の師弟関係をモチーフにしているにしろ、少々「やりすぎ」感が気になるといいますか…(T_T)
愛国者と文学
なんというか、『月に吠える』=「朔太郎の詩の完成」というか。私はその「完成に至るまでの過程」が気になっていて。わりと、朔くんというのは、朔太郎さんが自分の詩風を確立させる前の模索期間が一番のベースになっているので、それもあるのかなと思っていますね。
以上、原作者の清家雪子氏による言葉です。
萩原朔太郎の詩の完成までの過程が物語のベースになっているのなら、最後に待ち受けているのは「愛国者」という終焉です。
自身の絶望を吐き出し、最終的に日本主義を謳う、そんな独自の方法がやがて現代史の父と呼ばれるまでになるには、師である北原白秋を否定するまでの道のりを歩かざるを得ない。
そんなふたりの関係に割り込んで…イヤ、関わってくるのが、自称朔くんの弟子にして弟の「ミヨシくん」です。
引用元
