産まれてきてくれてありがとう8

 

前回、可愛らしい見た目とは真逆の魅力を持つキャラクターふたりを紹介しました!

綾女も紅葉も、お互い異なる「業」を抱える人物だからこそ、彼らが物語上どのように呪いと向き合っていくかが鍵になりますが、詳しくは読んでからのおたのしみということで!!

 

 

ヒロインを取り巻く草摩家の人々4

さて、今回は最後ということで、フルバの要素のひとつでもある恋愛フラグ立てまくりのキャラクターを紹介していきます。
 

草摩楽羅

草摩夾のことを愛してやまないイノシシ憑きのエキセントリック少女。
なぜか夾への愛情表現がすべて暴力と化してしまう。
幼少期に一族から嫌悪され、いつもひとりでいた彼の遊び相手になり、世話を甲斐甲斐しくする姉のような存在だったけれど、とあるキッカケでふたりの関係性が崩れてしまった過去があり、結果彼女は意識的に「忘れたフリ」をすることに決めたという、恋情に隠された重い設定がキツイ。
 

草摩依鈴

馬憑きで妖艶な雰囲気の美少女。
両親の不仲により精神的に追い詰められてしまい、心身を壊した自身の唯一の味方になってくれた潑春と恋仲になるも、草摩家にバレてしまい別れることに。
草摩家が抱える問題の元凶が呪いにあると確信し、呪いを解こうとひとり奔走するも、キッカケがつかめないことに苛立ちがつのり、依鈴を理解しようと近づく透に辛くあたってしまうが、それらの言動に一番傷ついているのは彼女自身だったり…。
 
楽羅・夾・透の関係性や、依鈴の戦いによってようやく明かされる呪いの正体など、すこしずつ物語の核心にせまるキャラクターがこのふたりなのかも。