産まれてきてくれてありがとう7

 

前回は、出番は少ないまでも非常に個性的且つ「彼らがいなければ物語が急展開を迎えられない!」というキャラクターふたりを紹介しました。

特に紅野は、超・超要注意人物です。そして紫呉とはまた違った意味での危険人物だったり…

 

 

ヒロインを取り巻く草摩家の人々3

今回は、由希と透の心の成長に深く関わるキャラクターを紹介していきます。
彼らもメインで登場はせず当番会が数回ある程度ですが、狂言回しのように透や由希の心をかき乱しつつ、様々な影響をあたえる役回りでもあるので、見過ごせない。
 

草摩綾女

蛇憑きの男性であだ名は「あーや」。由希の兄。
つねにハイテンションでシリアスな雰囲気もぶち壊す勢いだが、同級生の紫呉・はとりは慣れている様子。
自由に生きることを何より重視し、自身でデザインした洋服を置く店を経営しているが、信念を貫くあまり幼少期に弟が発したSOSに気づかないフリをした過去があり、そのことを悔いた結果、弟を溺愛するかなりウザい兄が誕生してしまった…。
 

草摩紅葉

兎憑きの金髪美少年で見た目は幼いが、じつは透たちと同年代。
愛らしい見た目通りの言動のためシリアスな家庭環境のなかで透の最大の癒し的存在。
…のはずが、物語上1、2位を争うかなりハードな過去を持つ人物。
呪いのせいで家族との問題をかかえるキャラクターはほかにもいるけど、紅葉ほど重いものを背負ってはいないのでは…
それでも可愛らしく笑っていられるのだから、ちゃんと逃げずにいろいろと受け止めてきたのだなと思わせるものを持ってる。