『呪術廻戦』から考えるダークファンタジーの定義
こんにちは!
さてさて、ここまで「久田的呪術廻戦の魅力」をザックリお伝えしてきましたが、虎杖の都会っ子感が妙に現実的で、あとこの物語は新宿など都心が頻繁に出てくるため、ホラーは苦手…という方でも意外と馴染めるかも??
ということで、今回の大元のテーマ「マンガのジャンルについて」を改めて考えていきます。
まず呪術廻戦のWikipediaページをひらくと、冒頭に「ダークファンタジー・バトル漫画」と記載されています。
…まぁ、バトル漫画は分かりますよ、見るからにバトルしてますしね。
でもやっぱり気になるのが「ダークファンタジー」。
そもそもダークファンタジーの定義ってどういうものなのでしょう?
とりあえずWikipediaのリンクをたどった結果、以下の内容が記載を発見。
- ファンタジー作品のジャンルのひとつ
- 登場人物たちにとって「不条理な世界観」を描いたもの
- 幻想作品
- 児童文学作品によるメルヘン色が濃い非現実的な演出に対するアンチテーゼ
久田的には、過去に読んだいくつかの文学作品・マンガのなかで↑の特徴に該当するものは確かにあるものの、それら全てが最初から最後まで主人公にとって物事が不条理に進んでいたかといえば、葛藤しながらも最後には「自分なりの答えを導き出す」部分に作者は重点を置いていたように思います。
…そう考えると、多分ジャンル分けにこだわっている作家は意外と少ないのでは?
むしろ、読者の主観で物語や登場人物たちにの心理を捉えた結果、ハッピーエンドかバッドエンドかの極端な二極化に走るあまり、こういった曖昧なジャンルがどんどん誕生しているのかもしれませんよね。
