『呪術廻戦』から考えるダークファンタジーの定義
さて、今回は前回の宣言通り、呪術廻戦を語るうえで欠かせない登場人物のひとり、「五条悟」にフォーカスしていきます!
(正確な概要を知りたい方はWikipediaにかなり細かく記載されているのでそちらを見ることをオススメしますが、この記事はあくまでも久田個人の考察なので、ご了承いただきたい…)
まず、五条は「呪術高専」(呪術師を一人前になるまで育成し、卒業後も仕事の斡旋やサポートを行う機関)の1年担任として登場します。
黒尽くめの服装に長身痩躯、つねに笑みを絶やさない飄々とした態度から、周囲の評判は「アホ」「いい加減すぎる」「信用できない」。
これだけ書くと「なんか弱そう」と思われそうだけれど、じつは彼、世界最強の呪術師なのだ。
おまけに頭も良く機転も利くし意外と生徒思いでイケメン、要するにチート。
五條悟を最強の呪術師たらしめる秘密は彼の「目」にあります。
呪術廻戦は「人間の負の感情から生まれた呪霊を祓う呪術師が活躍する物語」で、彼らは普段から様々なものが見えすぎてしまことから対処療法としてメガネをかけるキャラクターが多く、しかし五条が抱える問題はそれとは正反対に「見えすぎてしまう」ので、仕事中は目隠しを、OFF時はサングラスを必ず身につけているのです。
つまり、五条にとって相手のアドバンテージはつねに丸見え状態なので、戦う前に勝利は確定しているからこそ、最強説が成立してしまうのかも!
