久田和弘、『文豪ストレイドッグス』について考える3
キャラ設定に定評のある『文豪ストレイドッグス』(以下文スト)ですが、果たして文豪をイケメン化するマンガにどんな魅力が隠されているのか…まずは概要を確認してみましょう!!
物語の舞台は横浜。主人公の中島敦が「武装探偵社」という組織に入るキッカケからスタートします。
武装探偵社とは、警察では手に負えない非合法の犯罪を扱う「異能集団」のこと。ちなみに異能とは、所謂エスパーみたいなものですが、文ストオリジナルの重要設定が関係してくるので、後々説明しますね~。
武装探偵社のメンバーはこんなかんじです。
・福沢諭吉:探偵社社長
・国木田独歩:社長代理
・江戸川乱歩:初期メンバー
・与謝野晶子:女医
・太宰治:もうひとりの主人公
・谷崎潤一郎:お手伝いメンバー①
・宮沢賢治:お手伝いメンバー②
…なんかもう、後者2名を「お手伝い」と書いてしまったことが恐れ多すぎて目眩がする(TдT)マジでこの字面なんなの。
ここでは主人公を中島敦と太宰治にしたものの、読者によって感情移入やつい目で追ってしまうキャラクターはそれぞれ異なるでしょうし、誰を主軸に置いても通用してしまうところが文ストの魅力のひとつでもあります。
が、説明上このふたりをメインに据えたほうが分かりやすいので、敢えてそうしました。
肝心の異能についてお話すると、中島敦なら『月花獣』、太宰治なら『人間失格』ってなかんじに、ここで活かされるのが文豪たちが遺した名作なのです!
