久田和弘、『不滅のあなたへ』について語る

こんにちは、久田和弘です。
自分、昔からマンガが好きで好きで、その想いをなんとか伝えたくてこのブログをはじめたのですが、じつは他にもアニメ、映画、アートなどなど、けっこう多趣味なヤローなのです(笑)
そんな久田和弘、だからといって「この○○時代に描かれたヴィーナスの誕生がテーマの絵画は官能的且つ母性的な美しさに溢れている」なんて発言ができる訳ではなく、例えば現代アートを見て「お、なにこれ、オモロー」とつぶやくレベルなのです。
ちなみに好きな作家リストも脳内にありまして、そのなかのひとりに「鴻池朋子」という女性がメモされているのですが、特に彼女の「ある作品」が大好きなんです。
鴻池朋子は「地底探検」をテーマにした作品をいくつか発表していて、それらを以前「インタートラベラー 死者と遊ぶ人」という個展で披露したのですが、作品集を通しただけでも「地球を底へ底へと未知の場所に突き進むことでしか見えてこない不可思議ななにか」に圧倒されてしまったのを今でもよく覚えています。
だから『不滅のあなたへ』を読んだとき、久々にあの「実態の見えない存在に背中を突き動かされる感覚」に襲われ、説明のつかない不安感に襲われたのでした。一体自分は、この作品の何がそんなに「怖い」のか、この感覚をなんとか言語化できるよう、次回以降ちょっと頑張ってみますね。