久田和弘、『ゴールデンカムイ』について語る
昔、『シャーマンキング』というジャンプ作品にハマっていた時期がありました。(こう言うと絶対年齢バレますね・・・^^;)
一応タイムリーに読んでいなかった方のために説明しておくと、霊界と通信できる特殊能力を持つ少年・少女らがくり広げるバトル漫画、といったところでしょうか。
この作品に、主人公の仲間として「アイヌの少年」が登場するのですが、アイヌの守り神である精霊と共に戦う姿が何度も誌面に登場していたので、覚えている方は多いでしょう。
『シャーマンキング』の場合、上記したように「シャーマン=霊との交信」をメインに物語が進むので、かなりファンタジックな内容だったのですが(絵柄が可愛らしいのもこの”ファンタジックさ”の演出に一役買っていたのではないかと)、今回ご紹介する『ゴールデンカムイ』は、「地上で生き抜くアイヌたち」を基盤としているので、まったく真逆の位置にいると言えるでしょう。
そもそも、「アイヌ」という種族は、「神との共存」を大切にしているそうです。
我々も「八百万の神」のように、神様と同居する生活を自然と受け入れる環境にしますが、アイヌは神を神聖視するというより、「私たちの隣に、当たり前に存在する」と考えているのだとか。
そんなアイヌの生き方と、ひとりの戦争帰りの青年との「人生」が混ざり合い、不可思議な化学反応を起こすところが、久田和弘が考える『ゴールデンカムイ』の魅力ですね。
